都市開発ニュース
コツ通りから南千住のタワマン群へ至る新たな道路整備「都市計画道路補助第331号線整備事業」!!立ち退きが進み、高架下の道路工事も進む!!
関電ビルディングやダイビル本館の隣接地に木質オフィスビル「中之島三丁目共同開発Ⅳ期計画」を建設へ!!中之島 四季の丘と連続した緑や歩行空間も創出!!
(仮称)旧上瀬谷通信施設観光・賑わい地区開発事業により整備される「KAMISEYA PARK(仮称)」!!ジャパンコンテンツと最先端テクノロジーを融合した次世代型テーマパークに!!
基本計画策定へ本格始動「(仮称)今治市合同庁舎整備」!!今治の中心市街地に新たな複合的な行政拠点誕生へ!!
埼玉高速鉄道の延伸による新たなまちづくり「地下鉄7号線中間駅まちづくり」!!約120haで定住人口約1万人規模の複合市街地の創出へ!!
曳舟で地上14階・240戸の高層マンションや商業施設から構成される再開発「(仮称)東武曳舟駅前地区第一種市街地再開発事業」!!公共空間の質の向上を図る広場型再開発に!!
町屋駅南側の三菱電機ビルソリューションズ旧本社跡地で計画が進む「(仮称)荒川7丁目計画」!!住友不動産による大規模マンション建設か!?
埼玉高速鉄道が延伸へ遂に始動!!浦和美園〜岩槻間約7.2kmを延伸する「地下鉄7号線延伸」埼玉県・さいたま市が速達性向上事業を要請!!
新横浜プリンスペペ跡地に 「マクニカ新社屋」建設へ!!オフィスとショールームを併設する複合機能型施設に!!
柏の葉キャンパスで竣工・稼働開始したSMCの研究開発拠点「Japan Technical Center」!!柏の葉アクアテラスの親水空間と一体化した近未来建築!!
愛知県稲沢市・名鉄本線国府宮駅周辺で計画が進む「国府宮駅周辺再整備」!!基本計画(案)が公表され、3エリアでまちづくりへ!!
有明に文化機能を核とした新たなにぎわいを創出する「臨海副都心有明北地区1-6区画/1-7区画」!!遂に10年程度の暫定活用を公募開始!!
愛知県知多市の現市役所跡地に複合拠点を整備する「朝倉駅周辺整備事業 北街区の整備方針(案)」を公表!!図書と交流機能を核に屋内型あそび広場や商業機能など多機能整備へ!!
竹芝地区船着場のDX化と水辺活用で新たなクルーズ企画始動!!お台場の巨大噴水・東京アクアシンフォニーと連動した都市型ナイトタイム体験を創出へ!!
生まれ変わる泉中央の新たな拠点「仙台市泉区役所建替事業」!!三菱地所を代表とするコンソーシアムによる施設買取方式の新庁舎整備!!
湘南深沢駅前に広大な空き地が出現!!村岡新駅を中心に約38haの複合都市拠点を形成する「村岡・深沢地区土地区画整理事業」!!
新大阪駅南口一帯の再開発の方向性を示す「新大阪駅南口エリアまちづくりビジョン Vol.1」が公表!!緑豊かで歩き回れる広域交通拠点に!!
事業協力者の募集が開始された「瑞浪駅南地区第一種市街地再開発事業」!!約110戸のマンションや商業・公共施設から構成される複合施設建設へ!!
瀬戸市が推進する地域共創型まちづくり「旧深川小学校跡地や宮前公園で交流拠点の形成」!!多世代交流と新たな賑わい創出へ!!
開業1周年目前で存在感高まる「JR青森駅東口ビル」!!コンパクトシティの先駆け・青森に賑わい創出の新拠点!!

品川駅で「南側自由通路」の新設構想浮上!! 地下方式かデッキ方式で整備を行い、混雑緩和を図る計画!!

東京都都市整備局は、品川駅に新たに整備を予定している「南側自由通路」の検討に着手しました。これまで未事業化のままとなっていた南側通路について、地下方式とデッキ方式の2案を比較し、それぞれの施工面や利便性、経済面を多角的に評価します。業務委託期間は2026年3月までとされ、検討成果は次の計画策定や事業化に向けた重要な基礎資料となります。

今回の取り組みは、リニア中央新幹線の開業や東京メトロ南北線の延伸など、大規模な交通計画が進展する中での一環であり、駅周辺の歩行者ネットワークを補完し、街全体の回遊性と利便性を高めることを狙いとしています。品川が「日本の南の玄関口」として国際的な交通拠点へ進化していく中で、歩行者にとって使いやすく安全な自由通路の整備は欠かせない要素となっています。

→建通新聞 都 品川駅の南側自由通路 検討に着手
→港区 港区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例について
→国土交通省 品川駅西口周辺の施設配置計画について

品川駅南側自由通路の概要
  1. 検討開始
     東京都都市整備局が品川駅に新設予定の「南側自由通路」について、正式に検討に着手。
  2. 未事業化の課題
     これまで南側通路は事業化されておらず、駅周辺の歩行者ネットワークが不十分な状態が続いていた。
  3. 検討方式
     地下方式(ボックス推進工法)とデッキ方式の2案を比較し、施工面・利便性・経済面を評価する。
  4. 業務委託期間
     検討業務は2026年3月までとされ、成果は次の計画策定や事業化の基礎資料となる。
  5. 大規模交通計画との連動
     リニア中央新幹線開業や東京メトロ南北線延伸などの大規模計画にあわせた検討である。
  6. 目的と狙い
     歩行者ネットワークを補完し、品川駅周辺の回遊性と利便性を高めることが主な目的。
  7. 将来像
     品川を「日本の南の玄関口」と位置付け、国際的な交通拠点にふさわしい歩行者環境を整備する方針。

*現在の品川駅自由通路の様子

品川駅は山手線南側に位置する巨大ターミナルであり、新幹線や在来線、京急線をはじめとする複数路線が集中する国内有数の交通結節点です。さらに、羽田空港や成田空港へのアクセス拠点としての役割も担い、国内外の利用者が集まる国際的な窓口のひとつでもあります。しかし、駅周辺は鉄道施設や国道によって分断されており、特に東西方向の移動が不便な状況が続いています。現在整備が進む「東西自由通路」の西側延伸により一定の改善は見込まれるものの、駅南部では依然として歩行者動線が不足しており、駅利用者や周辺居住者、来街者の利便性向上が大きな課題となっています。

出典∶港区

こうした状況を踏まえ、2020年に策定された「品川駅・田町駅周辺まちづくりガイドライン」では、南北・東西を有機的に結ぶ歩行者ネットワークの形成が重点施策として掲げられました。今回の南側自由通路検討は、その具体化に向けた初めての実質的な取り組みであり、今後のまちづくり全体に大きな影響を与えるものとなります。

検討作業では、まず将来の歩行者需要を把握するために、既存の東西自由通路(延伸部分を含む)の交通量調査が行われます。そのデータをもとに基礎交通量を算出し、年代ごとの利用者数を推計することで、必要とされる通路幅員や空間規模を検討します。特に2045年頃を想定した将来需要を念頭に置き、長期的に不足のない設計を目指す方針です。

次に、整備方式として「地下方式(ボックス推進工法)」と「デッキ方式」が比較されます。地下方式では通路の深さ、接続先の階層、施工時の影響範囲などが検討され、歩行者の動線効率や快適性を最大化できるかが重要な評価ポイントとなります。一方、デッキ方式では、地上空間の活用や周辺施設との接続のしやすさ、景観への寄与といった観点が重視されます。それぞれの工法について施工計画や概算工事費が試算され、利便性・施工性・経済性をバランスよく考慮した最適な整備方針が導かれる予定です。

*南側自由通路は中央改札内のエキュート品川南側に設置される構想
*中央改札内南側に位置するエキュート品川の様子

南側自由通路の検討は、駅全体の再編や周辺の都市整備計画と密接に関係しています。京急線の地平化や品川駅構内の大規模改良工事、高輪ゲートウェイ駅との回遊性強化などが並行して進められており、これらと連携することで交通結節機能の一体的な強化が可能となります。さらに、北口駅前広場の整備についても、UR都市機構を中心に計画が進んでおり、バス停配置や官民の役割分担が議論されています。自由通路の整備が進めば、バスやタクシーと鉄道、さらには周辺エリアをつなぐスムーズな動線が形成され、駅全体の利便性が飛躍的に向上します。

*南側自由通路の新設予定地の様子。手前側港南側ではリニア中央新幹線の建設工事が進む
*現在の品川駅自由通路は混雑が激しく、高輪エリアの再開発後は更に人流が増える可能性も

今後は、リニア中央新幹線の開業や東京メトロ南北線の延伸開業を見据え、品川駅が「日本のサウスゲート」としてふさわしい姿へと進化することが期待されています。南側自由通路はその基盤となる歩行者空間であり、国際都市・東京の玄関口にふさわしい安全性と快適性を備えた空間づくりが求められています。

最終更新日:2025年9月22日

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