神奈川県藤沢市にある日本最大級の創薬研究拠点「湘南ヘルスイノベーションパーク(湘南アイパーク)」において、新たな増築プロジェクトの検討が始まったことが発表されました。運営を担うアイパークインスティチュート株式会社は、産業ファンド投資法人および三菱商事都市開発との連携のもと、新棟(第6棟)の建設を通じて、ライフサイエンス分野におけるオープンイノベーションと研究機能の強化を目指しています。計画中の増築棟は、既存施設と接続される構造で、2028年度冬頃の竣工が予定されています。
→産業ファンド投資法人 湘南ヘルスイノベーションパークでの増築プロジェクト検討の開始について
湘南ヘルスイノベーションパーク増築計画の概要
1. 所在地と施設概要
湘南ヘルスイノベーションパーク(湘南アイパーク)は、神奈川県藤沢市に位置する日本最大級の創薬研究拠点です。製薬、医療、AI、大学、行政など多様な分野のプレイヤーが集結しています。
2. 運営主体と連携体制
運営はアイパークインスティチュート株式会社が担い、産業ファンド投資法人および三菱商事都市開発との連携により、施設の拡張や管理が進められています。
3. 増築計画の背景
研究スペースや共創スペースに対する企業の需要増加を受け、既存施設では対応が困難となっており、増築によって研究開発機能を強化する必要性が生じています。
4. 新棟の計画概要
新たに計画される第6棟は、既存施設と接続される設計で、延床面積は約38,000㎡を予定。現在駐車場となっている敷地に建設されます。
5. 完成と取得スキーム
2028年度冬の竣工を目指しており、完成後は産業ファンド投資法人が取得することを前提に、ブリッジスキームを活用した整備が進められます。
6. 地域発展との連携
周辺では「村岡新駅(仮称)」の開業を含む大規模な都市再開発が進行中で、湘南アイパークの拡張はその中核的役割を担う構想です。
7. 今後の展望
国内外の企業や研究機関のさらなる誘致を視野に入れ、ライフサイエンス分野でのオープンイノベーション拠点として、湘南アイパークは今後も発展を続ける見込みです。

湘南アイパークは、製薬企業や医療系スタートアップ、AI関連企業、大学、行政など120社以上が集まる、国内有数のライフサイエンス研究拠点です。今回の増築プロジェクトは、「世界に開かれたライフサイエンスエコシステムの構築」というミッションのもと、研究開発機能のさらなる拡張と、創薬分野における多様なプレイヤーのニーズに応えることを目的としています。
特に、近年のテナント需要の増加や、賃貸ラボ・共創スペースへの関心の高まりを背景に、複数企業からの事業拠点開設要望が増加しており、それに対応する形でプロジェクトが構想されました。今回、主要テナント候補との基本合意が得られたことを受けて、正式に増築に向けた基本協定書が締結されました。

増築棟は既存の5棟とブリッジで接続され、「一つ屋根の下」というコンセプトのもとで、空間の一体性を維持した形で建築される予定です。対象となる敷地は、現在は駐車場として利用されており、ここに延床面積約38,000㎡の新たな研究開発施設を建設します。開発事業者は、研究施設開発に実績のある三菱商事都市開発が担い、完成は2028年度冬頃を見込んでいます。
完成後は、産業ファンド投資法人が同施設を取得することを視野に、ブリッジスキーム(一定期間後の取得を前提とした契約方式)を活用した運用が検討されています。

湘南アイパークは、2011年に武田薬品工業の研究所として開業し、2018年にオープンイノベーション型の研究施設「湘南ヘルスイノベーションパーク」として再スタートを切りました。現在では、産業ファンド投資法人、武田薬品、三菱商事によって設立されたアイパークインスティチュート株式会社が施設の運営を担っており、国内外の企業や研究機関に開かれたプラットフォームとして機能しています。
2025年1月末時点でのテナント数は127社に達しており、物件取得時の約90社から大幅に増加しています。さらに、湘南・村岡・深沢地区では新駅の開業(2032年予定)を見据えたまちづくりが進められており、アイパークを中核とする地域全体でのヘルスイノベーション拠点形成が期待されています。


湘南アイパークが立地する藤沢市村岡東エリアは、JR藤沢駅や大船駅からも近く、羽田空港へのアクセスも良好です。さらに、2032年頃にはJR東海道線に「村岡新駅(仮称)」が開業予定であり、これにより国内外からの研究者・企業のアクセスが一層向上する見込みです。
新駅の開業を契機とした藤沢市・神奈川県・鎌倉市の共同による都市再開発計画も進められており、湘南アイパークの増築計画は、こうした動きと連動した形で地域全体の発展に貢献することが期待されています。今後の詳細や進捗については、随時公表される予定です。
最終更新日:2025年7月22日

