都市開発ニュース
柏の葉キャンパス403街区に「INPEX研究開発拠点」を建設へ!!約2.5haの敷地に研究・実験施設を整備、2029年4月に開所!!
リニア中央新幹線・岐阜県駅周辺約21.6haで進む大規模な都市開発「リニア岐阜県駅周辺土地区画整理事業」!!千旦林川沿いの親水空間や駅前広場などの都市と自然が調和した拠点形成へ!!
美乃坂本駅前に遂に橋脚が姿を現した「リニア中央新幹線 岐阜県駅(仮称)」!!岐阜県中津川市に新たな広域交通拠点が誕生へ!!
新宿駅西口に大きなシンボルツリーやボイドを整備する「新宿駅西口駅前広場デザイン方針」が公表!!2035年度の竣工を目指し、歩行者中心の立体的な駅前広場に再編へ!!
名古屋駅太閤通口・観光案内所も2026年9月12日に供用開始される「名古屋駅西側駅前広場整備」!!雲をイメージしたクラウド屋根の新設や3つの広場空間を整備へ!!
津田沼パルコ跡地で2026年10月1日(木)に開業する「ツダヌマ エキマエ ATOCHI(アトチ)」!!スター型テントや人工芝、既存躯体を活かしたポケットパークも整備へ!!
千葉駅南側一帯のJR東日本千葉支社跡地で計画が本格化する「(仮称)新・千葉市民会館/JR東日本による開発建物」!!約1,500席の大ホールを備える文化交流拠点と商業・業務・住宅の3棟整備へ!!
海老名駅西口に2027年春開業する「ViNA GARDENS hug(ビナガーデンズ ハグ)」!!保育・教育・飲食・フィットネス・ペット関連など全8テナントが入居する新たなファミリー拠点に!!
2030年度から順次6両編成で運行する「福岡市地下鉄七隈線6両編成化」!!輸送力約1.5倍へ、橋本~姪浜・福岡空港国際線への延伸構想も!!
堂島のANAクラウンプラザホテル大阪の解体工事が本格化した「堂島ダイビル・クラブ関西会館地上解体工事」!!クラブ関西会館もほぼ解体完了、両敷地一体の建て替えか!?
国際センター駅前で建設が進む名古屋銀行の新たな高層オフィスビル「(仮称)名古屋銀行名古屋駅前ビル」!!南東側一帯の名駅五丁目では大規模再開発構想も進展!!
有楽町駅前で2026年9月1日に着工する「YURAKUCHO PARK」!!CLTを活用したサーキュラー建築や既存地下躯体を活かした新たな都市空間を整備へ!!
JR松山駅周辺にホテルや商業施設、アミューズメント施設などの複合機能を導入する「JR松山駅周辺にぎわい施設整備事業」!!三井不動産やJR四国、伊織の3者が事業協力予定者に選定!!
晴海五丁目に整備される環状第2号線と朝潮運河をつなぐ新たな広場「黎明大橋際街角広場(仮称)整備工事」!!新たな歩行者ネットワークと水辺の回遊空間を形成へ!!
東急田園都市線鷺沼駅で進む自由通路や商業施設、改札が新設される「東急田園都市線鷺沼駅改良工事」!!再開発と合わせて駅まち一体の都市拠点へ変貌!!
豊川駅東口・遂に外観の姿が現れた高層複合ビル「FRONTIS TOYOKAWA(フロンティス トヨカワ)」!!たびのホテルlit豊川やオフィス、多目的ホール、商業施設が入り、2026年11月15日に開業へ!!
JR東海道本線石山駅北口のルネサス滋賀工場跡地一帯で進む3街区・1,001戸の大規模マンション「BIWARLY HILLS(ビワリーヒルズ)」!!駅前広場・商業施設・公園も整備する関西圏最大級の大規模複合開発!!
鳥取駅の駅前広場・複合施設・バスターミナル等を再編する「鳥取駅周辺再生整備計画(素案)」が公表!!山陰の一大ターミナル駅が大きく生まれ変わる!!
JR大阪駅前にダイナミックな滝や池を備えた都市の森が誕生する「うめきたの森」!!2026年11月20日開園を目指して緑豊かな木々が遂に姿を現す!!
全長約67mの巨大LEDビジョン・スカイメディア金山ルーフも設置された「金山総合駅デジタルサイネージ」!!駅コンコースがメディア空間に生まれ変わる!!

品川駅~高輪ゲートウェイ駅間のJR線上空に立派な橋桁が姿を現した「環状第4号線(港南・高輪区間)」!!

東京都が整備を進めている環状第4号線(港南・高輪区間)は、港区港南三丁目から江東区新砂三丁目まで約29.9kmにわたる都市計画道路の一部です。区部環状方向の主要幹線道路として位置付けられており、都心に集中する交通を分散させると同時に、目黒通りや桜田通り、第一京浜などの放射道路と接続することで広域的な道路ネットワークを形成します。

特に品川駅周辺は羽田空港や臨海副都心に近接し、さらに2027年のリニア中央新幹線開業が予定されていることから、その整備は国際交流拠点の基盤強化に直結します。2025年夏には港南区間で送り出し工法によってJR線上空に橋桁が現れ、事業は新たな段階へと進みました。

→東京都 環状第4号線(港南・高輪)の事業に着手します
→東京都 環状第4号線(高輪地区)
→港区 都市計画道路の変更(案)について(補助線街路第334号線)
→港区 品川駅周辺地区(品川駅街区地区)における街づくりについて

環状第4号線(港南・高輪区間)の概要
  1. 路線の位置づけ
     港区港南三丁目から江東区新砂三丁目まで延長約29.9kmに及ぶ都市計画道路で、区部環状方向の主要幹線道路の一つ。都心交通の分散化に寄与。
  2. 放射道路との連携
     目黒通り・桜田通り・第一京浜など主要放射道路を結び、都市全体の広域道路ネットワークを形成。
  3. 品川駅周辺の重要性
     羽田空港や臨海副都心に近接し、2027年のリニア中央新幹線開業も控える国際交流拠点エリアとして、さらなる都市基盤の強化が必要。
  4. 港南・高輪区間の整備
     港南一丁目から高輪三丁目まで延長約1,270mを整備。計画幅員は25.6〜33.5mで、車道4車線・歩道・自転車走行空間を確保。鉄道・第一京浜交差部は橋梁構造を採用。
  5. 暮らしと交通環境の改善
     従来は生活道路に通過交通が集中して安全面に課題があったが、整備により東西交通が改善し、救急医療機関へのアクセスも向上。
  6. 防災性の向上
     延焼遮断帯の形成、電線類の地中化、安全な避難経路の確保により、防災力を高めるとともに緊急車両の速達性を確保。
  7. 最新の進捗状況
     2025年夏、高輪区間で送り出し工法によりJR線上空に橋桁が出現。港南区間でも交通規制を伴いながら橋脚工事や宅地造成準備が進行中。

*高輪ゲートウェイ駅から見た橋梁建設が進む環状第4号線の様子

環状第4号線の整備目的は、単なる交通インフラの強化にとどまりません。都心に集中する自動車交通を効率的に分散し、環状方向の移動をスムーズにすることで都市全体の交通機能を底上げします。また、品川駅周辺におけるビジネス・観光・居住など多様な都市活動を支える基盤ともなり、国際的な交流拠点形成にも寄与します。さらに、臨海部や六本木方面、羽田空港とのアクセス性を向上させることは、首都圏全体の競争力向上にもつながります。

出典:東京都/港区

今回事業が進められているのは、港区港南一丁目から高輪三丁目までの延長約1,270mの区間です。計画幅員は25.6〜33.5mとされ、車道は片側2車線の計4車線構造となります。さらに歩道と自転車走行空間が両側に整備され、車両・歩行者・自転車が安全に分離されることになります。

*品川駅方面から見た橋梁整備が進む環状第4号線の様子

鉄道や第一京浜を跨ぐ部分は橋梁形式が採用され、国道15号とのアクセスを確保するために側道も設けられる計画です。事業費は約876億円に上り、令和元年度から令和14年度までの長期計画として進められています。

出典:東京都/港区
*環状4号線の整備が進むと高輪歩道橋は撤去される見込み

これまで高輪や港南周辺では、東西方向を結ぶ道路が極めて少ない状況でした。結果として、桑原坂や桂坂といった生活道路に多くの通過交通が流入し、通学路であるにもかかわらず歩行者や自転車と車両が混在する危険な環境が見られました。環状第4号線の開通によってこれらの課題は大幅に改善され、生活道路への負担軽減と地域住民の安全確保が期待されます。さらに、白金台・高輪地区と港南地区を直接結ぶルートが形成されることで、これまで2km以上迂回を強いられていた移動が短縮され、救急医療機関への迅速なアクセスにもつながります。

*タワークレーンが設置され、橋梁建設が進む

都市防災の観点からも、本事業の効果は大きなものがあります。従来、白金台・高輪周辺では幅員8m以上の道路が少なく、災害時には電柱の倒壊や建物の崩壊による道路閉塞が懸念されていました。環状第4号線の整備によって、火災時の延焼遮断帯が形成されるほか、電線類の地中化によって緊急輸送路の確保も可能となります。さらに、広域避難場所までの安全な避難経路や消防・救護活動を支える道路網が強化されることで、地域の防災性は格段に向上します。

*山手線などの鉄道を跨ぐ橋梁は送り出し工法によって建設が進む

2025年夏、高輪区間では鉄道上空を跨ぐ橋梁の架設に向けて、送り出し工法が採用され、遂に橋桁が姿を現しました。この工法はクレーンの設置が難しい場所で用いられるもので、桁を少しずつ送り出しながら所定の位置に設置していく高度な施工技術です。仮設備や強度計算、補強など多くの検討を必要とし工期も長くかかりますが、都市部での鉄道横断工事に適した方法とされています。桁が空中に伸びていく光景は、地域住民にとって事業の進展を実感できる象徴的な出来事となりました。

現地にて撮影/出典:東京都/港区
*整備が進む環状第4号線(港南区間)

港南区間では現道の一部を切り回し、一方通行化するなど交通規制を行いながら工事が進められています。既に複数の橋脚が建設され、今後は鉄道横断部への橋梁工事が本格化する予定です。また、周辺では2025年度から宅地造成工事も計画されており、道路整備と沿道のまちづくりが同時並行で進められることになります。工事期間中は交通への影響が避けられませんが、完成後には東西交通の改善と地域全体の利便性向上が実現されます。

*品川駅に高架レベルの北口駅前広場が新設される
出典:東京都/港区

環状第4号線の整備は、単なる道路事業にとどまらず、品川駅周辺の都市基盤強化と直結しています。特に補助線街路第334号線(品川駅北口広場)の整備と連携することで、広域交通結節点としての品川駅の機能が飛躍的に高まります。北口広場には約7,000㎡の交通広場が計画されており、羽田空港やリニア中央新幹線との接続拠点として機能することが期待されています。道路整備と駅前広場の一体的なまちづくりにより、品川は国際都市東京の新たな玄関口として進化を遂げ、周辺地域の活性化にもつながるでしょう。

最終更新日:2025年9月5日

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