相鉄本線・星川駅〜天王町駅間の高架下空間を活用した商業施設「星天qlay(ホシテンクレイ)」が、2025年3月27日(木)に全面開業します。これまでA〜Dの4ゾーンが順次開業してきましたが、Eゾーンの新規飲食店オープンをもって、施設全体の完成を迎えます。Eゾーンは「カルチャー、混沌との出会い」をコンセプトに、個性豊かな飲食店や賃貸マンションを併設し、地域の活性化を促進する拠点となります。
→株式会社相鉄アーバンクリエイツ/株式会社相鉄ビルマネジメント/相鉄不動産株式会社 「星天qlay(ホシテンクレイ)」が全面開業 Eゾーンの店舗を3月27日(木)に開業
星天qlay 概要
- 誕生の背景
相模鉄道本線(星川駅〜天王町駅)の連続立体交差事業により生まれた高架下空間を活用し、新たな地域活性化の拠点として誕生しました。 - 開業時期
2021年度に連続立体交差事業が完了し、その後順次開業。2024年2月にはEゾーンが開業し、全体が完成しました。 - コンセプト
「生きかたを、遊ぶまち」をテーマに、商業、住居、仕事、学び、交流の場を融合させた新しいライフスタイルを提案しています。 - 施設構成
A〜Eの5つのゾーンに分かれ、商業施設、コワーキングスペース、住居、飲食店、コミュニティスペースなど、多様な機能を備えています。 - 立地とアクセス
相鉄線星川駅〜天王町駅の高架下約1.4kmにわたって広がり、駅直結の利便性と歩行者の回遊性を向上させています。 - 地域への影響
かつての踏切撤去により交通渋滞が緩和され、南北の往来がスムーズになったことで、地域の一体化と活性化が促進されました。 - 今後の展望
商業・文化・コミュニティが融合する場として、多様な人々が集まり、新たな価値を生み出すエリアへと発展していくことが期待されています。

「星天qlay」は、約1.4kmにわたる高架下空間を活用した施設で、商業・住居・コワーキングスペース・学習拠点などを兼ね備えた複合施設です。2023年2月より順次開業が進められ、A〜Dゾーンが誕生しました。そして、最後のゾーンとなるEゾーンの開業により、「生きかたを、遊ぶまち」というコンセプトのもと、多様な価値観が交差する空間が完成します。
Eゾーンは「カルチャー、混沌との出会い」をテーマに、異なる文化や価値観が交わり、新しい交流を生み出すことを目指しています。2024年7月には天王町駅東口改札側に2店舗が先行開業し、今回の開業では和洋中の飲食店が新たに加わります。多彩なジャンルの飲食店が集結することで、ビジネスパーソンや地域住民が集い、活気あふれるコミュニティが形成されることが期待されています。
また、Eゾーンには相鉄不動産が手掛ける高品質な賃貸マンション「Graciaシリーズ」も完成します。天王町駅直結という好立地に加え、全室リバービューの開放感あふれる住空間が特徴です。利便性の高さと快適な住環境が融合し、新たな都市型ライフスタイルを提案します。

「星天qlay」の開発計画は、横浜市保土ケ谷区が策定した「星川駅周辺地区総合的なまちづくりガイドライン」に基づき、都市の利便性向上と賑わいの創出を目的として進められてきました。約25,000㎡に及ぶ敷地には、商業施設、賃貸住宅、コワーキングスペース、学習・交流施設が点在し、地域住民と訪れる人々の多様なニーズに応える構成となっています。
また、施設名「星天qlay」の「q」は、「play」の「p」の一つ先の文字であり、「従来の価値観を超えた新しい遊びを創造する」という意味が込められています。さらに「lay」には「生み出す」「取り組む」といった意味があり、「clay(粘土)」のように自由に形を変え、新しい価値を生み出す場としての役割を担うことを象徴しています。
「星天qlay」は、今後も多様な価値観を受け入れ、進化し続ける持続的な空間として、星川・天王町エリアの発展に貢献していきます。

Eゾーンには、3月27日に6店舗の飲食店がオープンします。フレンチ、中華、寿司、イタリアン、焼き鳥、バーなど、多様なジャンルが揃い、訪れる人々のニーズに応える魅力的なラインナップとなっています。
「MuM(マム)」はクラフトワインと洋食ビストロの店で、ランチには日本の洋食、ディナーにはワインに合うタパスや創作おでんを提供します。「ジョウジョウ飯店」は和風中華を楽しめる居酒屋で、アットホームな雰囲気の中で、豊富な酒類とこだわりの中華料理を味わうことができます。「立ち呑み寿司 りくまる」では、気軽に楽しめるスタンド型寿司店として、北海道・函館市場から空輸された新鮮な魚介を堪能できます。
「もつ焼き 肉の佐藤」では、新鮮なモツを使った焼き鳥や串揚げを提供し、ラーメンも楽しめる活気あふれる店舗となっています。「fragrante tipico(フラグランテ ティピコ)」は南イタリアのバルをイメージしたカジュアルイタリアンで、新鮮な魚介や本格パスタ、厳選ワインを提供します。「お酒の美術館」では、ウイスキーやカクテルを1杯500円から楽しめるバーとして、気軽に立ち寄れる雰囲気が魅力です。
さらに、2025年4月下旬にはクラフトビール醸造所兼ビアバー「TDM 1874 Brewery」が開業予定です。創業1874年の老舗酒問屋が手がけるブルワリーで、厳選されたホップとモルトを使用したビールを提供します。

「星天qlay」の開発は、相鉄本線・星川駅〜天王町駅間の鉄道高架化事業によって生まれた新たな空間を活用する形で進められてきました。鉄道の高架化により、地域の南北を分断していた踏切が撤去され、利便性が向上しました。これにより、駅周辺の歩行者の流れがスムーズになり、安全性の向上にも寄与しています。
「星天qlay」は、この新たな土地を活かし、多様な商業施設や住居を展開することで、地域の活性化を図るプロジェクトの一環として位置づけられています。特にEゾーンは、飲食店を中心とした賑わいの創出が期待されており、これまでのA〜Dゾーンとは異なる、新たな交流の場となることが見込まれています。
また、高架下を活用したことで、従来の駅周辺にはなかった独自の空間デザインが実現しました。天候に左右されにくい環境のもと、人々が安心して集える場としての役割も果たしています。

Eゾーンの開業に伴い、相鉄不動産が手掛ける高品質な賃貸マンション「Gracia(グラシア)シリーズ」が誕生します。「Graciaシリーズ」は、都市の利便性と快適な住環境を兼ね備えた賃貸住宅ブランドで、今回開業する物件もそのコンセプトを継承しながら、星川・天王町エリアの新たな住まいの選択肢として提供されます。
今回の「Graciaシリーズ」は、天王町駅直結という抜群の立地に位置し、通勤・通学の利便性が高いのが大きな特徴です。また、高架下空間を活用した「星天qlay」の一角にあるため、飲食店や商業施設が近く、暮らしの中で食や文化を身近に楽しめる環境が整っています。
建物は、全室がリバービューとなるよう設計されており、開放感のある住空間が魅力です。川沿いの落ち着いた雰囲気の中で、都会の喧騒を忘れさせるようなリラックスした時間を過ごすことができます。また、最新の設備を備えた住戸は、デザイン性と機能性を両立させた快適な生活空間を提供します。
「Graciaシリーズ」は、単身者やカップルはもちろん、幅広いライフスタイルに対応できる設計となっており、星川・天王町エリアの新たな住まいの形を提案します。今後も「星天qlay」とともに、地域の発展と暮らしの質の向上に寄与していくことが期待されています。

「星天qlay」が誕生した背景には、相模鉄道本線(星川駅〜天王町駅)における連続立体交差事業の完了があります。この事業は、地域の発展と利便性向上を目的に、平成14年度(2002年度)に着手されました。そして、令和3年度(2021年度)に関連道路が開通したことで、約19年にわたる工事が完了しました。
かつて星川駅から天王町駅の区間には9カ所の踏切が存在し、慢性的な交通渋滞や地域の南北分断が課題となっていました。踏切による交通の滞りは、地域の移動効率を下げるだけでなく、安全面でも懸念があったため、これを解消するために鉄道を高架化する連続立体交差事業が進められました。

この事業により、踏切が撤去され、地域の南北が一体化されたことで、歩行者や車両の通行がスムーズになりました。また、高架下に生まれた約1.4kmにわたる空間は、新たな地域活性化の場として注目され、そこに誕生したのが「星天qlay」です。
「星天qlay」は、この高架下空間をA〜Eの5つのゾーンに分け、商業施設、住居、コワーキングスペース、学びと交流の拠点などを配置することで、単なる移動空間にとどまらず、人々が集い、楽しみ、暮らす場所へと変貌を遂げました。Eゾーンの開業により、「生きかたを、遊ぶまち」というコンセプトが具現化され、多様な価値観が行き交う場が完成しました。
この連続立体交差事業は、交通機能の強化と生活環境の向上を両立させただけでなく、地域に新たな賑わいをもたらすプロジェクトとなりました。「星天qlay」は、単なる商業施設ではなく、この街の歴史と未来をつなぐシンボルとして、多くの人々を惹きつける空間として歩みを進めていきます。
最終更新日:2025年2月21日