大阪府門真市の京阪電鉄古川橋駅北側、旧門真市立第一中学校跡地に整備された「門真市立文化創造図書館KADOMADO」が、2026年5月13日に開館しました。図書館を中心に、文化・学習活動や地域交流を支える機能を集約した生涯学習複合施設で、延床面積は約7,000㎡、大きな吹抜けを中心とした開放的な空間が特徴です。
館内には図書閲覧・学習スペースに加え、カフェ、キッチン、アトリエ、多目的室、小ホール、テックラボ、キッズライブラリーなどを配置。さらに、建物外周を屋上までつなぐ「スパイラルガーデン」と、中央吹抜けを巡る「ギャラリーウォーク」によって各階が立体的につながり、図書館と文化・創造活動がシームレスに展開する新たな門真市の文化・交流拠点となっています。
門真市立文化創造図書館KADOMADOの概要
1.古川橋駅北側に誕生した文化・学習拠点
京阪古川橋駅北側の旧門真市立第一中学校跡地に整備された文化創造図書館
図書館を中心に、市民の学びや文化活動、交流を支える複合的な機能
2.約7,000㎡の滞在型図書館
延床面積約7,000㎡の館内に、多彩な図書館機能と学習・交流スペースを配置
中央の大きな吹抜けを中心に、ゆっくりと過ごせる滞在型の空間構成
3.スパイラルガーデンとギャラリーウォーク
建物外周を巡りながら屋上までつながるスパイラルガーデンと館内動線
中央吹抜けを縦につなぐギャラリーウォークによる特徴的な回遊空間
4.多様な学びを支える図書館・学習機能
一般書や専門書、雑誌・新聞、児童書など幅広い資料を揃えた図書館機能
集中して学べるスタディ席やブース席、子ども向けのテックラボなどの学習環境
5.カフェ・アトリエ・小ホールなどの交流機能
館内にはカフェ、キッチン、アトリエ、多目的室、小ホールなどを整備
料理や創作、講座、上映会、音楽イベントなど多彩な活動に対応する施設構成
6.子どもから大人まで楽しめる創造空間
4階のキッズライブラリーには絵本や工作、遊びの場、ベビーガーデンなどを配置
クラフトラボやキッズテラスなど、親子で学び・遊び・創作できる環境
7.門真のものづくりとアートを取り入れた施設
家具やサイン、アート作品などに地域の企業やクリエイターが関わる空間づくり
門真らしさを感じられるデザインと交流を通じて、地域文化を未来へつなぐ拠点

KADOMADOは、京阪電鉄古川橋駅北側の旧門真市立第一中学校跡地に整備された、図書館を中心とする生涯学習複合施設です。施設の目的は、市民の文化・学習活動を支援するとともに、地域の新たな出会いや交流を生み出し、地域活性化を推進することにあります。


施設は「まちの顔づくり」を担うランドマークとしても位置付けられ、門真のまちづくりを先導する拠点として計画されました。愛称の「KADOMADO」は公募によって決定され、175件の応募の中から選定。「門真の窓」として、光や人、知識、情報が行き交う場所となる願いが込められています。

建築を特徴付けるのが、建物中央の吹抜けを巡る「ギャラリーウォーク」と、建物外周部を屋上までつなぐ「スパイラルガーデン」です。2つのらせん状の動線をコアとして、各階に配置された図書館や生涯学習機能、屋外テラスなどが立体的かつ連続的につながる構成となっています。

設計は遠藤克彦建築研究所が担当し、建物内を歩きながら新たな本や活動、人との出会いに触れられる空間を創出。階段やテラスを巡ることで、館内だけでなく周辺の門真市の街並みも眺められる「まちを歩くような図書館」が形成されています。

館内には幅広い分野の図書資料を配置し、一般的な読書だけでなく、学習や仕事、創作活動などにも対応する滞在型の図書館を実現しています。3階には静かに集中できる学習席や半個室型のブース席、グループブース席を設け、学生から社会人まで利用できる環境を整備しています。
さらに、テクノロジーに触れながら学べる「テックラボ」、ものづくりを体験できる「クラフトラボ」、子ども向けの「キッズライブラリー」など、多様な学びの場を展開。4階には絵本の山、ベビーガーデン、キッズテラス、もぐもぐスペースなども設け、子どもや子育て世代が過ごしやすい環境も整えています。

図書館機能だけでなく、市民が交流しながら文化活動や創作活動を行える施設も充実しています。1階には「ROOM1(キッチン)」や地域発信スペース、「Library&CAFÉ」を設け、料理ワークショップや地域イベント、展示・販売などを通じて、地域と人をつなぐ場を形成しています。

2階にはアトリエや多目的室、小ホールを配置し、絵画や工作、ワークショップ、講演会、上映会、ミニコンサートなど幅広い用途に対応。屋上の「スカイテラス」では、小規模なマーケットや青空ワークショップなど屋外ならではの活動も展開でき、図書館を核にした多様な文化・交流の創出が期待されます。


KADOMADOでは、建築だけでなく家具やサイン、アートに至るまで、門真の地域性やものづくりとのつながりを重視したデザインが取り入れられています。1階には門真市出身のアーティスト・emi tanaji氏による作品や、門真の企業とアーティストが連携して制作した金属アートを設置。4階にも「飛躍」をテーマとしたアート作品が配置されています。
家具についても、家具デザイナーの小久保竜季氏がデザインしたオリジナル家具をカンディハウスが製作し、館内の空間と一体となったデザインを実現。さらに、門真の特産品である「れんこん」をモチーフとした3Dプリントベンチなども整備され、地域の産業・文化・人材を施設づくりに取り込んだ、門真ならではの文化創造拠点となっています。
最終更新日:2026年9月15日