ほくほくフィナンシャルグループの北陸銀行は、福井県勝山市に2025年4月開設予定の福井県立大学恐竜学部の学生向けに、3階建てのマンション「白亜紀ダイナ荘(仮称)」を建設すると発表しました。マンションの2~3階には学生向けの1Kタイプの居室10戸を設け、1階には北陸銀行勝山支店が移転・入居する予定です。この取り組みは、勝山市の活性化を目的とした「勝山応援プロジェクト」の一環であり、地方都市の若者誘致や金融サービスの充実を目指しています。
→株式会社北陸銀行/大北久保建設株式会社勝山応援プロジェクトの取り組みについて
計画の概要
- マンション建設計画
ほくほくフィナンシャルグループの北陸銀行が、2025年4月開設の福井県立大学恐竜学部の学生向けに、福井県勝山市で3階建てのマンション「白亜紀ダイナ荘(仮称)」を建設。 - 建物の構造と用途
2~3階に学生向けの1K居室10戸を設け、1階には北陸銀行勝山支店が移転・入居。マンションの入居開始は2026年3月、銀行の移転は2025年11月予定。 - 名称の由来
勝山市で発掘される恐竜化石が白亜紀のものが多いため「白亜紀ダイナ荘」と命名。将来的に「ジュラ紀ダイナ荘」などの展開も構想。 - 勝山応援プロジェクト
地方都市の活性化を目的に、北陸銀行と大北久保建設が連携。若者誘致や金融サービスの充実を図る。 - 市の支援制度活用
勝山市は、福井県立大学恐竜学部の学生向けアパート整備を支援する補助金制度を設けており、本プロジェクトもその制度を活用。 - 福井県の恐竜研究の歴史
1980年代から発掘が始まり、日本初の恐竜全身骨格の復元や新種の発見が続く。現在、福井県立恐竜博物館は世界3大恐竜博物館の一つ。 - 「恐竜王国福井」としての地位
日本で最も多くの恐竜化石が発見され、福井県由来の恐竜も多数命名。観光・研究の両面で「恐竜王国」としての知名度が向上。

マンションは現北陸銀行勝山支店の建つ福井県勝山市本町2丁目に建設され、2026年3月の入居開始を予定しています。銀行支店の移転は2025年11月4日を予定しており、ATMは引き続き利用可能です。建物の名称については、勝山市で発掘される恐竜化石が白亜紀のものが多いことから「白亜紀ダイナ荘」と命名されました。今後、2棟目・3棟目が建設される際には「ジュラ紀ダイナ荘」などと命名する構想もあるとのことです。

勝山市では、福井県立大学恐竜学部の学生受け入れのためのアパート整備を支援する補助金制度を設けており、今回のプロジェクトもその制度を活用しています。北陸銀行と大北久保建設が連携し、学生の生活基盤を整えることで、地域活性化につなげる狙いです。さらに、高齢者にも優しい金融サービスを提供し続けることを目指しています。

福井県は、日本で最も多くの恐竜化石が発見されている地域です。1980年代に勝山市北谷町で恐竜化石の発掘調査が始まり、日本で初めて全身骨格が復元されました。その後も数多くの新種が発見され、「フクイラプトル」「フクイサウルス」などの福井由来の恐竜が命名されました。現在では、福井県立恐竜博物館が世界3大恐竜博物館の一つとして知られ、福井県は「恐竜王国」としての地位を確立しています。勝山駅前にもこのように可愛らしい親子の恐竜像があります。
最終更新日:2025年2月9日