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東急電鉄目黒線・東横線・田園都市線で運行している通勤型車両「3000系」「5050系(8両編成)」「5000系」を大規模リニューアルへ!!
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ドバイに建設される世界で最も高い屋外インフィニティプールが設けられる超高層複合施設「トランプ・インターナショナル・ホテル&タワー・ドバイ」!!
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「TOTTEI PARK(トッテイパーク)」プロジェクトが国土交通大臣により優良な民間都市再生整備事業計画に認定!!新施設「TOTTEI PARK 緑の丘」は2025年6月20日にグランドオープンへ!!
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岡山市で計画が進む1万人規模の新アリーナ計画「岡山市多目的屋内施設(アリーナ)整備事業」!!新たなイメージや概算事業費などが公表!!
JR松山駅前に5,000席以上のアリーナ計画「松山市車両基地跡地広域交流拠点施設整備」!!
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東急電鉄目黒線・東横線・田園都市線で運行している通勤型車両「3000系」「5050系(8両編成)」「5000系」を大規模リニューアルへ!!

東急電鉄は2025年5月8日、目黒線・東横線・田園都市線で運行している通勤型車両「3000系」「5050系(8両編成)」「5000系」について、大規模なリニューアルを実施すると発表しました。これらの車両は、いずれも導入から約20年が経過しており、今後のさらなる安全性・快適性向上とブランドイメージの刷新を目的として、エクステリア(外観)およびインテリア(内装)デザインを一新します。

目黒線の3000系は2025年秋ごろから、東横線の5050系(8両編成)は2025年冬ごろ、田園都市線の5000系は2026年春ごろより、それぞれ順次営業運転を開始する予定です。新デザインは、2018年に導入された2020系シリーズのデザインコンセプトを継承しつつ、社内公募で寄せられた多くの意見を反映し、丹青社の監修のもとで開発されました。

車体にはコンセプトカラー「INCUBATION WHITE(インキュベーション・ホワイト)」が基調として採用され、路線カラーを取り入れたグラデーションラインによって、調和・多様性・美しさを表現しています。また、内装面では全体に落ち着いた色調を取り入れるとともに、フリースペースの増設など、ユニバーサルデザインの観点からの改良も図られます。今回のリニューアルでは、計468両(54編成)が対象となり、そのうち一部車両では車外のみのリニューアルとなる予定です。

→東急電鉄株式会社 目黒線、東横線、田園都市線で運行している車両をリニューアルします!~導入から約20年が経過した車両をリフレッシュ~

東急電鉄車両リニューアルの概要
  1. 対象車両とリニューアル目的
     東急電鉄は、目黒線3000系・東横線5050系(8両)・田園都市線5000系の3形式を対象に、導入から20年以上が経過したこれらの車両の安全性・快適性の向上とブランドイメージ刷新を目的とした大規模リニューアルを実施。
  2. リニューアル実施時期
     3000系は2025年秋ごろ、5050系(8両)は2025年冬ごろ、5000系は2026年春ごろから順次リニューアル車両が営業運転を開始する予定。
  3. デザインコンセプトと監修
     新デザインは2020系のデザインコンセプトをベースに、社内公募による意見を反映し、デザイン会社「丹青社」の監修によって開発。
  4. 車体のエクステリアデザイン
     車体には白色ベースの「インキュベーション・ホワイト」が用いられ、各路線カラーを使ったグラデーションラインを配置。柔らかく調和の取れたデザインに刷新。
  5. 内装(インテリア)の改良点
     落ち着いた色調を基調とした空間づくりに加え、フリースペースの増設やユニバーサルデザイン対応の設備強化など、快適性・利便性が向上。
  6. リニューアル対象両数
     合計468両(54編成)がリニューアル対象で、このうち一部車両では車外のみの更新となる予定。
  7. ブランド戦略との連動
     今回の取り組みは、東急電鉄が目指す「都市生活の質の向上」と「鉄道ブランド価値向上」に資するものであり、グループ全体のデザイン統一と顧客満足度の向上にも寄与。

出典:東急電鉄株式会社

目黒線で運行されている3000系車両は、1999年に運行を開始した通勤型電車で、「すべてにやさしく美しい車両」をコンセプトに設計されたものです。今回のリニューアルでは、導入から四半世紀近くを経た車両の魅力を再構築し、より親しみやすく、現代の都市鉄道にふさわしいデザインへと生まれ変わります。外観には、2020系シリーズに準じた柔らかな印象を与えるフロントマスクが採用され、まるで“車両が微笑んでいるような”表情を演出。

車体側面には目黒線を象徴する路線カラーのグラデーションラインがあしらわれ、地域社会や乗客との一体感を強調しています。また、デザイン公募には社員から41件の応募があり、選定された案は丹青社の監修により洗練された形で具現化されました。内装においても、沿線風景を反映した落ち着きのある配色が採用され、乗客にとって心地よい空間を提供。加えて、車いすやベビーカーの利用を想定したフリースペースが増設されることで、利便性も向上します。目黒線3000系の新デザインは、2025年秋以降の運行開始を予定しており、次代の都市型通勤電車のスタンダードを示す存在となるでしょう。

出典:東急電鉄株式会社

東横線の主力車両である5050系(8両編成)は、2004年より運行を開始し、現在では副都心線や東武東上線、西武有楽町線などとの相互直通運転にも対応する多機能な車両です。今回のリニューアルにおいては、外観デザインを中心に大幅な変更が施され、乗客に新鮮な印象を与えるとともに、東急線全体としての統一感あるブランドイメージの確立が目指されています。特に注目されるのは、車両正面に施された表情豊かなフロントデザインで、見る人に親しみや安心感を与える「笑顔」をモチーフにしています。

車体側面には、東横線のイメージカラーである赤を基調としたグラデーションラインが走り、駅や沿線の風景と調和しながらも、個性的な存在感を放ちます。車内も刷新され、インテリアはやわらかく落ち着いた色彩で統一。東急線沿線の自然や街並みを意識した空間づくりがなされています。また、乗客がより快適に利用できるよう、各車両には多目的に使えるフリースペースが増設され、ベビーカー・車いす利用者を含むすべての人にやさしい設計が施されています。5050系のリニューアル車両は、2025年冬以降に順次運行を開始予定で、今後の東横線の新たな象徴となることが期待されます。

最終更新日:2025年5月10日

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