最新の都市開発ニュース
名鉄犬山線布袋駅付近約1.8kmの高架化が完了した「布袋駅付近鉄道高架化事業」!!高架化とMOKU KICHI開業で変わる布袋駅周辺!!
愛知県江南市の名鉄犬山線布袋駅前に整備された図書館などの公共施設や商業施設から構成される複合施設「toko+toko=labo(トコ・トコ・ラボ)」!!
ヤクルト二軍球場隣接地一帯約60haで物流・産業拠点形成へ!!常磐自動車道守谷SA付近で計画が進む「(仮称)守谷SAスマートIC周辺土地区画整理事業」!!
東武伊勢崎線と野田線の乗換駅・春日部駅を高架化する「春日部駅付近連続立体交差事業」!!2026年時点では1〜4番線の仮ホームを供用!!踏切10か所を除却へ!!
茨城県守谷市にプロ野球球団・東京ヤクルトスワローズの新たな二軍施設!!建設工事に着手した「ヤクルト球団二軍球場整備計画」!!
芝浦と高輪を結ぶ「提灯潰しのトンネル」への新動線!!第二東西連絡道路整備で2026年3月28日から高輪ゲートウェイシティ東側ルートに変更、国道15号を経由せず高輪ゲートウェイ駅へアクセス可能に!!
茨城県つくば市吾妻二丁目の70街区で新たなまちづくり!!「吾妻二丁目国家公務員宿舎跡地」で複合的な都市機能の導入へ!!
堂島川と土佐堀川の下をトンネルで貫くため地下5層構造となる「なにわ筋線(仮称)中之島駅」!!2031年春の開業を目指して工事進行中!!
名鉄犬山線・西春駅前のパヨシヅヤYストア西春店・アーバンドエル西春駅前を再開発する構想!!エスコンによる分譲マンション・商業施設・オフィスから構成される複合開発計画!!
歴史的建造物と高層ビルが融合! 都市開発マニアが案内する「丸の内建築ツアー」 が丸の内LOVE WALKERに掲載!!第28回 かつての東洋一から日本一のビルへ! 丸の内の空を塗り変える「TOKYO TORCH」再開発秘話
遂に着工して工事が本格化した「等々力緑地再編整備・運営等事業」!!球技専用スタジアム化や(新)とどろきアリーナ・スポーツセンター、陸上競技場などを新設へ!!
児島公園と周辺で新たに整備される「児島地区公共施設再編整備事業」!!短期大学棟と(仮称)地域交流スクエア棟、倉敷ファッションセンター棟を建設へ!!
静岡市・JR清水駅前に多目的スタジアムを核とした新たなまちづくり「JR清水駅東口地域づくりエリアの土地利活用方針」が公表!!GX・次世代モビリティとの連携や超スマートガーデンシティ構想も!!
東武スカイツリーライン竹ノ塚駅付近を高架化した「東武伊勢崎線(竹ノ塚駅付近)連続立体交差事業」!!木のぬくもりを感じる高架駅、駅前広場も完成!!
中野駅にアトレも入る新たな駅ビルを建設する「中野駅西側南北通路及び新駅舎整備・駅ビル開発」!!駅前広場や中野四季の森公園まで歩行者デッキも整備へ!!
筑波大学が新設する大規模研究施設「筑波大学IMAGINE THE FUTURE.Forum研究スロット棟(仮称)」!!広域イノベーション創出を担う次世代サイエンスパーク構想!!
大手町に建つ赤白ロケットのような鉄塔が遂に解体へ!!タワークレーンが設置されて解体が進む「NTTコム大手町本館鉄塔および建物地上部解体工事」!!
人口増加率全国トップクラスで住みたい街ランキング急上昇のつくば市で新たな大規模マンション計画浮上!!公務員宿舎跡地90街区に建設される「(仮称)つくば市吾妻2丁目計画 新築工事」!!
愛知県長久手市・旧し尿処理施設「香流苑」跡地に総戸数256戸の大規模マンション「市有地(上川原地内)活用」!!藤が丘駅徒歩圏に2030年3月完成へ!!
静岡市のJR清水駅前で計画が進む高層複合庁舎「新清水庁舎建設基本計画」!!PPP手法を採用して行政機能のみならずホテルやオフィス、商業施設も整備へ!!

幕張本郷駅近くで進められている約37haの大規模開発プロジェクト「鷺沼特定土地区画整理事業」!!野村不動産のマンションやイオンタウンの複合商業施設を建設へ!!

千葉県習志野市の幕張本郷駅近接エリアで進められている「鷺沼特定土地区画整理事業」は、約37ヘクタールに及ぶ市街化調整区域を計画的に市街地へ転換する大規模プロジェクトです。2023年9月に千葉県から組合設立認可を受け、現在は本格的な基盤整備工事に向けた段階へと移行しています。

業務代行者には竹中土木・野村不動産共同企業体が選定され、マンションおよび戸建ての保留地については2025年11月に野村不動産と売買予約契約を締結。さらに、複合商業施設ゾーンの商業事業予定者としてイオンタウンが選定され、共同賃貸による商業開発が進められることも公表されています。住宅・商業・教育・医療・福祉・公園が一体となった新しいまちの形成を目指し、令和10年度末から令和11年頃の「まちびらき」を見据えた整備が進行中です。

→習志野市 鷺沼特定土地区画整理事業

鷺沼特定土地区画整理事業の概要

1.事業の位置と背景
幕張本郷駅徒歩圏に残された市街化調整区域の農地を対象とする計画的市街地形成。
無秩序な宅地化を防ぎ、良好な都市基盤と住環境を同時に整備する開発事業。

2.事業規模と計画人口
施行面積約37ヘクタール、計画人口約6,800人、人口密度約180人/ヘクタールの大規模開発。
総事業費約200億円、令和5年度から令和13年度までの長期整備スケジュール。

3.土地利用と都市機能配置
中央の複合商業ゾーンを核とした住宅・教育・福祉・医療施設の集約配置。
徒歩圏で生活機能が完結するコンパクトかつ多機能なまち構成。

4.都市基盤整備と防災対策
幹線道路・区画道路・歩行者動線を組み合わせた安全性と回遊性重視の道路網整備。
近隣公園・街区公園の配置と電線類地中化による防災性と景観性の向上。

5.事業推進体制と民間活用
竹中土木・野村不動産共同企業体による業務代行方式の採用。
設計・施工・保留地処分を一体化した効率的かつ確実性の高い事業運営。

6.住宅開発の具体化
野村不動産との保留地売買予約契約によるマンション・戸建て供給計画の明確化。
中高層住宅と低層住宅の段階的整備による多様な居住ニーズへの対応。

7.商業施設整備と今後の展開
イオンタウンによる共同賃貸型商業施設を核とした地域生活拠点の形成。
令和10年度末から令和11年頃のまちびらきを目指す段階的整備の進行。


*仮囲いの隙間から見た鷺沼特定土地区画整理事業の様子

施行地区は、習志野市鷺沼3・4・5丁目および鷺沼台4丁目の各一部で、幕張本郷駅から徒歩圏という高い交通利便性を持つ立地です。これまで周囲を市街化区域に囲まれながら、市街化調整区域として農地利用が中心となってきましたが、宅地化の圧力も高く、無秩序な開発を防ぐためにも計画的な基盤整備が求められていました。本事業は、農地と共存しながら段階的に都市機能を導入することで、良好な市街地形成を図る点が大きな特徴となっています。

*現地にて撮影した配置図

施行面積は約37ヘクタール、計画人口は約6,800人、人口密度は約180人/haを想定しています。総事業費は約200億円規模とされ、減歩率は41.6%(公共減歩25.61%、保留地減歩15.99%)。

*幕張本郷駅方面から見た鷺沼特定土地区画整理事業区域
*東側から見た都市計画道路3.4.9号線建設予定地。写真右側がⅠ-1中高層住宅ゾーン、左側がⅠ-2低層住宅ゾーン

施行期間は令和5年度から令和13年度までを予定し、換地処分公告後に組合は解散する計画です。これほどの規模の土地区画整理事業が、既成市街地に近接したエリアで実施される点は、習志野市の都市構造に大きな影響を与えるプロジェクトといえます。

*北東側から見たⅠ-1中高層住宅ゾーンの様子
*北側には京成千葉線とJR総武本線が走る

土地利用計画では、地区中央部に複合商業ゾーンを配置し、その周辺に中高層住宅ゾーン、中低層住宅ゾーン、低層住宅ゾーンを段階的に配置する構成となっています。

*南東側から見たⅢ−1中高層住宅ゾーンの様子
*鷺沼東こ線は改修工事のため、通行止めとなっていた

地区西部には鷺沼小学校の移転予定地と近隣公園、福祉施設を集約し、防災・教育・コミュニティの拠点としての役割も担います。また、沿道サービスゾーンには医療・福祉・保育・交流施設などの導入が想定され、日常生活を支える機能が徒歩圏内で完結するまちづくりが志向されています。

*北側から見たⅢ−2中低層住宅ゾーンの様子
*北西側から見たⅠ-2低層住宅ゾーンの様子

都市計画道路として、東西方向に幅員19mの谷津鷺沼線、南北方向に幅員16mの鷺沼線を新設し、主要区画道路や歩行者専用道路、緑道を組み合わせた多層的な道路ネットワークを形成します。

*北西側から見たⅢ−2中低層住宅ゾーンの様子
*南側から見たⅢ−1中高層住宅ゾーンの様子

幹線道路や主要道路では歩道と車道を分離し、自転車通行帯やバスベイの整備も計画されています。公園については、約2.0haの近隣公園1か所と街区公園4か所を配置し、災害時の一時避難場所としての機能も確保。さらに、電線類の地中化を地区全体で進め、景観性と防災性の両立が図られます。

*西側から見た区域内の様子。写真右側がⅢ−2中低層住宅ゾーン、左側がⅢ−1中高層住宅ゾーン
*Ⅲ−3低層住宅ゾーンの様子

本事業は業務代行方式を採用し、竹中土木・野村不動産共同企業体が設計・施工・保留地処分などを包括的に担っています。2021年に業務代行予定者として選定され、その後、組合設立や事業計画策定を経て本格始動しました。行政補助金や公共施設管理者負担金を活用しながら、民間ノウハウを最大限活用することで、事業の確実性とスピードの両立を図る体制が構築されています。

*西側から見た都市計画道路3.4.9号線建設予定地
*西側から見た都市計画道路3.4.9号線沿いの沿道サービスゾーンとⅡ−2医療・福祉施設の様子

2025年11月27日、組合は野村不動産とマンション保留地(22街区)および戸建保留地(23~25街区)について、合計約34,500㎡、売買価額約117億円の保留地売買予約契約が締結されました。

*南側から見たⅡ−1小学校の様子
*北側から見た都市計画道路3.4.24号線と沿道サービスゾーン、Ⅳ低層住宅ゾーンの様子

マンション保留地には南北2棟の中高層マンションが計画され、南棟から先行して建設される予定です。これにより、住宅供給の具体像が明確化し、まちびらきに向けた居住機能の整備が一気に現実味を帯びてきました。

*南西側から見たⅡ−4公園の様子
*南側から見たⅡ−3複合商業ゾーンの様子

複合商業ゾーン約3haについては、商業事業予定者としてイオンタウンが選定され、地権者との共同賃貸方式で商業施設が整備される計画です。共同換地地権者向け説明会では、契約形態や賃貸条件、地権者会の設立時期などが説明され、2026年頃の土地賃貸借予約契約締結を目標に準備が進められています。日常利用型の商業施設を核に、地域コミュニティの中心となる生活拠点の形成が期待されています。

*南側から見たⅡ−3複合商業ゾーンとⅠ-3低層住宅ゾーンの様子
*東側から見たⅠ-3低層住宅ゾーンの様子

これまで現道通行に支障のない範囲で工事が進められてきましたが、令和7年度以降は本格的な造成・道路・上下水道工事へと移行し、段階的な道路閉鎖も実施される予定です。

令和9年度以降には順次使用収益が開始され、令和10年度末から令和11年頃のまちびらきを見据えたスケジュールが描かれています。補助金確保に向けた国への要望活動も継続して行われており、財源確保と工事進行の両面で体制強化が図られています。

→2019年12月18日投稿 習志野市鷺沼調整区域土地区画整理事業

最終更新日:2026年1月16日

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