台湾・台北駅前で建設が進む高さ368mと288mの超高層ツインビルプロジェクト「台北ツインズ(台北雙子星大楼)」!!

台北ツインズ(台北雙子星、大楼)は、台湾の台北市に建設中の超高層複合ビルです。この開発は、台北の中心に位置し、台北駅から徒歩圏内の新たなランドマークとなることが期待されています。タワーは2棟の超高層ビルから成り、規模はそれぞれ地上56階、高さ288mの「C1 TOWER棟」と地上74階、高さ368mの「D1 TOWER棟」となる予定で、台北市のスカイラインを刷新します。2027年の完成を予定しており、その完成後には台湾で2番目に高い建物となり、台北市の発展を象徴する存在となるでしょう。

このプロジェクトは、台湾の不動産開発会社「宏匯股份有限公司」の合弁会社である台北雙星股份有限公司と投資会社「藍天電脳股份有限公司」が共同で進めており、基本設計には世界的に名高い建築事務所であるSOM建築設計事務所、詳細設計は三大聯合建築師事務所、構造設計には台北101の構造設計も行った永峻工程顧問が携わっています。台北ツインズは、単なるオフィスビルにとどまらず、商業施設やホテル、文化施設などを含む複合施設であり、台北駅周辺の再開発と都市の活性化に寄与する重要なプロジェクトです。また、周囲の歴史的建築や文化にも配慮したデザインが特徴で、台北市の新たな「玄関口」としての役割を担うことが期待されています。

→台北ツインズ 公式サイト
→株式会社熊谷組 台湾・台北駅前に生まれる新たなランドマーク超高層ツインタワー「台北雙子星大楼新築工事」を受注
→フジテック株式会社 台湾・台北で注目の開発プロジェクト「台北ツインズ」向けにエスカレータ160台を受注

計画の概要

  1. プロジェクト名称
    台北ツインズ(台北雙子星、大楼)は、台北市の中心部に建設される超高層複合ビル群。完成後には台北市の新しいランドマークとして認識される予定。
  2. 完成予定年
    2027年に完成予定。完成後、台湾で2番目に高い建物となり、台北市のスカイラインに新たな景観を提供します。
  3. 建物の規模
    2棟の超高層ビルで構成される。
    C1 TOWER棟: 地上56階、高さ288m
    D1 TOWER棟: 地上74階、高さ368m
  4. 使用用途
    C1 TOWER棟: 主にオフィススペース(15階〜56階)。
    D1 TOWER棟: オフィス(22階〜73階)、ホテル(13階〜21階)、駐車場(6階〜9階)。
    複合施設内には商業施設、文化施設、展望台なども設けられる。
  5. 設計と施工
    設計:基本設計はSOM建築設計事務所、詳細設計は三大聯合建築師事務所、構造設計には台北101の構造設計も行った永峻工程顧問が担当。
    施工: 日本の建設会社「熊谷組」グループの現地法人「華熊營造」などが担当。
  6. 公共交通との接続
    台北駅に隣接し、地下鉄の駅や桃園空港MRTへのアクセスも良好。
    新しい複数階建ての歩行者用通路「台北回廊」を通じて、周辺地域と一体化。
  7. エスカレーターと設備
    フジテック製エスカレーター160台が納入され、C1 TOWER棟に62台、D1 TOWER棟に98台が設置される予定。これにより、ビル内での快適な移動が可能となる。
  8. 環境と持続可能性
    LEEDやWELLなど、グリーンビルディング認証を目指した設計が施されており、環境に配慮したエネルギー効率の高い設備が導入される予定。

出典:台北ツインズ公式サイト

台北ツインズは、台北の交通の中心に位置し、公共交通機関へのアクセスが非常に良好です。台北駅はもちろん、地下鉄の終着駅である桃園空港MRTにも直結しており、周辺の交通網を活用した「公共交通指向型開発(TOD)」が行われています。これにより、徒歩や公共交通機関での移動を促進し、環境負荷の低減にも貢献しています。

出典:台北ツインズ公式サイト

また、施設内には商業施設、ホテル、オフィス、文化施設、展望台などが集まり、ビジネスと観光の拠点として多くの人々に利用されることが予想されます。特に屋外のガーデンテラスや展望デッキは、台北盆地の壮大な景色を望むことができるスポットとなるでしょう。複合施設内には、台北の歴史的な背景を感じさせるデザイン要素も取り入れられています。

出典:台北ツインズ公式サイト

建設は2022年に始まり、現在も着々と進行中です。施工を担当するのは、日本の建設会社である熊谷組と現地法人「華熊營造股份有限公司」、「中華工程股份有限公司」、「久年營造股份有限公司」による共同企業体が主導しています。これまでにも台湾の名高い建設プロジェクトに関与しており、特に2004年に完成した「台北101」の建設での実績があります。また、台北ツインズプロジェクトでは、日本のエレベーター・エスカレーターの大手専業メーカーであるフジテックがエスカレーター160台を受注しています。具体的には、超高層オフィスビルC1 TOWER棟に62台、ショッピングモール・オフィス・ホテルを含む複合ビルD1 TOWER棟に98台のエスカレーターが納入される予定です。このエスカレーターは、施設の快適で効率的な移動をサポートする重要な設備となります。

出典:台北ツインズ公式サイト

台北ツインズの建設では、台風や地震といった自然災害への耐性を強化するため、先進的な構造技術が採用されています。風景や周囲の環境に調和したデザインが施されており、台風や地震の影響を最小限に抑えるための工夫も施されています。

出典:台北ツインズ公式サイト

完成後の台北ツインズは、台北市の新たなシンボルとなり、観光やビジネスの拠点として多くの人々を惹きつけるでしょう。また、周辺の歴史的エリアとも統合された開発が進められており、台北の都市景観における重要なランドマークとなることが予想されます。

台北ツインズは、台北市における都市再生や地域活性化の象徴的な存在となり、台北市民や訪れる人々にとって、暮らしやすく、魅力的な場所を提供することでしょう。

最終更新日:2024年11月17日

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