最新の都市開発ニュース
幕張新都心「千葉マリンスタジアム再整備基本構想案(骨子)」が公表!!新たな屋外型スタジアムを2034年頃に開業へ!!
遂に動き出した相鉄本線鶴ヶ峰駅北口一帯を再開発する「(仮称)鶴ヶ峰駅北口地区第一種市街地再開発事業」!!事業協力者募集が開始!!
愛知県岡崎市に「三井アウトレットパーク 岡崎」が2025年11月に開業!!約180店舗が出店するほか、隣接地では岡崎本宿駅西土地区画整理事業も進む!!
UAE・アル・マルヤン島でザハ設計の超高層複合開発「Oystra(オイストラ)」発表!!波紋や自然エネルギーに着想を得た貝殻のようなファサードが凄まじい!!
高輪ゲートウェイシティに約180店舗が新たに入る都市型商業施設「ニュウマン高輪(NEWoMan高輪)」が2025年9月12日開業!!
2028年10月開業を目指す9,000席規模の大型アリーナ「京都アリーナ(仮称)」の公募型プロポーザルによる選定結果が公表!!
豊島区が池袋駅東口エリアの再生に向けて「池袋駅東口A・C・D地区街並み再生方針(素案)」を公表!!魅力的で持続可能なまちづくりを推進へ!!
ドバイにチェルシーFCによる世界初のサッカーブランド付き超高層レジデンス「チェルシー・レジデンス」建設へ!!屋上サッカー場やウェルネスセンターを併設!!
JR片町線・東西線の京橋駅周辺を別線地下化方式により立体交差化する「JR片町線・東西線連続立体交差事業」!!2053年度の完了を目指す!!
あつたnagAyaやμ PLAT神宮前も開業した熱田神宮周辺で新たなまちづくり!!「熱田神宮周辺エリアプラットフォーム」も発足へ!!
ガラス海綿を彷彿させる独特なデザインが特徴的なバンクーバー市最高層の超高層複合開発プロジェクト「501・595ウェストジョージアストリート」「388アボットストリート」!!
茨城県つくば市「圏央道つくば西スマートIC周辺」で新たな産業用地整備事業!!
ドローンや空飛ぶクルマなどを活用した「名駅“スーパーモビリティハブ”構想」の実現に向けた提言書を名古屋商工会議所から愛知県知事へ手交!!近未来の交通システムを構築へ!!
JR千歳線「新札幌」駅で高架橋耐震補強工事に伴う、駅リニューアルや高架下商業施設の再開発計画浮上!!
新船橋駅周辺の旧日本建鐵船橋工場跡地に大規模マンション開発などを行う「新船橋駅西地区地区計画」および「新船橋駅商業地区地区計画」の都市計画決定案の縦覧を開始!!
沼津に本部・本店を置き、創立100周年を迎える「静岡中央銀行」が本店ビルおよび本部別館の建て替えを公表!!
東京都が飯田橋駅周辺における都市基盤の充実と強化を図る「飯田橋駅周辺基盤整備計画(案)」を公表!!
ドバイの「ジュベル・アリ競馬場」跡地を大規模に再開発!!広大な中央公園や歩いて暮らせる都市を実現へ!!
2026年アジア競技大会やアジアパラ競技大会のメイン会場となる「パロマ瑞穂スポーツパーク(瑞穂公園陸上競技場)」再整備事業!!
東急田園都市線 駒沢大学駅前にアウトモール型商業施設「(仮称)駒沢こもれびプロジェクト A棟」が2025年11月中旬にグランドオープンへ!!

都市計画事業認可を受け、2039年度の完成を目指して遂に着手されるJR南武線 矢向駅~武蔵小杉駅間を高架化する「JR東日本南武線連続立体交差事業」!!

川崎市では、地域交通の安全性や利便性を向上させるため、JR南武線の矢向駅から武蔵小杉駅までの約4.5km区間を対象に連続立体交差事業を進めています。この事業により、9カ所の踏切が除却され、そのうち5カ所は「開かずの踏切」として渋滞や事故のリスクが特に高い地点です。高架化の完成後には、踏切による交通渋滞や安全性の課題が解消されるだけでなく、地域間の分断がなくなり、生活環境が向上します。

今回の高架化事業は、2025年1月17日に神奈川県の都市計画事業認可を受け、2039年度の完成を目指して進められます。また、高架化と並行して都市計画道路の整備も行われ、これにより南武線沿線の道路交通網全体が改善される予定です。総事業費は約1,387億円に上り、鉄道部分が約1,172億円、関連する道路部分が約215億円を占めています。

→川崎市 JR東日本南武線の連続立体交差化に着手します


出典:川崎市

塚越踏切は、9カ所ある踏切の中でも特に「開かずの踏切」として知られ、朝夕の通勤ラッシュ時には長時間の遮断が発生し、自動車や歩行者の通行が大きく制約されていました。この踏切が高架化されることで、地域の交通流れが大幅に改善され、車両や歩行者の移動がよりスムーズになります。また、オープンハウス型説明会では、高架下等利用の事例も挙げられており、高架化によって創出される空間には地域に密着した施設の整備も検討されています。例えば駐輪場や小規模な公園などが設置される可能性があり、これにより地域住民の利便性がさらに高まるとともに、沿線環境が一層魅力的になることが期待されています。

出典:川崎市
出典:川崎市

鹿島田駅周辺では、高架化により交通の安全性が向上するだけでなく、駅の利便性も大幅に改善される見込みです。このエリアはもともと住宅や商業施設が混在しており、踏切による地域分断が課題となっていました。高架化後には、踏切がなくなることで、歩行者や車両の移動が円滑になり、駅の周辺エリアの一体性が向上します。また、ペデストリアンデッキは、高架化部分と干渉する範囲については撤去されますが、そのほかの区間は残され、現行通り、周辺施設とのアクセスをスムーズにするだけでなく、地域全体の都市機能を向上させる重要なインフラとして期待されています。

出典:川崎市

平間駅周辺では、高架化により地域の生活環境が大きく変わります。このエリアでは現在、道路交通の混雑や踏切付近での事故リスクが高い状況が続いていますが、踏切除却によってこうした問題が解消される見込みです。また、高架下には地域住民が利用できるスペースが新たに設けられ、例えば保育施設やコミュニティスペースの設置が検討されています。これにより、沿線住民の暮らしの利便性が高まり、地域の活性化が促進されます。さらに、平間駅周辺の商店街も高架化による交通アクセスの改善を受けて、より多くの人々が訪れるエリアになることが期待されます。

出典:川崎市

向河原駅周辺は、今回の高架化事業の中でも特に注目されるエリアです。この駅は通勤や通学の利用者が多く、周辺には大規模なオフィスビルや商業施設が集まっています。現在、踏切の遮断時間が長く、交通渋滞が日常的に発生しているため、地域の課題となっています。高架化が完了すれば、これらの問題が大幅に改善され、交通の流れが円滑になるとともに、駅周辺の再開発がさらに進むことが期待されています。また、高架下空間を活用した商業施設や公共スペースの整備も計画されており、地域全体の利便性と魅力が向上するでしょう。

出典:川崎市
出典:川崎市

配置図と断面図です。

 

 

出典:川崎市

施工ステップ図です。

 

 

現在のGoogle Earthによる空撮画像は、現状の課題を明確に示しています。この画像では、矢向駅から武蔵小杉駅までの区間に存在する踏切や交通渋滞が発生しやすい道路事情の様子が確認できます。これにより、高架化による効果や地域全体の変化を視覚的に捉えることができます。完成後の高架化イメージと比較することで、事業の成果をより具体的に理解することができるでしょう。

最終更新日:2025年1月20日

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