羽田空港第1ターミナル北側で建設が進む「第1ターミナル北側サテライト施設」は、将来の航空需要拡大と旅客利便性向上を目的とした新たな出発・到着ゲート施設です。2024年5月に着工し、2026年夏頃の供用開始を予定しています。
6スポットを備える施設は、羽田空港初となる木造・鉄骨ハイブリッド構造を採用し、環境負荷低減と快適性を両立する先進的なターミナルとして整備されます。また、第1・第2ターミナル再編計画の一環として、空港全体の機能強化や乗り継ぎ利便性の向上にも寄与する重要なプロジェクトとなっています。
第1ターミナル北側サテライト施設の概要
1.計画の概要
羽田空港第1ターミナル北側に整備される新たなサテライト施設の建設計画。
航空需要拡大と旅客利便性向上を目的とした出発・到着ゲート施設の整備。
2.整備の背景
空港機能強化と将来の需要増加に対応するための増築プロジェクト。
ターミナル混雑緩和と処理能力向上を図る基盤整備。
3.施設規模と機能
地上3階建て・延床面積約21,000㎡、6スポットを備える施設計画。
出発・到着双方に対応したゲート機能を有するターミナル施設。
4.工事スケジュール
2024年5月着工、2026年夏頃の供用開始を目指す事業計画。
約2年間にわたり整備される空港インフラの拡張事業。
5.構造の特徴
羽田空港初となる木造・鉄骨ハイブリッド構造の採用。
国産木材を活用した環境配慮型の混構造建築。
6.環境・省エネ対策
太陽光発電や高性能断熱などによるエネルギー消費削減の取り組み。
ZEB Oriented認証取得を目指す低炭素型ターミナルの実現。
7.再編計画との連動
第1・第2ターミナル再編と連動した空港全体の機能強化。
乗り継ぎ利便性向上と運用効率改善を目指す将来展望。

羽田空港第1ターミナル北側サテライト施設は、国土交通省による羽田空港の機能強化と航空需要の増加を見据え、日本空港ビルデング株式会社が整備する増築施設です。第1ターミナル北側に新たに整備されるサテライトは、既存ターミナルの混雑緩和と処理能力向上を担います。
さらに、第1・第2ターミナル再編計画の一環として位置づけられ、将来的にはターミナル同士やサテライトとの接続強化、エプロン拡張と一体となった機能強化が図られます。これにより、国内外の乗り継ぎ利便性が向上し、首都圏の基幹空港としての競争力が一層高まることが期待されています。

北側サテライト施設は、地上3階建て、延床面積約21,000㎡の空港旅客ターミナル施設として整備されます。出発・到着双方に対応したゲートを備え、6つの駐機スポットを運用可能とする計画です。
工事は2024年5月から2026年5月末までを予定しており、供用開始は2026年夏頃を見込んでいます。設計は梓設計、施工は大成建設が担当し、大規模かつ先進的な空港施設として整備が進められています。


第1ターミナル北側サテライト施設の最大の特徴は、羽田空港で初めて採用される木造・鉄骨のハイブリッド構造です。1階を鉄骨造、2階以上を木造とする混構造とし、構造材として約1,800㎥の国産木材を使用します。
これにより、従来の鉄骨造に比べて建設時のCO₂排出量を大幅に削減できるほか、木材が持つ炭素固定機能により、供用後も長期的に環境負荷を低減します。また、木材特有の温もりや質感を活かした空間づくりにより、利用者にとって快適で居心地の良いターミナル環境を提供するものとされています。


第1ターミナル北側サテライト施設では、環境配慮型ターミナルの実現に向け、さまざまな省エネルギー・創エネルギー技術が導入されます。太陽光発電パネルの設置や高性能断熱材の採用に加え、高効率空調システムやLED照明などにより、年間一次エネルギー消費量を30%以上削減する計画です。
また、「ZEB Oriented」認証の取得を目指しており、建物のライフサイクル全体を通じて環境負荷の最小化を図ります。これにより、脱炭素社会の実現や資源循環にも貢献する、次世代型の空港施設となります。


第1ターミナル北側サテライト施設は、単体の増築にとどまらず、羽田空港全体の再編と連動した重要なインフラです。人工地盤の整備やターミナル間接続の強化により、空港内の動線が大きく改善され、乗り継ぎ時間の短縮や運用効率の向上が期待されます。

さらに、エプロン拡張による駐機能力の増強や、航空機のタキシング距離短縮といった効果も見込まれ、空港全体の処理能力向上に寄与します。今後のサテライト延伸計画などとあわせ、羽田空港はより高度で持続可能なハブ空港へと進化していくことになります。
出典:日本空港ビルデング株式会社 木造・鉄骨ハイブリッド構造採用の第1ターミナル北側サテライト施設 2026 年夏頃の供用開始に向け着工
最終更新日:2026年5月2日