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JR九州と高松産業、東宝住宅、北九州市が「折尾駅南側にぎわいゾーン」のまちづくりに関して連携協定を締結!!第1弾は4棟のビルを一気に建設!!

2025年4月9日、九州旅客鉄道株式会社(JR九州)、高松産業株式会社、東宝住宅株式会社、そして北九州市は、折尾駅南側のにぎわいゾーンのまちづくりに関して連携協定を締結しました。

この協定は、折尾地区総合整備事業の一環として進められ、特に折尾駅南側の民間開発が本格化したことを背景に、新たなコンセプト「オリオXcite(エキサイト)」を掲げて魅力的なまちづくりを推進するために結ばれたものです。民間企業3社と北九州市は、折尾駅南側の駅前エリアを活性化し、住民や訪れる人々にとってさらに魅力的で便利な場所を作るために相互に協力する体制を築きました。

→北九州市/九州旅客鉄道株式会社/高松産業株式会社/東宝住宅株式会社 九州旅客鉄道㈱・高松産業㈱・東宝住宅㈱・北九州市 折尾駅南側にぎわいゾーンのまちづくりに関して連携協定を締結
→北九州市 折尾駅南側にぎわいゾーン まちづくり連携協定

折尾駅南側にぎわいゾーンのまちづくりの概要
  1. 連携協定の締結
    2025年4月9日、JR九州、高松産業、東宝住宅、北九州市の4者が折尾駅南側のまちづくりに関して連携協定を締結。折尾地区総合整備事業の一環として民間開発の推進。
  2. まちづくりのコンセプト「オリオXcite」
    新たなコンセプト「オリオXcite(エキサイト)」を掲げ、折尾を成長と変革の舞台として活性化。コンセプトには「Cross(交差)」「Exchange(交流)」「Transformation(変革)」の3つのXが込められた。
  3. まちなみ景観の形成
    まちづくりの一環として、良好な景観作りに向けて協力。駅周辺の建物デザインや高さの調整を行い、調和の取れた美しい街並みの形成。
  4. 土地の高度利用と容積率調整
    折尾駅南側の土地の効率的な利用を進めるため、容積率のアップなどの調整を行い、地域の発展を促進。
  5. 広報活動と地域の魅力発信
    企業間で協力し、折尾の魅力を広く発信。まちづくりの進捗や新たな施設について、市民や観光客に情報提供を行い、地域の活性化を促進。
  6. 民間開発の進行
    初期段階として、約6000平方メートルの土地に4棟のビルを建設予定で、90億円の民間投資が行われる。この開発により、駅前広場が賑わいの場となる。
  7. 今後の発展と未来のビジョン
    さらに約7ヘクタールのエリアにわたる開発計画が進行中で、折尾駅周辺は住みやすく、働きやすい街として変貌。地域経済の活性化とともに、地域全体の魅力が向上することが期待される。

出典:北九州市

この連携協定には、いくつかの重要なポイントが含まれています。まず第一に、良好なまちなみ景観の形成に関する相互協力が挙げられます。これには、折尾駅南側の開発における建物の高さやデザインに統一感を持たせ、街全体の景観を美しく整えることが含まれています。建築物が立ち並ぶ場所では、その周囲との調和を考えた設計が求められ、地域住民や訪問者にとって魅力的な空間を創出します。

次に、土地の高度利用に関する協力です。開発を進めるために必要な手続き、例えば容積率のアップに向けた調整などを、協力しながら進めることが決定されました。この協力により、土地をより効率的に利用でき、地域の発展を促進することができます。開発が進むにつれて、折尾駅南側のエリアは、商業や住宅、オフィスが複合的に立ち並ぶ魅力的な場所に生まれ変わります。

出典:北九州市

また、広報活動においても、各企業が協力して折尾の魅力を発信し、まちの魅力を広く伝えることが約束されました。折尾駅前の発展に関する情報を、市民や観光客に向けて発信し、その魅力を広めることで、地域経済の活性化や外部からの関心を引き付けることを目的としています。さらに、地域のまちづくり活動にも積極的に参加し、地域住民との連携を深めることで、地域社会全体の価値を高めていきます。

出典:北九州市

折尾まちづくりのコンセプト「オリオXcite(エキサイト)」は、若者と共に駆け上がる成長の舞台として、折尾を新たなステージに引き上げることを目指しています。

このコンセプトには、3つの「X」—Cross(交差)、Exchange(交流)、Transformation(変革)—が込められています。これらの要素は、折尾の街がどのように進化し、発展していくかの基盤となります。まず、Cross(交差)という概念は、折尾が鉄道の重要な交差点であることを強調し、交通インフラの整備により駅周辺が一層便利で活発な場所となることを目指します。

続いて、Exchange(交流)は、地域の住民と学生、そして他の地域から来る人々との交流を深め、地域コミュニティを活性化させることに焦点を当てています。最後に、Transformation(変革)は、折尾駅南側の開発を通じて、新しい住宅やオフィス、商業施設を立ち上げ、これまでにない都市環境を作り出すことを意味しています。これらの要素が融合し、折尾は次世代の若者たちの成長を支える場所として、発展していくものとされています。

このコンセプトは、単に物理的な発展を超えて、地域の人々が積極的に関わり合い、街を共に育てていくプロセスを大切にしています。地域に住む人々や学生が折尾の魅力を再発見し、定住や就職を通じて地域に貢献できるような仕組みを作り上げ、未来志向のまちづくりを進めていくことが強調されています。

出典:北九州市

折尾駅南側の開発は、今後数年でさらなる拡大を見込んでいます。最初の段階として、約6000平方メートルの土地に4棟のビルを建設する予定で、約90億円の民間投資が行われます。この開発により、駅前広場はバスターミナルやイベント広場としても機能し、地域住民や観光客が集まりやすいスペースへと変貌します。この開発の進行に伴い、折尾は住みやすく働きやすい街として、より多くの人々に魅力的な場所となることが期待されます。

さらに、この開発は将来的に拡大し、約7ヘクタールの広大なエリアにわたる地域整備が予定されています。このプロジェクトの完成により、折尾駅周辺は、交通の便が良いだけでなく、住民、企業、訪問者の活動の中心地として生まれ変わります。新しい住宅や商業施設が立ち並ぶことで、地域経済の活性化とともに、地域全体の魅力が向上し、さらなる発展が見込まれます。

折尾駅南側の開発は、ただの都市再開発にとどまらず、地域の人々とともに成長し続ける街作りを目指している点が特徴的です。地域住民と企業が協力しながら、新しい生活環境を提供することで、地域全体の生活の質が向上することを目指しています。

折尾駅は、連続立体交差事業による高架化が行われています。折尾駅周辺連続立体交差事業は、鉄道による市街地分断や交通渋滞の解消を目的とした事業で、JR折尾駅周辺の鹿児島本線、筑豊本線、福北ゆたか線を高架化しました。これにより、踏切による渋滞が解消され、駅周辺の効率的な整備が可能になり、乗り換え利便性が向上しました。事業の延長は約4.5kmで、事業期間は2004年度から2024年度までです。高架化により、駅舎が統合され、利用しやすい駅構造が実現されました。

進捗状況としては、筑豊本線の高架化が2019年に完了し、鹿児島本線の高架化が2021年に終了しました。短絡線の高架化は2022年に完了し、全線の高架化が実現しました。この事業により、踏切除却による渋滞解消、新しい駅舎の開業、高架下の施設活用、まちの一体化が進み、駅前広場の整備や回遊性の向上が図られています。

折尾駅は1891年に開業し、立体交差化が進められ、2021年には新しい駅舎が開業しました。この新駅舎は、駅舎の集約により利便性が向上し、北九州都市圏郊外のターミナルとして、周辺も再開発が進められています。

最終更新日:2025年4月9日

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