富岡市は2025年5月、上信電鉄神農原駅~上州一ノ宮駅間に新駅を設置するための測量調査業務の一般競争入札を開始しました。設置予定地は群馬県富岡市神農原地内で、周辺の工業団地や地域住民の利便性向上を目的としています。調査の結果を踏まえ、2030年頃の開業を目指しています。
→富岡市 【質疑回答追加】条件付一般競争入札(事後審査方式)の公告【令和7年6月6日公告】
上信電鉄神農原駅~上州一ノ宮駅間 新駅計画の概要
- 調査開始時期と目的
富岡市は2025年5月に、上信電鉄新駅設置に向けた測量調査業務の一般競争入札を開始。 - 新駅の予定地
場所は神農原地内で、ヨコオ富岡工場の近隣を想定。 - 設置の背景
企業の従業員増加や地域住民の要望を受け、交通利便性の向上を目的として決定。 - 調査の内容
業務延長310m、路線測量300m、地質調査1件を実施。専門資格を持つ技術者が担当。 - 調査期間
業務委託期間は2025年5月1日から2026年2月19日まで。 - 予算と資金
調査費用として市は1,441万円を計上し、国・県からの補助も見込む。 - 開業目標
調査・設計・施工を経て、2030年頃の新駅開業を目指す。

新駅の設置は、新駅南側にあるヨコオ富岡工場の従業員増加や、沿線住民からの強い要望を受けたもので、地域の公共交通利用を促進し、自家用車から鉄道への転換を図ることが目的です。これにより、通勤時間帯の交通渋滞緩和やゼロカーボン社会の実現に寄与することが期待されています。

今回の測量調査業務では、310メートルにわたる業務延長、300メートルの路線測量、地質調査が実施されます。業務委託期間は2025年5月1日から2026年2月19日まで。調査は群馬県の最新仕様書に準拠し、専門資格を持つ技術者が担当するなど、高い技術基準が求められています。
富岡市は2025年度当初予算に調査費用として1,441万円を計上し、設置には国や県の補助も見込んでいます。今後は測量結果をもとに設計・施工を進め、2030年頃の開業を目指すものとされています。新駅が開業すれば、上信電鉄では2014年以来となる新駅誕生となります。
最終更新日:2025年6月11日