都市開発ニュース
神戸港に大型スーパーヨットの受け入れ拠点を整備する「SUPERYACHT BASE KOBE(スーパーヨットベース神戸)」!!2027年春に一部開業、2028年に全面開業予定!!
横浜市の三ツ沢公園に収容人数約2万人の新球技場を整備する「三ツ沢公園再整備基本計画(案)」!!陸上競技場の移設や中央広場の整備、桜山の再生も計画!!
熊本県が半導体産業集積に対応する道路網を強化する「セミコンテクノパーク周辺道路整備」!!菊陽空港線や新山原水線の整備、大津植木線の多車線化、中九州横断道路との連携へ!!
相鉄いずみ野線新駅「B駅」を中心に商業・住宅・産業機能が集積する新都市拠点を形成する「藤沢市健康と文化の森地区土地区画整理事業」!!慶應SFC周辺にキャンパスタウンを整備、2034年3月の事業完了を目指す!!
九州大学箱崎キャンパス跡地の大規模まちづくりプロジェクト名が「HAKOZAKI BLOCK(ハコザキブロック)」に決定!!住宅約2,000戸や商業・研究・医療施設など日本最大級のスマートシティ計画が始動!!
三宮センター街に隣接する大規模商業施設を一体的に再整備へする「サンセンタープラザの建て替え」!!再開発協議会が発足して3館一体建て替えを検討!!
相鉄いずみ野線の延伸を見据えた新駅周辺のまちづくり構想「いずみ野線A駅周辺まちづくり計画」!!商業・生活サービス機能の充実と緑豊かな交流拠点の形成を目指す!!
東村山市最大級となる総戸数591戸の大規模マンション開発「グレーシア武蔵野東村山」!!ワーキングラウンジやブックライブラリーなど多彩な共用施設を備えた地上15階建てレジデンス!!
新宿御苑前駅徒歩2分、全フロアにフルセットアップオフィスを採用する「スイテ新宿御苑前」!!地上12階、高さ52.35m、最上階に共用ラウンジと屋上テラスを備えるオフィスビルが2028年夏竣工へ!!
慶應SFCを経由して東海道新幹線新駅誘致地の倉見まで全区間延伸を目指す「相鉄いずみ野線延伸計画」!!都市計画道路高倉遠藤線の4車線化によりBRTの機能強化も検討!!
北関東最大級約10,000席の大規模アリーナを整備へ!!「宇都宮ブレックス新アリーナ」!!2030-31シーズン開業を目指す宇都宮駅東公園の新ホームアリーナ計画!!
札幌市中心部の大通公園をリニューアルする「大通公園基本計画 中間とりまとめ(案)」!!西4丁目の水景施設更新や憩い空間の創出、みどり豊かな公園づくり!!
地下鉄7号線延伸・中間駅設置で新たな市街地を形成する「(仮称)地下鉄7号線中間駅周辺地区土地区画整理事業」!!約120haの大規模開発で自然と都市機能が調和するまちづくりへ!!
2029年に開業する東京駅前「ヤエス コア」最上層に入る全184室の高級ホテル&サービスレジデンス「オークウッドプレミア八重洲コア東京」!!2029年1月末竣工予定の地上43階、高さ約227mの大規模複合施設!!
大井町駅西口の約1.4haを活力創造ゾーンとして再開発する「大井町駅西口E地区」!!商業・業務・住宅が集積する複合拠点の形成を目指す!!
銀座に誕生する地上12階、高さ42m、客室数130室の木造ハイブリッドホテル「(仮称)木挽ビルホテル計画」!!木柱・木梁やCLT耐震壁、木ブレースを採用して2029年10月開業予定!!
TX三郷中央駅の駅高架下やにおどり公園の活用でにぎわい創出する「三郷中央駅周辺にぎわい創出ビジョン」!!駅前広場改修工事が進むほか、歩行者空間の拡充やカフェ・飲食店の誘致なども!!
中銀カプセルタワービル跡地で建設が進む地上12階、全145室のホテル「プルマン東京銀座」!!メタボリズム建築から銀座エリアのプレミアムホテルへ生まれ変わる!!
銀座四丁目交差点に建っていた円筒形ガラス張りビル・三愛ドリームセンター建て替える「(仮称) GF計画」!!リコーによる地上11階、高さ49.24mの新ビルを建設へ!!
国土交通大臣が軌道運送高度化実施計画を認定した「宇都宮LRT西側延伸」!!宇都宮駅~教育会館前付近約4.9kmを延伸、2036年3月開業目指す!!

八重洲の円筒形をした換気塔「鍛冶橋換気所」の解体工事が開始!!首都高再編によって整備される「新京橋連結路」の工事が本格始動へ!!

首都高速道路の日本橋区間地下化に伴う交通ネットワーク再編の中核事業となる「新京橋連結路」の整備が本格化しています。新京橋連結路は、高速都心環状線(築地川区間)と高速八重洲線を結ぶ延長約1.1km、往復2車線の地下トンネルで、江戸橋JCTの大型車連結路の代替機能を担う新たな都心環状ルートとして整備されます。あわせて高速都心環状線(築地川区間)の大規模更新、高速八重洲線の出入口再編、そして八重洲のランドマークとして親しまれてきた円筒形の「鍛冶橋換気所」の建て替えも進められています。

現地では、長年東京駅八重洲口の景観を特徴づけてきた鍛冶橋換気所の解体工事が始まり、約50年以上にわたり都心の交通を支えてきた施設が歴史に幕を下ろそうとしています。日本橋川周辺の再生やKK線の活用とも連携する東京の都市再生を象徴する大規模プロジェクトとして、今後10年にわたり整備が進められます。

新京橋連結路の概要

1.日本橋区間地下化と一体で進む新京橋連結路整備
高速都心環状線(築地川区間)と高速八重洲線を結ぶ延長約1.1kmの地下連絡路整備。
日本橋地下化後の大型車交通を支える新たな都心環状ルートの構築。

2.高速八重洲線の出入口再編と交通機能強化
丸の内入口(仮称)や新富町入口(仮称)の新設、既存出入口の再編を実施。
都心部の交通円滑化と高速道路ネットワーク再構築の推進。

3.鍛冶橋換気所の全面建て替え工事
トンネル延長に対応した換気・防災性能向上のため既存施設を全面更新。
次世代の首都高速道路を支える高機能換気施設への再整備。

4.鍛冶橋換気所の解体工事が本格始動
地上7階・地下4階、延床面積2,084㎡の既存換気所で解体工事を開始。
約50年にわたり八重洲の景観を彩ったランドマーク施設との別れ。

5.アスベスト除去を含む安全対策を徹底
天井・壁・配管などの石綿含有建材を対象とした除去工事を実施予定。
シート養生や負圧除じん装置による粉じん飛散防止対策の徹底。

6.築地川区間で大規模更新事業も同時進行
老朽化した擁壁更新や跨道橋架け替え、線形改良を一体的に実施。
走行安全性向上と都市再生を両立するインフラ更新事業。

7.2035年頃の完成を目指す都心高速道路の大変革
日本橋川周辺の景観改善やKK線再生と連携した都市空間創出を推進。
交通機能と都市景観を次世代へ引き継ぐ首都圏最大級の再整備プロジェクト。


*新京橋連結路新設による建て替えに伴い、解体工事が始まる現在の鍛冶橋換気所

新京橋連結路は、高速都心環状線(築地川区間)と高速八重洲線を地下で結ぶ約1.1kmの新設路線です。日本橋区間地下化によって江戸橋JCTの大型車連結路が廃止されるため、その代替となる新たな都心環状ルートとして整備されます。これにより、都心部の交通ネットワークを維持しながら、日本橋川上空の高架橋撤去や都市景観の改善を進める重要な役割を担います。

*新京橋連結路の断面図/出典∶首都高速道路株式会社、東京都
*新京橋連結路の配置図/出典∶首都高速道路株式会社、東京都

道路は往復2車線・設計速度40km/hで計画され、約1.0kmがトンネル構造、約0.1kmが擁壁構造となります。また、高速八重洲線では丸の内入口(仮称)と新富町入口(仮称)の新設、京橋入口・新富町出口の廃止など出入口構成も大きく変更されます。現在は地下埋設物調査や支障物移設工事、開削トンネル工事に向けた準備が進められており、完成は2035年度頃を予定しています。

*1973年に建設された円筒形の換気塔となっている鍛冶橋換気所

新京橋連結路の整備によってトンネル延長が長くなることから、換気性能や防災機能の向上を目的として鍛冶橋換気所も全面的に建て替えられます。

現在の鍛冶橋換気所は、1973年の高速八重洲線開通時に整備された施設で、八重洲トンネルの給排気を担ってきました。新宿に移転する前に建っていた旧・東京都庁舎にも近い立地であったことから、周辺景観との調和を意識した特徴的な円筒形デザインが採用され、東京駅八重洲口を代表するインフラ建築のひとつとして約半世紀にわたり親しまれてきました。高速道路施設でありながら景観への配慮が施された建築物としても知られています。

新施設では、新京橋連結路と一体となった換気・防災設備へ更新されるほか、管理施設も新設され、より高度な換気能力と災害対応機能を備えた施設へ生まれ変わります。都心の地下高速道路ネットワークを支える重要なインフラとして、次世代の首都高速道路を支える役割を担うことになります。

*現地仮囲いに掲示されている「(改)新京橋連結路八重洲地区開削トンネル工事」に伴う解体工事のお知らせ

現地仮囲いには「(改)新京橋連結路八重洲地区開削トンネル工事」に伴う解体工事のお知らせが掲示されており、鍛冶橋換気所の解体が本格的に始まりました。長年八重洲のランドマークとして親しまれてきた換気所が姿を消すこととなり、周辺では大規模な工事が本格化しています。

掲示によると、解体対象は東京都千代田区丸の内一丁目11番6に建つ鉄筋コンクリート造、地上7階・地下4階、延床面積2,084㎡の建築物です。解体工期は2026年6月15日から2029年3月31日までで、事業主は首都高速道路株式会社、施工は鹿島・鉄建共同企業体が担当します。

*鍛冶橋換気所と八重洲エリアの超高層ビル群の様子

また、現地掲示ではアスベスト調査結果も公表されており、天井、壁、配管などで石綿含有建材が確認されています。除去工事は2026年7月15日から9月30日まで実施予定で、シート養生、負圧除じん装置の設置、粉じん飛散抑制剤の吹き付けなど十分な飛散防止対策を講じながら施工が進められます。

半世紀以上にわたり八重洲線を支えてきた換気所はいよいよ役目を終え、新たな換気施設への世代交代が本格的に始まりました。

*新京橋連結路の整備に合わせて丸の内入口(仮称)が新設される

新京橋連結路の整備に合わせ、高速都心環状線(築地川区間)では約1.5kmにわたる大規模更新事業も同時に進められています。

老朽化した擁壁の更新や跨道橋の架け替え、車道間橋脚の撤去による線形改良などを実施し、構造物の長寿命化と走行安全性の向上を図ります。また、急カーブの解消や道路上部空間の有効活用も検討されており、高速道路の更新と都市再生を一体的に進める全国でも先進的な取り組みとなっています。

さらに、新京橋連結路と同時施工することで工事を効率化するとともに、将来的には日本橋川周辺やKK線再生との連携による新たな都市空間の創出も期待されています。

新京橋連結路の完成により、大型車交通は八重洲線経由へ転換され、神田橋JCT~江戸橋JCT間の交通分散や渋滞緩和が期待されています。また、日本橋区間地下化やKK線再生とも連携することで、日本橋川沿いの景観改善や歩行者中心の公共空間創出など、東京の都市再生にも大きく寄与する計画です。

*2026年7月時点のGoogleEarthに新京橋連結路のルート及び今後建設が予定されている超高層ビルを加筆したもの

さらに、日本橋川に空を取り戻すプロジェクトと一体で進められることで、交通機能の維持だけでなく、都市景観や歩行者ネットワークの向上、周辺地域の魅力向上にもつながることが期待されています。

今後は開削トンネルやシールドトンネル工事、丸の内入口(仮称)の整備なども本格化し、日八京エリアでは2035年頃まで首都圏最大級のインフラ更新事業が続いていくことになります。

出典
・首都高速道路株式会社 新京橋連結路
・首都高速道路株式会社 定例会見 (2026年4月15日)
・東京都 東京都市計画道路 都市高速道路第1号線等の変更案及び環境影響評価書案のあらまし

最終更新日:2026年7月28日

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