2026年6月21日より、相鉄本線・海老名駅では2階中央改札口が出場専用から入出場可能な改札口へと切り替わり、同時に中央・北口改札のエスカレーターおよびホームドアの運用も開始されました。これにより、2025年8月から段階的に供用されてきた2階中央改札口が本来の機能を発揮し、駅構内の回遊性や乗り換え利便性が大きく向上しています。
また、海老名駅でのホームドア整備完了により、相模鉄道全駅でホームドアの設置が実現し、全駅でより安全な鉄道利用環境が整いました。現在も2026年度末完成予定の連絡通路整備など最終段階の工事が進められており、海老名駅は神奈川県央を代表する交通結節点として、さらなる利便性向上と駅機能の強化が図られています。
相鉄線海老名駅改良工事の概要
1.2階中央改札口が本格運用開始
2026年6月21日から2階中央改札口が入出場可能となり、本格的な供用を開始。
駅構内の回遊性向上と乗り換え利便性の大幅な改善。
2.エスカレーター・ホームドアが同時供用
中央・北口改札のエスカレーターとホームドアの運用を同日に開始。
安全性向上とバリアフリー化を実現した駅機能の強化。
3.約50億円を投じる駅改良プロジェクト
2015年度から進められている海老名駅の総合的な駅舎改良事業。
国・海老名市・相模鉄道が連携する官民一体の駅総合改善事業。
4.交通結節点としての機能を大幅強化
新たな改札整備により小田急線・JR相模線との乗り換えが円滑化。
混雑緩和と利用者の移動効率向上を実現する駅動線の再構築。
5.デザインブランドアップによる駅空間刷新
相鉄グループ統一コンセプトのもと駅舎デザインを全面リニューアル。
地域のシンボルとなる質の高い駅空間の創出。
6.生活支援施設を備えた複合駅舎
保育施設などの生活支援機能を導入し利便性を向上。
交通拠点と地域生活を支える複合的な都市インフラの形成。
7.2026年度末の全面完成へ最終段階
連絡通路整備など残る工事が進み駅改良事業は最終フェーズへ。
神奈川県央を代表する交通結節点としてのさらなる機能向上。

2026年6月21日の始発から、これまで出場専用として運用されていた2階中央改札口が入出場の両方に対応しました。2025年8月の供用開始当初は出場専用として5通路の自動改札機が設置されていましたが、今回の切り替えにより本来予定されていた全面運用へ移行しています。

これにより、小田急線やJR相模線との乗り換え動線がよりスムーズとなり、1階南口改札への利用集中も以前よりも緩和されています。利用者は目的地や混雑状況に応じて複数の改札口を選択できるようになり、朝夕ラッシュ時の混雑緩和や改札周辺の滞留解消にも大きな効果が期待されています。駅全体の回遊性向上にもつながる重要な整備となりました。

2階中央改札口の本格運用に合わせ、中央改札口と北口改札のエスカレーターも使用開始となりました。これまで階段のみだった2階中央改札口の利便性が大きく向上し、高齢者やベビーカー利用者、大きな荷物を持った利用者などもより快適に駅を利用できる環境が整っています。

さらに同日からホームドア(可動式ホーム柵)の運用も開始され、海老名駅での整備完了をもって相模鉄道全駅へのホームドア設置が実現しました。転落事故防止や列車接近時の安全性向上に加え、ホーム上での安心感も大幅に向上しています。安全対策とバリアフリー化を同時に推進することで、誰もが利用しやすい駅づくりが着実に進められています。

海老名駅改良事業は、駅利用者の増加や駅周辺再開発の進展に対応するため、2015年度から進められている大規模プロジェクトです。事業主体は海老名市地域公共交通協議会で、国・海老名市・相模鉄道がそれぞれ3分の1ずつ負担する「駅総合改善事業」として整備されています。


新駅舎は地上3階建てへと拡張され、2階には北口改札と中央改札を新設するほか、保育施設などの生活支援機能も導入。さらにホームドアや将来供用予定の連絡通路なども一体的に整備されています。総事業費約50億円を投じ、交通結節点としてだけでなく地域生活を支える都市拠点としての役割も担う駅へと着実に進化しています。

海老名駅は、相鉄グループが推進する「デザインブランドアッププロジェクト」の代表的な整備駅の一つです。クリエイティブディレクターの水野学氏と空間プロデューサーの洪恒夫氏が監修し、駅舎デザインを統一コンセプトのもとで全面的に刷新しています。
外観には濃いグレーを基調とした重厚感あるデザインを採用し、内装には鉄・レンガ・ガラスなどを組み合わせた上質な空間を演出。駅そのもののデザイン性を高めるだけでなく、車両や制服など相鉄グループ全体のブランドイメージとも統一されています。駅を単なる交通施設ではなく、沿線ブランドを象徴する「地域の顔」として位置付ける取り組みが進められており、利用者の満足度向上や沿線価値の向上にも寄与しています。

今回の2階中央改札口全面供用は、長年続く海老名駅改良工事の大きな節目となりました。一方で事業はまだ最終段階にあり、2026年度末には新たな連絡通路の供用開始が予定されています。

連絡通路の完成により、駅構内や駅周辺施設へのアクセス性はさらに向上し、相鉄線・小田急線・JR相模線相互の乗り換えがよりスムーズになります。駅周辺ではViNA GARDENSやららぽーと海老名などを中心とした都市開発も進展しており、新たな歩行者ネットワークの形成にも大きく貢献する見込みです。海老名駅は神奈川県央最大級の交通結節点としての機能をさらに高めるとともに、駅とまちが一体となった魅力ある都市空間の形成が今後も期待されています。
過去の記事
→2025年6月25日投稿 2025年上期に中央改札口供用開始を目指して工事が進む「相鉄線海老名駅改良工事」!!
→2019年7月29日投稿 相模鉄道 相鉄線海老名駅改良工事
出典
・相模鉄道株式会社 海老名駅改良工事のスケジュールについて
・相模鉄道株式会社 「デザインブランドアッププロジェクト」のコンセプトで相鉄線海老名駅をリニューアル
・相模鉄道株式会社 海老名駅中央(2階・1階)改札口の使用開始と移設について
最終更新日:2026年8月3日