JR東海道本線の新快速停車駅「石山」駅北口で進む「BIWARLY HILLS(ビワリーヒルズ)」は、ルネサスエレクトロニクス滋賀工場跡地など約47,000㎡を舞台とする、関西圏最大級の駅前複合開発です。3つの住宅街区に計1,001戸の分譲マンションを建設するほか、地上3階建ての商業施設、公園、橋、道路、駅前広場などを一体的に整備し、住宅・商業・医療・保育・自然が融合する新たな街が形成されます。
住宅街区は、南側の「サウスゾーン」382戸、北東側の「イーストゾーン」252戸、北西側の「ウエストゾーン」367戸で構成され、計画人口は約3,003人です。駅から徒歩1分という高い交通利便性を生かしながら、日常の買い物や子育て、医療、憩いの場までを街の中に取り込む計画となっています。
現在は、南敷地で地上10階建てマンションの建設、北東敷地で造成工事、商業施設で鉄骨建方が進むなど、石山駅北口の大規模な街づくりが本格化しています。駅前広場の改良工事も並行して進められており、住宅開発だけでなく、駅と周辺市街地を結ぶ都市基盤の再整備も進行しています。
BIWARLY HILLS(ビワリーヒルズ)の概要
1.約47,000㎡の広大な駅前複合開発
JR「石山」駅北口の旧工場跡地を中心とする総開発面積約47,000㎡の大規模プロジェクト
住宅・商業・公園・道路・橋・駅前広場などを一体整備する新たな駅前市街地の形成
2.3街区・1,001戸の大規模マンション
南敷地382戸、北東敷地252戸、北西敷地367戸の3街区で構成する計1,001戸の住宅開発
約3,003人の居住人口を想定した石山駅北口最大級のビッグコミュニティの創出
3.南敷地「サウスゾーン」382戸
敷地面積約14,253㎡、延床面積約30,560㎡、地上10階建て・高さ約30.3mの住宅棟
2025年11月末着工、2028年3月末完成予定、2026年8月時点で地上躯体工事が進行中
4.北東敷地「イーストゾーン」252戸
敷地面積約9,039㎡、延床面積約19,221㎡、地上10階建て・高さ約30.3mの住宅棟
2026年11月末着工、2029年3月中旬完成予定、2026年8月時点で造成工事が進行中
5.北西敷地「ウエストゾーン」367戸
地上10階建て・367戸を計画する第3住宅街区で、3街区合計1,001戸となる大規模住宅開発
2026年8月時点では事業計画の概要板未設置、暫定的なコインパーキング利用による計画具体化前段階
6.地上3階建て商業施設の整備
敷地面積約3,183㎡、延床面積約4,288㎡、地上3階建て・高さ約13.9mの商業施設
2026年8月時点で鉄骨建方が進行中、2027年4月の商業モール開業を予定する生活利便拠点
7.駅前広場・道路・公園を含む都市基盤整備
石山駅北口駅前広場の改良に加え、幅員12m道路、橋、公園、「カラフルプラザ」などを整備
住宅・商業・駅・公共空間を歩行者ネットワークでつなぐ新たな駅前環境の形成

計画地は、JR石山駅北口に広がる旧工場跡地一帯です。かつては旭絹織や住友通信工業、NEC、ルネサスエレクトロニクスへと事業者が変遷し、長年にわたり製造拠点として利用されてきました。石山駅周辺の産業を支えた土地が、工場閉鎖後に駅前の新たな生活拠点へ生まれ変わろうとしています。
ルネサスエレクトロニクスは2018年に滋賀工場の閉鎖・集約方針を発表し、2021年8月末に操業を終了しました。同年、土地はアーク不動産へ譲渡され、その後、大規模マンションを核とする駅前開発へ発展しました。広大な敷地を一体的に活用できるため、住宅棟だけでなく、商業施設、公園、道路などを含む複合開発が可能となっています。


現在は、京阪電鉄不動産、東レ建設、九州旅客鉄道、大阪ガス都市開発の4社が事業主となる共同プロジェクトとして進められています。総開発面積は約47,000㎡に及び、住宅・商業・医療・保育・公園などが集積する都市空間へ転換されます。
公式計画では、3つの住宅街区と商業街区を中心に、街区間をつなぐ橋や道路、公園も整備される予定です。駅から住宅街区、商業施設、公園へ歩いて移動できる回遊性の高い街が形成されることになります。
南敷地(サウスゾーン)

南敷地では「(仮称)大津市晴嵐二丁目計画(南敷地)」として、地上10階建て・1棟・382戸の分譲マンションを建設中です。JR「石山」駅から徒歩1分のプロジェクトの玄関口に位置し、「駅前最前席街区」としてBIWARLY HILLSの第1弾となる住宅街区です。

敷地面積は14,252.53㎡、建築面積は4,752.26㎡、延床面積は30,600.17㎡、高さは30.325mです。工事期間は2025年11月末から2028年1月までを予定しており、2026年8月時点ではクローラークレーンを使用した地上躯体工事が進められています。現地では1階部分の柱の鉄筋が姿を現し、建物の規模や配置が分かり始めています。


駅前広場に近接するため、完成後は石山駅北口の景観を大きく変える住宅棟となる見込みです。駅から住宅街区へアクセスしやすく、商業施設や駅前広場との連続性も確保される計画で、BIWARLY HILLS全体の顔となる街区に位置付けられています。
マンションは鉄筋コンクリート造地上10階建てで、住戸は2LDK~4LDK、専有面積58.50~90.56㎡を予定しています。駐車場306台、駐輪場764台なども整備される計画です。販売開始は2026年9月下旬、引渡しは2028年3月を予定しています。
北東敷地(イーストゾーン)

北東敷地では「(仮称)大津市晴嵐2丁目計画(北東敷地)」として、地上10階建ての分譲マンション1棟が計画されています。敷地面積は9,039.02㎡、建築面積は3,096.17㎡、延床面積は19,220.80㎡、高さは30.275mです。


公式サイトでは「イーストゾーン」と位置付けられ、252戸の計画となっています。サウスゾーンと合わせて、駅前にまとまった住宅供給を生み出す重要な街区となります。

建築工事の予定期間は2026年11月末から2029年3月中旬までで、2026年8月時点では造成工事が進行中です。西側には「晴嵐二丁目第2児童遊園地」が整備済みです。
また、北側住宅街区から商業モールや石山駅方面へのアクセスを向上させるため、盛越川中央付近には橋を新設する計画です。住宅・商業・公園をつなぐ歩行者ネットワークの一部として重要な施設となります。
北西敷地(ウエストゾーン)

北西敷地には、3つ目の住宅街区となる「ウエストゾーン」が計画されています。戸数は367戸で、南敷地の382戸、北東敷地の252戸と合わせて、3街区合計1,001戸となる計画です。公式サイトでは計画人口を約3,003人としており、完成すれば石山駅北口に大規模な住宅コミュニティが形成されます。
3街区の中では、ウエストゾーンが最後に整備される可能性が高く、サウスゾーンやイーストゾーンの進捗を見ながら具体化するとみられます。全体が完成すれば、駅前に約1,000戸規模の住宅が集まり、石山駅北口の人口構成や人の流れにも変化が生じるでしょう。


一方、2026年8月時点では、事業計画の概要板は設置されていない状態です。現地では暫定的にコインパーキング「タイムズ石山駅北口第5」が営業しており、南敷地・北東敷地と比較して開発は後段階にあります。
そのため、敷地面積、建築面積、延床面積、高さ、着工・竣工時期などの詳細は未公表です。計画上は地上10階建て1棟、367戸が想定されていますが、今後の設計や行政手続きによって変更される可能性もあります。
商業施設

計画地南東側では、地上3階建ての商業施設「(仮称)大津市晴嵐2丁目計画(商業棟)新築工事」が進められています。敷地面積は3,183.41㎡、建築面積は1,825.69㎡、延床面積は4,287.60㎡、最高高さは13.9mとなる計画です。
工事期間は2025年11月3日から2026年11月30日までとされ、2026年8月時点では鉄骨建方が進行中です。建物の骨格が姿を現し、商業施設の規模や駅前から見た景観も分かり始めています。


公式サイトでは「商業モール」として2027年4月のオープンに向けて開発中とされており、住宅街区と一体的に整備することで、日常の買い物や生活利便性を高める計画です。住宅居住者だけでなく、周辺住民や駅利用者も利用できる施設となることが期待されます。

計画全体では医療・保育機能の導入も掲げられています。商業施設に加えて医療機関や保育関連施設が整備されれば、子育て世帯や高齢者を含む幅広い世代にとって暮らしやすい環境が形成されます。
駅前広場・基盤整備

BIWARLY HILLSの開発と並行して、JR「石山」駅北口では大津市発注による「石山駅前北口広場改良工事」も進められています。施工者はフジタで、駅前広場のロータリーや乗降スペースなどを再整備し、交通環境を改善する計画です。


2026年8月時点では、ロータリーの舗装や縁石の設置が進み、駅前広場へ接続する道路は整備され、供用が開始されています。改良によって、バスやタクシー、自家用車、歩行者などの動線が整理され、より安全で分かりやすい空間となることが期待されます。


BIWARLY HILLS側では、駅前最前席街区に「カラフルプラザ」を設置する計画があり、駅前広場と住宅街区を一体的につなぐ新たな駅前空間が形成されます。計画地内では道路も拡張され、街区に面する道路は歩道を備えた幅員12mとなる予定です。
盛越川には橋を架け、北側の住宅街区から商業モールや駅方面へ移動できる歩行者ネットワークも構築されます。住宅・商業・公園・駅前広場が連続した一つの街として機能することが期待されます。

BIWARLY HILLSは、単独のマンション建設ではなく、石山駅北口そのものの姿を変える駅前大規模複合開発です。南敷地382戸、北東敷地252戸、北西敷地367戸の3住宅街区で計1,001戸、約3,003人の居住人口を想定し、商業モール、公園、橋、道路、駅前広場などを組み合わせて新たな生活拠点を形成します。
総開発面積は約47,000㎡で、住宅・商業・医療・保育・自然が融合する街づくりが計画されています。駅前に住宅を供給するだけでなく、生活に必要な機能や住民が過ごせる公共的な空間を整備し、石山駅北口の利便性と魅力を高める計画です。

2026年8月現在、南敷地ではマンションの躯体工事、北東敷地では造成、商業施設では鉄骨建方、石山駅北口では駅前広場改良が進行しています。工場跡地として広がっていたエリアに、住宅や商業施設の輪郭が少しずつ現れています。
今後、北西敷地の具体化も進めば、石山駅北口には大規模な駅前住宅・商業エリアが誕生することになります。JR新快速停車駅から徒歩1分という立地に、約1,000戸規模の住宅と商業・公共空間が一体となることで、石山駅周辺の都市景観と生活利便性を大きく変えるプロジェクトとなりそうです。
出典:関西圏最大級・JR新快速停車駅・駅徒歩1分プロジェクト 公式サイト
最終更新日:2026年8月25日