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新快速の停車駅のひとつ西明石駅周辺で新たなまちづくり!!「西明石まちづくり」によって新駅ビルや地域交流センター、大規模マンション建設へ!!

2025年1月21日、JR西日本が整備を進める新駅ビルおよび新改札口の工事が開始され、これを皮切りに「西明石駅及び駅周辺のまちづくり」が本格的に始動しました。この事業は、JR西明石駅を中心に地域全体の利便性向上や活性化を図るもので、駅周辺の魅力や利便性の向上を目指すとともに、市民や訪問者が快適で暮らしやすい都市環境を実現するための取り組みです。

駅前広場の整備や新しいアクセス道路の設置、地域交流センターの建設に加え、JR西日本社宅用地でのマンション開発など、多岐にわたる事業が同時に進行します。これらの事業は、西明石地域の持続可能な発展を支えるだけでなく、地域住民にとっての暮らしやすさをさらに向上させることを目指しています。明石市とJR西日本の協力により、地域の特色を活かしながら新しい都市モデルを築く取り組みが進められています。

→明石市 西明石地区の活性化に向けた取組について
→明石市/西日本旅客鉄道株式会社/JR西日本不動産開発株式会社 西明石まちづくり 起工のお知らせ

西明石まちづくりの概要

  1. 駅前広場と道路の整備
     駅前広場の拡充とアクセス道路の整備により、交通利便性が大幅に向上します。駐輪場、バス停留場、タクシー乗降場を設けることで、利用者が快適かつ安全に移動できる環境を整備します。
  2. 新駅ビル(仮称)の整備
     2026年度開業を予定した新駅ビルは、「駅からはじまるまちづくり」をコンセプトとし、バリアフリー設備や多様な店舗構成を備えた、地域の新たなランドマークとして計画されています。
  3. マンション開発プロジェクト
     「ジェイグラン シティ 西明石 タワーウエスト」という新築分譲マンションが駅徒歩3分の立地に建設されます。子育て支援やコミュニティ形成に配慮した設計で、快適な居住環境を提供します。
  4. 地域交流センター「icotto」の整備
     新設される地域交流センター「icotto」は、読書や地域交流、多目的活動を行える場として、多様な設備を備えた地域コミュニティの拠点となることを目指しています。
  5. 地域活性化と住民の生活向上
     整備計画全体を通じて、駅周辺の高度利用と住環境の向上を図り、地域全体の利便性と魅力を高めることで、住民と訪問者の双方にとって価値のあるまちづくりを推進します。
  6. 「持続可能な都市」を目指す取り組み
     今回の整備計画は、交通、商業、住環境、文化交流を一体的に整備することで、地域の持続可能な発展を目指しており、地域住民の生活の質を長期的に向上させることを目的としています。

出典:明石市

このまちづくりプロジェクトの特徴は、地域の歴史や自然環境を大切にしながら、現代の生活ニーズに応える都市空間を創出することにあります。JR西明石駅を中心に、駅の南北をつなぐ新しい道路や広場が整備されることで、これまで分断されていた地域が一体化し、交通や人の流れがよりスムーズになります。

また、駅ビルやマンション開発を通じて、住民や訪問者の利便性を高めるだけでなく、交流やにぎわいを創出する仕掛けが設計されています。さらに、駅周辺だけでなく、広域的な視点で都市機能と自然環境を調和させる計画が進められています。これらの取り組みを通じて、西明石は利便性、居住性、そして地域魅力のバランスが取れたエリアへと変貌を遂げることが期待されています。

出典:明石市

このプロジェクトは、JR西明石駅を中心とした広範囲にわたる都市開発であり、地域住民や訪問者の生活環境を大幅に改善することを目指しています。駅周辺では新駅ビルの建設が進められ、商業施設やバリアフリー動線の設置により、利便性と快適性が格段に向上する見込みです。

また、駅前広場と駐輪場の整備により、交通の結節点としての役割がさらに強化される予定です。駅と周辺エリアをつなぐ新しい道路の整備は、地域内外の移動をより円滑にし、交通混雑の緩和にも寄与します。これらの配置計画により、都市機能がより効率的に活用されるだけでなく、地域のコミュニティ活動や経済的な活性化が促進されることが期待されています。

出典:明石市

容積率緩和区域図に関する説明として、今回のまちづくりプロジェクトでは、JR西明石駅周辺エリアを対象とした都市計画の変更が提案されています。

まず、用途地域の変更についてですが、現在の駅周辺は第1種住居地域や準住居地域、近隣商業地域が混在しており、建ぺい率や容積率に一定の制約が設けられています。これにより、建物の規模や用途が住宅主体に偏り、商業機能や交通結節点としての活用に限界がありました。しかし、今回の変更案では、赤色点線で示された範囲を近隣商業地域に変更することで、建ぺい率を60%から80%に、容積率を200%から300%に引き上げる計画です。この変更により、高層建築物や商業施設の建設が可能となり、地域の利便性向上や経済活動の活性化が期待されています。

次に、高度地区の変更については、指定なしへと変更され、駅周辺エリアでの建物の高さ制限を緩和する内容が含まれています。この変更により、駅を中心としたより柔軟で立体的な都市開発が可能となり、地域全体の景観や機能が向上すると考えられます。

出典:明石市

駅前広場とアクセス道路の整備が進むことで、交通の利便性が飛躍的に向上します。この整備計画では、駅利用者がスムーズに乗り換えや移動を行える環境を実現することを目指しており、広々とした駅前広場が設けられる予定です。また、駐輪場やバス停留場、タクシー乗降場が設置されることで、各種交通手段の連携が強化され、利便性がさらに高まります。

さらに、この整備により歩行者や自転車利用者の安全性も向上し、誰もが安心して利用できる空間が生まれることが期待されています。整備後の駅前広場は、単なる交通結節点としての役割にとどまらず、地域住民や訪問者が気軽に集えるコミュニティ空間としても機能することを目指しています。

Google Earthで確認できる現在の西明石駅周辺の空撮画像は、現状の駅やその周辺エリアの様子を一望することができる貴重な資料です。この画像をもとに、計画後の整備内容と比較することで、どのように地域が変化するのかを具体的にイメージすることができます。

現状では、駅周辺のインフラや施設に改善の余地がある部分が見られますが、計画後にはそれらがどのように進化し、地域全体にポジティブな影響をもたらすかを可視化することが可能です。この比較を通じて、交通の利便性向上や駅前広場の利用価値増大、さらには駅周辺地域の魅力の向上といった具体的な成果がより明確に理解できるようになり、地域の未来に対する期待がますます高まります。

(仮称)JR西明石駅ビルの整備
出典:明石市

新駅ビルは、「駅からはじまるまちづくり」をコンセプトに計画されています。このビルは単なる商業施設としてではなく、地域の拠点として多機能を持たせた施設として位置づけられています。地域住民や駅利用者の多様なニーズに応えるため、幅広い店舗構成やサービスが提供される予定です。

開業は2026年度を目標としており、エレベーターやエスカレーターなどのバリアフリー設備が完備され、すべての人が快適に利用できる空間を提供します。さらに、地域の文化や歴史を取り入れたデザインが施されることで、このビル自体が西明石の新しいランドマークとなることが期待されています。また、駅周辺の活性化にも寄与し、商業活動や地域交流がさらに促進されることで、まちづくりの中心的存在としての役割を果たします。

ジェイグラン シティ 西明石 タワーウエスト
出典:明石市

「ジェイグラン シティ 西明石 タワーウエスト」という名称の地上20階、総戸数340戸の新築大規模分譲マンションは、駅から徒歩3分という絶好のロケーションに位置しています。このマンション開発は、交通利便性の高いエリアに居住空間を提供するだけでなく、地域住民との交流や子育て支援を重視した設計が特徴です。

施設内には、子どもが安心して遊べる共有スペースや、住民同士が気軽に集えるコミュニティスペースが設けられる予定で、家族連れや若い世代にとっても魅力的な住環境が提供されます。また、高層階からの景観も魅力のひとつで、駅前の利便性を享受しつつ、快適で質の高い暮らしを実現できる住まいが提供されます。この開発により、駅周辺の人口増加や経済活性化が見込まれるとともに、地域全体の魅力がさらに高まることが期待されています。

西明石地域交流センターicottoの整備のイメージ画像
出典:明石市

新たに整備される地域交流センター「icotto」は、「本と出会い、人とつながる交流の場」をコンセプトに掲げています。この施設は、地域住民が気軽に集まり、多様な活動を展開できる場所として計画されており、多目的ホール、図書コーナー、地域交流スペースなどの設備が充実しています。

図書コーナーでは幅広いジャンルの書籍が揃えられ、読書を楽しむだけでなく、学びや情報収集の場としても利用できます。また、多目的ホールは、地域のイベントや文化活動に対応できる柔軟な空間となる予定です。さらに、カフェスペースの設置も検討されており、利用者がくつろぎながら交流を深められる空間が提供されます。このセンターは、地域コミュニティの拠点として、住民同士のつながりを強化し、西明石地域全体の活性化に寄与することを目指しています。

最終更新日:2025年1月22日

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