東京大学西千葉キャンパス跡地(千葉市稲毛区弥生町)で進められている「千葉 学美の杜(東京大学西千葉キャンパス跡地利用事業)」は、野村不動産を代表とする6社コンソーシアムが手掛ける大規模複合開発です。約75,000㎡の広大な敷地を活用し、分譲マンション、学生マンション、サービス付き高齢者向け住宅、戸建住宅、商業施設、介護施設、複合施設などが開発されています。事業コンセプトには「Lifetime Academia ~一生ずっと、学べるまち~」を掲げ、子どもから高齢者までが学び合いながら成長できる文教複合都市の形成が目指されています。
開発の中心には約12,000㎡の「(仮称)西千葉キャンパスパーク」が整備され、千葉大学や地域とつながるウォーカブルなまちづくりを推進。住宅約1,300戸、計画人口約2,600人規模の新しい街として、西千葉エリアの新たなランドマークとなることが期待されています。2026年6月時点では分譲マンションⅠ工区「西千葉レジデンス アベニュー」の建物完成やカスミ西千葉店の開業など街の骨格が見え始めており、2027年以降の本格的な街開きへ向けて整備が進んでいます。
千葉 学美の杜(東京大学西千葉キャンパス跡地利用事業)の概要
1.東京大学跡地を活用した大規模開発
東京大学西千葉キャンパス跡地約75,000㎡を活用した6社共同による文教複合開発事業。
大学・行政・民間・地域住民が連携して進める公民学連携型まちづくりの推進。
2.「一生ずっと、学べるまち」の実現
「Lifetime Academia」を掲げ、多世代が学び合いながら成長できる街づくり。
子どもから高齢者までが交流し、多様な価値観に触れられる共生環境の創出。
3.約1,300戸を擁する文教複合都市
分譲住宅や学生マンション、高齢者住宅、戸建住宅などを整備する大規模街区。
商業・介護・交流機能を備えた約2,600人規模の新たなコミュニティ形成。
4.約12,000㎡のキャンパスパーク整備
街の中心に広場や並木道を備えた大規模オープンスペースを配置。
大学と地域、居住者を結び付ける交流・憩い・学びの拠点整備。
5.ウォーカブルで開放的な街並み形成
歩行者中心の動線計画により安全で快適な回遊空間を構築。
空地率60%超と建物高さ20m以下によるゆとりある都市景観の創出。
6.健康と環境に配慮した先進的な街づくり
建築・景観・健康を支える3つのコードを導入した統一的な街区設計。
千葉大学との共同研究成果を活かしたウェルビーイング重視の都市環境形成。
7.2027年以降の街開きに向けた整備進展
マンションや学生マンション、シニア住宅、介護施設などで建設工事が進行。
カスミ西千葉店開業や公園整備進展による街の骨格形成と開発本格化。

2017年に東京大学生産技術研究所附属千葉実験所が移転したことで生まれた約75,000㎡の跡地を活用する再開発プロジェクトです。2018年から東京大学、千葉大学、千葉市、地域住民らが参加する「東京大学西千葉キャンパス跡地利用協議会」で議論が重ねられ、文教の伝統を継承するまちづくり方針が策定されました。
2021年には野村不動産を代表法人とする6社コンソーシアムが優先交渉権者に選定され、大学・行政・民間が連携する公民学連携型の都市開発として本格始動しました。単なる住宅開発ではなく、教育・研究・地域コミュニティの継承と発展を目指す点が特徴です。


街区全体のコンセプトは「Lifetime Academia ~一生ずっと、学べるまち~」。子どもから高齢者まで誰もが新しい学びや発見に出会える環境を整え、多世代が交流しながら成長し続ける都市を目指しています。
街区名称の「千葉 学美の杜」は、「学び」と「美しさ」を融合させた名称であり、学びを通じて人と人がつながるコミュニティ形成を象徴しています。文教都市・西千葉ならではの特徴を活かした新しい都市モデルとして期待されています。


計画地には分譲マンション約831戸(Ⅰ工区512戸、Ⅱ工区319戸)のほか、学生マンション312室、サービス付き高齢者向け住宅110戸、戸建住宅57戸が整備されます。さらに商業施設、介護施設、複合施設なども配置され、多様な世代が共生する街が形成されます。
開発完了後は約2,600人の人口増加が見込まれており、居住機能だけでなく教育・健康・交流機能を兼ね備えた大規模な複合都市として発展する計画です。駅徒歩3分という立地も相まって、西千葉エリアを代表する新たな街区となりそうです。


街の中心には、千葉大学および千葉市と連携して整備される約12,000㎡の「(仮称)西千葉キャンパスパーク」が誕生します。大学敷地と公園敷地にまたがる大規模なオープンスペースで、街全体のシンボル的存在となります。
園内には南北を貫く最大幅員約12mの並木道や広場を整備し、駅や大学、周辺住宅地を結ぶ歩行者ネットワークを形成します。既存樹木の保存やレインガーデンの導入、生物多様性に配慮したABINC認証取得など、環境共生型の公園整備が進められています。


千葉 学美の杜では「ボーダレスにつながるまち」をテーマに掲げています。街区ごとの境界を感じさせない歩行者中心のネットワークを構築し、誰もが安心して歩ける環境づくりを進めています。
キャンパスパークを中心に各施設をシームレスにつなぐことで、学生、子育て世帯、高齢者、地域住民が自然に交流できる都市空間を実現。空地率約60%超、建物高さ20m以下という計画により、ゆとりある街並みと開放感あふれる景観も創出されます。


街区全体では「アーキテクトコード」「ランドスケープコード」「ウェルネスコード」の3つの指針が導入されています。建築デザインや外構計画に統一感を持たせながら、環境性能や地域との調和を図る仕組みです。
特にウェルネスコードは千葉大学予防医学センターとの共同研究成果を活用し、「学ぶ」「動く」「育む」「憩う」「繋ぐ」の5つをテーマに設定。健康増進を支援するゼロ次予防の考え方を街全体に取り入れ、暮らすだけで健康になれる環境づくりを目指しています。


街区内では野村不動産ウェルネスによるサービス付き高齢者向け住宅「オウカス西千葉」が建設されています。地上6階建て・総戸数110戸で、2026年12月竣工、2027年4月開業を予定しています。
館内にはラウンジ&ライブラリー、フィットネススタジオ、コミュニティカフェ、大浴場、カラオケ&シアターなど充実した共用施設を整備。千葉大学との連携による健康支援プログラムも計画されており、健康寿命の延伸を目指す先進的なシニア住宅となります。


三菱地所レジデンスと大和ハウス工業は、街区内に学生マンション「The Park Hive 西千葉」を整備します。総戸数312室の食事付き・家具家電付き学生マンションで、2027年2月竣工、同年3月開業を予定しています。
千葉大学に近接する立地を活かし、管理栄養士監修の食事提供や交流ラウンジ、24時間サポート体制などを導入。初めての一人暮らしを支える機能を充実させることで、学びと生活の両面をサポートする学生向け居住拠点となります。

2026年6月時点では、分譲マンションⅠ工区「西千葉レジデンス アベニュー」の建物が完成し、植栽や外構工事が進められています。一方、Ⅱ工区は更地化が完了しており、今後の着工に向けた準備が進行中です。
また、「オウカス西千葉」「The Park Hive 西千葉」「介護施設」では躯体工事が進み、建物の姿が見え始めています。2026年5月29日には茨城県つくば市に本社を置く食品スーパー・カスミによるスーパーマーケット「カスミ西千葉店」が開業済みで、キャンパスパークの並木道や広場も整備が進展。2027年以降の本格的な街開きに向けて、文教複合都市「千葉 学美の杜」は着実に完成へ近づいています。
出典
・野村不動産株式会社/三井不動産レジデンシャル株式会社/三菱地所レジデンス株式会社/大和ハウス工業株式会社/総合地所株式会社/東方地所株式会社 不動産開発企業6 社による文教のまちづくり「東京大学西千葉キャンパス跡地利用事業」千葉大学・千葉市と広場空間を創出し、ウォーカブルなまちを実現― 約12,000 ㎡の「(仮称)西千葉キャンパスパーク」が誕生 ―
・三菱地所レジデンス株式会社 /大和ハウス工業株式会社/株式会社ジェイ・エス・ビー「The Park Hive 西千葉」始動 ~2027 年 2 月竣工、3 月開業予定~
最終更新日:2026年6月25日