最新の都市開発ニュース
愛知県瀬戸市で駅前複合商業施設の新設のほか639戸の大規模宅地を供給へ!!「瀬戸中水野駅周辺地区土地区画整理事業」の事業化検討パートナーに矢作建設工業、日本エスコン、トヨタホームなどが選定!!
さいたま新都心駅直結の住・商・交流が一体複合賃貸住宅「ekismさいたま新都心」が2025年7月25日(金)にグランドオープン!!
日本の歴史に残るあのビルは今でも現役で稼働中日本を揺るがす大事件の記憶を持ち、今も丸の内を見守る「丸の内二丁目ビル」が丸の内LOVE WALKERに掲載!!
千葉ロッテマリーンズのファーム(2軍)本拠地が千葉県君津市へ移転!!2030年1月に供用開始へ!!
日本エスコンがタイ・ノンタブリ県で計画されている地上28階、総戸数700戸の大規模超高層コンドミニアム「オリジンプレイスチェーンワタナ」に出資!!
幕張新都心「千葉マリンスタジアム再整備基本構想案(骨子)」が公表!!新たな屋外型スタジアムを2034年頃に開業へ!!
遂に動き出した相鉄本線鶴ヶ峰駅北口一帯を再開発する「(仮称)鶴ヶ峰駅北口地区第一種市街地再開発事業」!!事業協力者募集が開始!!
愛知県岡崎市に「三井アウトレットパーク 岡崎」が2025年11月に開業!!約180店舗が出店するほか、隣接地では岡崎本宿駅西土地区画整理事業も進む!!
UAE・アル・マルヤン島でザハ設計の超高層複合開発「Oystra(オイストラ)」発表!!波紋や自然エネルギーに着想を得た貝殻のようなファサードが凄まじい!!
高輪ゲートウェイシティに約180店舗が新たに入る都市型商業施設「ニュウマン高輪(NEWoMan高輪)」が2025年9月12日開業!!
2028年10月開業を目指す9,000席規模の大型アリーナ「京都アリーナ(仮称)」の公募型プロポーザルによる選定結果が公表!!
豊島区が池袋駅東口エリアの再生に向けて「池袋駅東口A・C・D地区街並み再生方針(素案)」を公表!!魅力的で持続可能なまちづくりを推進へ!!
ドバイにチェルシーFCによる世界初のサッカーブランド付き超高層レジデンス「チェルシー・レジデンス」建設へ!!屋上サッカー場やウェルネスセンターを併設!!
JR片町線・東西線の京橋駅周辺を別線地下化方式により立体交差化する「JR片町線・東西線連続立体交差事業」!!2053年度の完了を目指す!!
あつたnagAyaやμ PLAT神宮前も開業した熱田神宮周辺で新たなまちづくり!!「熱田神宮周辺エリアプラットフォーム」も発足へ!!
ガラス海綿を彷彿させる独特なデザインが特徴的なバンクーバー市最高層の超高層複合開発プロジェクト「501・595ウェストジョージアストリート」「388アボットストリート」!!
茨城県つくば市「圏央道つくば西スマートIC周辺」で新たな産業用地整備事業!!
ドローンや空飛ぶクルマなどを活用した「名駅“スーパーモビリティハブ”構想」の実現に向けた提言書を名古屋商工会議所から愛知県知事へ手交!!近未来の交通システムを構築へ!!
JR千歳線「新札幌」駅で高架橋耐震補強工事に伴う、駅リニューアルや高架下商業施設の再開発計画浮上!!
新船橋駅周辺の旧日本建鐵船橋工場跡地に大規模マンション開発などを行う「新船橋駅西地区地区計画」および「新船橋駅商業地区地区計画」の都市計画決定案の縦覧を開始!!

ベトナムに世界最大級、面積2万haの超巨大都市開発計画が浮上!!「ハイフォン南部沿岸経済区」設立!!

ハイフォン南部沿岸経済区は、2024年12月4日、ベトナム政府のトラン・ホンハ副首相が署名した決定第1511/QD-TTg号によって正式に設立されました。この経済区は、紅河デルタ地域内に位置するハイフォン市の南東部に広がり、総面積は2万ヘクタールを誇ります。そのうち2,909ヘクタールは干拓地として利用され、長期的な発展計画の一環として重点的に開発が進められる予定です。

この経済区の設立は、ベトナム国内だけでなく、国際的にも重要な意義を持っています。グリーン成長や循環経済を促進し、持続可能な開発モデルを実現することを目的としており、経済的・環境的なバランスを考慮したアプローチが取られています。特に、ハイテク産業、港湾サービス、先進的な物流分野において競争力を強化することで、地域経済の発展をけん引する役割を担います。また、この地域を中心に工業団地や都市開発、交通インフラ整備を行うことで、ベトナム全体の成長に寄与する戦略的な経済拠点となることを目指しています。

さらに、この経済区は、紅河デルタ地域全体の統合的な発展を促進する重要な要素として計画されています。地域経済の枠を超えた国際的な経済、貿易、サービスの中心地としての機能を果たすため、グローバルな市場と強力に結びつくことが期待されています。同時に、気候変動や環境問題に対応しながら、地域住民の生活の質の向上や雇用機会の拡大に寄与することで、経済的安定と社会的繁栄を同時に実現することを目標としています。このように、ハイフォン南部沿岸経済区は、多角的な視点で地域のポテンシャルを最大化するプロジェクトとして位置付けられています。

→ベトナム社会主義共和国政府 Thành lập Khu kinh tế ven biển phía Nam Hải Phòng
→ENCITY Hai Phong City Master Plan 2050

計画の概要

  1. 設立背景
    2024年12月4日、ベトナム政府の決定第1511/QD-TTg号により公式に設立された
  2. 位置と規模
    ハイフォン市南東部に広がり、総面積2万ヘクタール。うち2,909ヘクタールは干拓地として利用
  3. 目標と意義
    持続可能な発展モデルを実現し、グリーン成長や循環経済を促進
  4. 産業分野
    ハイテク産業、港湾サービス、先進物流の分野で競争力を強化
  5. 地域統合と発展
    紅河デルタ地域全体の統合的な発展を促進し、国際的な経済・貿易の中心地を目指す
  6. 住民への影響
    雇用創出と生活の質向上を目指し、社会的・経済的安定に貢献
  7. 環境配慮
    気候変動や環境問題に対応しつつ、経済発展と環境保護の両立を目指す

出典:ベトナム社会主義共和国政府

ハイフォン南部沿岸経済区の開発は、段階的なアプローチで進められます。2025年までに経済区のマスタープランとゾーニング計画を策定し、主要な交通・技術インフラの初期投資を行います。2026年から2030年には、ナムドソン港、都市開発、工業団地など主要施設の建設を進め、2031年以降に残りのプロジェクトを完了させる予定です。

出典:ベトナム社会主義共和国政府

この経済区は、工業開発や港湾サービスの利点を最大限に活かし、近隣諸国や世界との経済的連携を強化します。グリーン成長と持続可能性を重視し、ハイテク産業や物流に焦点を当てることで、多機能で統合的な経済区として発展する計画です。また、経済、貿易、サービスの国際的な玄関口として、経済活動を促進します。

出典:ベトナム社会主義共和国政府

ハイフォン市は、投資家にとって魅力的なビジネス環境を提供するため、透明でオープンな制度を整備しています。この経済区は、グローバル市場との結びつきを強化し、FDI(外国直接投資)を積極的に誘致する計画です。また、自由貿易区としての特権的な政策を採用し、持続可能な経済成長のエンジンとなることを目指します。

出典:ベトナム社会主義共和国政府

環境保護と社会保障は、この経済区の開発において重要なテーマです。自然災害や気候変動への対応を含む環境保護計画が実施され、廃棄物管理や海洋生態系保護が徹底されます。また、土地収用に伴う雇用創出や再定住支援など、社会的影響にも配慮した施策が進められています。

出典:ベトナム社会主義共和国政府
出典:ベトナム社会主義共和国政府

紅河デルタ地域内外との連携を強化するため、南部沿岸経済区は戦略的な輸送ネットワークを構築します。これには、沿岸道路、ニンビン-ハイフォン高速道路、ナムドソン港からの海上輸送が含まれ、国際空港や鉄道とも接続されます。これにより、地域全体の発展を支える重要な経済回廊としての役割を果たします。

出典:ベトナム社会主義共和国政府
出典:ベトナム社会主義共和国政府

このプロジェクトは、広範囲な社会的影響を伴います。ヴィンバオ、ティエンラン、アンラオ、キエントゥイ、ドソン地区の5つの地区の22の地域が対象となり、敷地整備や住民再配置が必要です。特に、再定住支援や雇用構造の変化への対応が求められます。同時に、地域住民の生活向上や収入増加を目指し、雇用創出や職業訓練も実施されます。これらの取り組みによって、地域社会の安定と発展が図られます。

最終更新日:2024年12月7日

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