都市開発ニュース
Swingがデザインコンセプトの大屋根のある駅舎を整備する「西武球場前駅リニューアル」!!狭山丘陵の風や野球観戦の熱気、人々の感情の揺らぎを表現!!
ビルの壁面にくっついた屋外階段が特徴的な「Ave.Takanawa(アベニュータカナワ)」!!品川駅高輪口エリアの未来を切り開く先駆的プロジェクト!!
閉店した旧ベスト電器福岡本店跡地で再開発が本格化 「ベスト電器福岡本店・みすず庵共同ビル建て替え」!!天神ビッグバンが進む天神中心部でホテルを中心とした新たな大型プロジェクト!!
千葉県大網白里市・大網駅南側一帯約18haで新たな開発構想が進む「大網駅南地区まちづくり」!!自然と調和した駅前集約型コンパクトシティ実現へ!!
ミキプルーンで有名な古代遺跡風の「三基商事ビル」など計6棟を解体する「渋谷三丁目9番地上解体工事」!!総延べ1.3万㎡超の街区を一体開発へ!!
幕張本郷にプラウドシティか!?遂に現地にお知らせ板が掲示された「(仮称)習志野市鷺沼4丁目計画新築工事」!!総戸数500~700戸クラス×2街区!!
旧こどもの城跡地などで計画が進む未来の文化・交流拠点「神宮前五丁目地区まちづくり事業」!!中央図書館移転を核とした約3.8haの大規模再開発!!
越中島が倉庫街から湾岸エリアの新たな複合都市へ進化する「越中島開発グランドビジョン」!!2034年度以降の供用開始を目指す壮大な計画!!
さいたま新都心駅直結の複合施設「ekismさいたま新都心」!!北斗星ルームもある賃貸住宅のほか商業や共創拠点を一体開発!!
歩道橋(南北接続デッキ)が開通した「長崎駅東口駅前広場」!!西九州新幹線時代の新たな長崎の玄関口として令和9年夏頃完成へ!!
駅前広場再整備や駅北側への東西自由通路の新設などが計画されている「蒲田駅周辺再編プロジェクト」!!駅・まち一体の大規模再編が本格化!!
渋谷サクラステージと渋谷ストリームを結ぶ「渋谷駅南口橋上駅舎」!!新南改札に駅ナカも開業し、2027年完成へ向け整備進展!!
イオンモール上尾の目の前で2つの大規模マンション計画が進行中!!総戸数700~800戸規模の「スーパーバリュー上尾愛宕店跡地」と総戸数114戸の「戸田建設上尾寮跡地」がマンションに!!
茨城県守谷市・ニトリやヨークベニマルも進出予定の「新守谷駅周辺土地区画整理事業」!!駅周辺13.5haの大規模開発が始動!!
佐賀駅前・旧西友駐車場跡地の再開発が本格始動「佐賀駅周辺整備事業」!!ホテル誘致や駅前再生で県都の玄関口が大変貌へ!!
TX柏の葉キャンパス駅周辺約273haで進む大規模都市開発「柏北部中央地区一体型特定土地区画整理事業」!!スマートシティ開発やイノベーション拠点整備、都市軸道路・公園整備などが進む!!
新鳥栖駅周辺で住宅や商業、公園などから構成される新たなまちづくり「新鳥栖駅東側まちづくり」!!土地区画整理事業を軸に開発構想浮上!!
耐震化と免震改修でネオ・ゴシック様式の歴史的建造物を未来へ継承!!「日比谷公会堂」で2032年度完成へ向けた大規模改修計画!!
旧そごう跡地を核とした新たな柏の玄関口を整備する 「令和7年度柏駅東口駅前再整備実現化方策検討業務委託報告書【概要版】」!!高さ均等案の複合施設や交通広場の設置、北側新改札口の設置へ!!
イオンモールを事業協力者に決定した「千葉マリンスタジアム再構築事業」!!幕張豊砂エリアでスタジアムを核とするボールパーク型まちづくりを推進へ!!

紀州材×循環型社会の先進モデル「東急池上線石川台駅 木になるリニューアル」!!温もりと機能性が融合する駅へ!!

東急電鉄は、池上線石川台駅において木材を活用した「木になるリニューアル」工事を2026年2月より開始しています。本事業は、駅開業から約100年を迎えた同駅の老朽化対応と機能向上を目的に実施されるものであり、ホーム屋根の建替え・延伸や駅舎内外装、トイレの刷新など、駅全体にわたる大規模な改良が計画されています。

特に和歌山県産の「紀州材」を採用し、全国で初めて「循環型紀州材認証システム」を活用する点が大きな特徴で、環境配慮と森林資源の循環利用を両立する先進的な取り組みとなります。竣工は2027年秋頃を予定しており、機能性の向上に加えて、木の温もりを感じられる魅力的な駅空間の創出が期待されています。

東急池上線石川台駅リニューアルの概要

1.事業の概要
東急電鉄による池上線石川台駅の大規模リニューアル計画
木材活用を軸とした「木になるリニューアル」事業の推進

2.工事の実施時期
2026年2月に着工し、2027年秋頃の完成を予定
約1年半にわたる段階的整備による駅機能更新

3.整備内容の全体像
ホーム屋根の建替え・延伸および駅舎内外装の刷新
駅構内トイレの全面リニューアルを含む総合的改修

4.紀州材の採用
和歌山県産木材「紀州材」を活用した木質化整備
強度・耐久性と意匠性を兼ね備えた国産材の導入

5.環境配慮の取り組み
木材利用によるCO₂排出抑制と炭素固定への寄与
脱炭素社会の実現に向けた鉄道施設整備の推進

6.循環型認証制度の導入
「循環型紀州材認証システム」の全国初適用
伐採から再造林までを担保する持続可能な資源循環

7.利用者利便性の向上
多機能トイレ整備やバリアフリー性向上による快適性改善
多様な利用者に配慮した駅空間への再構築


*木になるリニューアルが実施される東急池上線石川台駅

石川台駅は開業以来、長年にわたり地域住民や通勤・通学利用者に親しまれてきましたが、施設の老朽化が進むとともに、近年の利用者ニーズの多様化やバリアフリー化の要請に十分対応しきれていない面もありました。こうした背景を踏まえ、東急電鉄は安全性の確保と利便性の向上に加え、環境負荷低減を視野に入れた駅改良工事に取り組むものとされています。

池上線石川台駅 木になるリニューアルは単なる設備更新にとどまらず、「木と人がめぐるまちづくり」を掲げる取り組みの一環として位置付けられており、鉄道事業を通じて社会課題の解決に寄与することを目指しているものです。沿線価値の向上と持続可能な都市形成に資する重要なプロジェクトといえるでしょう。

*東急池上線石川台駅 木になるリニューアル後の完成予想パース/出典∶東急電鉄株式会社
*東急池上線石川台駅 木になるリニューアル前の様子

今回のリニューアルでは、ホーム屋根の建替えおよび延伸が大きな柱となっており、これまで一部のみだった屋根をホーム全体へと拡張することで、雨天時の利便性や安全性の向上が図られます。また、駅舎の内外装も全面的に刷新され、視認性の向上や空間デザインの改善によって、より明るく快適な駅環境が実現します。

*大規模改修や新設工事が進められている駅構内トイレ

さらに、駅構内トイレについても大規模な改修が行われ、多機能トイレの新設や既存トイレの機能向上により、誰もが利用しやすい設備へと生まれ変わります。これらの工事は2026年春以降に段階的に進められ、営業を継続しながら計画的に整備される予定です。

本事業における大きな特徴の一つが、和歌山県産の「紀州材」を活用する点です。紀州材は古くから質の高い木材として知られ、強度や耐久性に優れるだけでなく、木目の美しさや色合いの良さといった意匠面でも高い評価を受けています。

*東急池上線石川台駅の駅舎は五反田・蒲田の両方面にそれぞれ設けられており、駅舎開業から約100年が経過している

石川台駅では、この紀州材を構造材や仕上げ材として積極的に取り入れることで、利用者が自然素材の温かみを感じられる空間づくりが進められます。また、木材利用は鉄骨造に比べて建設時のCO₂排出量を抑制できるほか、炭素を長期間固定する効果もあり、環境負荷の低減に大きく寄与するものとされています。こうした取り組みは、脱炭素社会の実現に向けた鉄道事業者の新たな役割を示すものといえます。

*東急池上線石川台駅周辺の街並み。低層の住宅や商店が混在している

今回のリニューアルでは、和歌山県が整備した「循環型紀州材認証システム」が全国で初めて導入される点も注目されます。この制度は、使用する木材が紀州産であることを証明する従来の仕組みに加え、伐採後の森林が確実に再造林されることまでを保証するものです。

これにより、木材の利用が森林資源の持続的な循環につながることが担保され、環境に配慮した資材選定がより明確になります。石川台駅の整備を通じて、都市部での木材利用と地方の森林整備が結び付く新たなモデルが示されることになり、今後の公共施設整備にも波及効果が期待されます。

*リニューアル後はホーム全体に屋根が設置される

駅利用者への影響を最小限に抑えるため、工事は安全対策と周辺環境への配慮を徹底しながら段階的に進められます。現地の掲示によると、2026年4月から7月頃にかけて多機能トイレの新設工事が予定されており、昼間と夜間に作業時間を分けることで利用者への影響軽減が図られます。また、低騒音施工や適切な施工管理を行うことで、日常利用への支障を抑える取り組みが進められます。

リニューアル完了後は、バリアフリー性の向上や設備の充実により、高齢者や障がいのある方、子育て世帯など多様な利用者にとって快適で使いやすい駅へと生まれ変わる見込みです。地域に根ざした駅としての魅力も一層高まることが期待されます。

出典∶東急電鉄株式会社 和歌山県産「紀州材」を活用した池上線石川台駅“木になるリニューアル”が始まります!

最終更新日:2026年5月5日

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