神奈川県鎌倉市の新庁舎の公募型プロポーザル「鎌倉市新庁舎等基本設計及びDX支援業務委託」の最優秀提案者に日建設計が選定されました。
最優秀提案者の提案概要は、市庁舎を「手続きの場」から「市民が集う場」へと変えることを目指し、「ひとつながりの未来の庁舎『鎌倉ONE』」を基本コンセプトに掲げています。市役所のDX化や行政施設ネットワークの構築、市民との共創を促す交流空間の設置、防災拠点機能の強化、利便性を考慮した柔軟な窓口サービスが特徴です。
また、建築計画は汎用性とバランスが評価され、免震層を中間階に設置することでコスト削減や災害時の活用を図っています。市民や職員との対話を重視したワークショップやモックアップの利用も高く評価されましたが、非免震部分となる1、2階の書架の耐震対策については追加の工夫が必要との意見もあったとのことです。
→鎌倉市 ―「新しい市役所」のイメージの具体化―新庁舎等基本設計等業務公募型プロポーザルにおける最優秀提案者の決定について
断面イメージです。
「エントランス」の完成予想パースです。
「内観」の完成予想パースです。
最終更新日:2024年10月28日