夢洲第2期区域マスタープランの優秀提案が決定!未来の大阪を描く壮大なビジョン!!

大阪府と大阪市は、2025年の大阪・関西万博跡地となる夢洲第2期区域において、国際観光拠点の形成を目指し、民間から提案を募る「夢洲第2期区域マスタープランの策定に向けた民間提案募集」を実施し、外部有識者から成る選定会議の意見を踏まえ、優秀提案が決定されました。

令和6年9月に公表された募集要項では、大阪府と大阪市が共同で進める夢洲第2期区域の国際観光拠点の形成に向けて、民間企業からの提案を募集することを発表しています。募集の目的は、夢洲第2期区域を活用した未来型都市やリゾート都市を創出することにあり、その際、万博の理念を受け継ぎ、技術革新や観光資源の強化を図ることが求められています。具体的には、提案内容には国際的な観光拠点としての機能を強化するための新しい都市空間の設計や、未来志向の施設の提案が期待されています。

このプロジェクトは、大阪府・大阪市の連携によって、国内外から訪れる観光客を引きつける施設を提供し、地域経済の活性化を目指すものです。加えて、夢洲第2期区域は持続可能な社会の実現に向けた先進的な都市開発の実験場となることを目指しており、大阪の未来を見据えた重要な拠点として位置づけられています。最終的に、地域の発展と大阪の国際競争力向上に寄与するプロジェクトとして、夢洲第2期区域の開発が進められる予定です。

夢洲第2期区域は約50ヘクタールの広大な土地を活用し、未来志向の都市開発を進める重要なエリアです。これにより、万博で培われた技術や理念を継承しながら、地域経済の活性化や観光資源の強化を図り、国内外からの訪問者を惹きつける魅力的な都市空間の創造が期待されています。

→大阪市 報道発表資料 「夢洲第2期区域マスタープランの策定に向けた民間提案募集」における優秀提案を決定しました

計画の概要

  1. 民間提案募集の実施
    大阪府と大阪市は、夢洲第2期区域の国際観光拠点形成に向けて、民間から提案を募る取り組みを実施しました。
  2. 夢洲第2期区域の位置づけ
    約50ヘクタールの広大な土地を活用し、未来志向の都市開発を進める重要なエリアとして計画されています。
  3. 外部有識者による選定
    提案内容の評価は、外部有識者から成る選定会議の意見を踏まえ、優秀提案が決定されました。
  4. 提案の方向性
    優秀提案は、大阪の中心となる多機能型都市や、未来志向のリゾート都市の形成を目指した構想です。
  5. 万博の理念継承
    万博で培われた技術や思想を活用し、地域経済の活性化や観光資源の強化を図る計画です。
  6. 国際観光拠点の形成
    国内外から訪問者を引き寄せる魅力的な都市空間の創造を目指し、世界水準の観光拠点としての発展が期待されています。
  7. 大阪の未来都市モデル
    夢洲第2期区域の開発は、大阪の持続可能な発展と、日本全体をけん引する都市モデルの実現を目指しています。

出典:大阪市

夢洲第2期区域における優秀提案は、それぞれ独自の都市構想やデザインの視点から、夢洲の将来像を具体的に描いています。一つは「夢洲第2期区域開発基本構想検討会」による提案で、大阪の中心となるような多機能型都市を目指す構想です。もう一つは「夢洲まちづくり提案グループ」による提案で、心と体の潤いをテーマにした未来志向のリゾート都市を提案しています。

どちらの案も、万博の理念を引き継ぎつつ、新たな価値を創出し、大阪のみならず日本全体をけん引するプロジェクトとなることを目指しています。これらの提案は、夢洲のポテンシャルを最大限に引き出し、地域と世界をつなぐ重要な拠点を形作るものです。

出典:大阪市

夢洲第2期区域は、此花区に位置する約50ヘクタールの広大な土地で、大阪市が所有しています。この区域は、万博跡地としての役割を超えて、未来の大阪の象徴的な都市空間として計画されています。提案区域図には、この土地の利活用が細かく示されており、各ゾーンごとにその特性や用途が明確に定義されています。中央には駅前広場を配置し、訪問者の利便性を高めるとともに、商業、レジャー、教育、研究施設など多岐にわたる都市機能を融合する計画が示されています。この図は、地域社会の持続的な発展と、来訪者に新たな体験を提供するための設計がどのように実現されるかを視覚的に示しています。

優秀提案1「夢洲第2期区域開発基本構想検討会」
出典:大阪市

株式会社大林組大阪本店の他6社によるグループから構成される「夢洲第2期区域開発基本構想検討会」の提案では、サーキット「OSAKA CIRCUIT」や「WELLNESS RING」を中心としたゾーニングが特徴です。このリングは、ウェルネス関連施設やホテル、ショッピングモールなどが集約されたエリアであり、訪問者に健康と楽しさを提供する空間として機能します。また、駅前広場にはビジネス施設と観光要素が融合した多機能拠点が計画され、都市の活気を支える重要な役割を果たします。

出典:大阪市
出典:大阪市

提案の中心テーマの一つである「都市まるごと活きた実証フィールド」では、万博で使用された先端技術や思想を活用し、次世代のモデル都市を創り上げることを目指しています。実証実験や新技術の導入を通じて、イノベーションを呼び込み、地域の発展に寄与します。これにより、世界中から注目される持続可能な都市としての地位を確立する計画が描かれています。

出典:大阪市

「BAY ARENA」や「EXPO FOREST」などのエリアは、エンターテインメントと自然を融合した施設が特色です。大型アリーナでは国際的なイベントが開催され、周囲の自然空間では静けさと癒しが提供されます。これにより、夢洲は訪問者に多彩な体験を提供し、大阪のランドマークとしての地位を確立することを目指しています。

優秀提案2「夢洲まちづくり提案グループ」
出典:大阪市

関電不動産開発株式会社、京阪ホールディングス株式会社、住友商事株式会社、株式会社竹中土木、南海電気鉄道株式会社、吉本興業ホールディングス株式会社による「夢洲まちづくり提案グループ」の提案は、「潤いの粋都 YUMESHIMA」をテーマに掲げています。第1期のIR区域と連携し、世界水準のリゾートライフスタイルを形成することを目指しています。この区域では、ウォーターパークやラグジュアリーホテルを含む高品質な観光資源が計画されており、国内外からの観光客を引き寄せる力を持つエリアとなることが期待されています。

出典:大阪市

「セントラルプロムナード」と呼ばれる中心軸には、緑豊かな公園空間が広がります。このエリアは、歩行者に優しい設計となっており、来訪者が快適に過ごせるよう工夫されています。また、交通ハブとなるラウンドアバウトを設置することで、地域全体のアクセス性を向上させています。これにより、都市機能と自然が調和した快適な都市環境が生まれます。

出典:大阪市

提案のハード面では、万博の遺産である「大屋根リング」の再利用や「静けさの森」の移設が含まれています。これにより、万博の理念を形として残しつつ、新たな都市価値を創出する計画が進められています。このような持続可能な都市づくりは、世界的にも注目される未来志向のモデルケースとなることでしょう。

Osaka Metro中央線「夢洲」駅
出典:大阪府

夢洲駅は、未来の大阪の象徴となる玄関口としての役割を果たす重要な施設です。この駅は、Osaka Metro中央線の延伸により鉄道アクセスを強化し、多くの訪問者が快適に夢洲を訪れることを可能にします。さらに夢洲の段階的な土地利用の状況に応じて、北港テクノポート線、京阪中之島線又はJR桜島線の延伸について、検討が進められるものとされています。駅周辺には商業施設や観光案内所が整備される予定で、訪問者がスムーズにエリア全体を楽しめるよう設計されています。この駅の完成は、夢洲が世界的な観光地として発展するための基盤を築く重要な一歩となるでしょう。

最終更新日:2025年1月9日

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