最新の都市開発ニュース
東京駅前・JPタワーの南側に地域冷暖房の配管が出現!!構築が進む「丸の内二丁目地区地域冷暖房施設」の新設!!
自民党内に第二青函トンネル建設推進議員連盟が発足!!自動運転車専用道路と鉄道貨物線を併設する北海道と青森を結ぶ新たな海底トンネル「第2青函トンネル(津軽海峡トンネルプロジェクト)」!!
歴史的建造物と高層ビルが融合! 都市開発マニアが案内する「丸の内建築ツアー」 が丸の内LOVE WALKERに掲載!!第25回丸の内を歩くのはなぜ気持ちいい? 皇居前の特等席「丸の内二重橋ビル」が守り抜いた“100尺の美学”
茨城県つくば市・約168.2ha、計画人口約1.1万人の大規模都市開発「上河原崎・中西特定土地区画整理事業」!!新昭和とエスコンによる大規模複合商業施設計画も浮上!!
千葉県流山市・江戸川台駅東口で計画が進む公民複合拠点施設「ジェトロ跡地活用事業」!!優先交渉権者にリープ不動産を代表企業とするグループが選定!!
JR船橋市場町社宅跡地の大規模開発により建設が進む4棟・総戸数738戸の大規模分譲マンション「ブランズシティ船橋ビアレ」!!賃貸・商業の複合街区も有する巨大プロジェクト!!
奈良県橿原市・アリーナも新設される構想がある「(仮称)医大新駅周辺まちづくり(奈良県立医科大学附属病院南側地区)」の一般競争入札が開始!!近鉄橿原線医大新駅を中心に大規模な複合拠点形成へ!!
日比谷公会堂や大音楽堂も再整備する計画が進む「都立日比谷公園再生整備」!!大噴水・小音楽堂付近の工事が着工し、芝庭広場はリニューアルオープン!!
佐賀県佐賀市・2029年4月開学を目指す「佐賀県立大学(仮称)」の基本設計が公表!!コンセプトは“まちのようにキャンパスをつくる”!!
後楽二丁目北・北西地区でもまちづくりの検討が進められている「後楽二丁目地区」!!再開発等よる不燃化と個別更新、災害対応の広場を整備する方針!!
つくば市学園の森にイオンの都市型ショッピングセンター「そよら」を2026年秋に出店!!サイエンス大通りに面し、TX研究学園駅から2kmの場所に立地!!
丸の内に建つ岡田信一郎設計・重要文化財「明治生命館」がリニューアル!! 古典主義様式の近代建築に、模型展示やカフェ併設を実施!!
琉球大学上原キャンパス跡地を大規模開発する「上原キャンパス跡地利用推進計画」!!ウェルネスゾーン、人材育成・研究開発ゾーン、文化と賑わいゾーンの3ゾーンから構成!!
多摩都市モノレールを上北台駅からJR箱根ケ崎駅方面へ延伸する「多摩都市モノレール延伸事業」!!2034年度開業を目指して遂に事業着手へ!!
アニメイト通りやハレザ池袋、南池袋公園周辺の池袋駅東口地区を「街並み再生地区」に指定!!リノベーションによる再生まちづくりへ!!
大濠公園に隈研吾建築都市設計事務所による新たな福岡県立美術館を整備!!新築工事に係る一般競争入札が進められている「新福岡県立美術館整備事業」!!
本厚木駅北東側の中町第2-2地区で建設が進む複合施設整備事業「あつめき」!!図書館やプラネタリウム、市庁舎などが入り、開業は2027年度を予定!!
栃木県下野市・自治医大駅を中心とした新たなまちづくり「自治医大駅周辺地区まちづくり基本構想」が策定!!駅西側に図書館や商業・業務施設、多世代交流施設を新設へ!!
阪急大阪梅田駅のリニューアル工事が2026年1月から着工!!旧大阪新阪急ホテルの解体工事にも着手し、遂に梅田ビジョンを実現する「芝田1丁目計画」が始動へ!!
愛知県日進市・名古屋瀬戸道路へ直結した中部圏初の「高速道路IC直結型 次世代基幹物流施設」開発着手へ!!リニモ芸大通駅周辺では(仮称)日進北部土地区画整理事業も進む!!

越谷レイクタウンの大相模調節池に水上デッキや商業空間を整備する「水辺deベンチャーチャレンジ」!!次世代型“水郷こしがや”を目指し、魅力的な水辺空間創出へ!!

越谷市に広がる大相模調節池を舞台に、「水辺deベンチャーチャレンジ」と銘打たれた官民連携による地域活性化プロジェクトが進行中です。この事業は、埼玉県が提唱する水辺の有効活用を目指す枠組みのもと、越谷市が主体となり、イオンモール株式会社を中心とした民間事業者の知見と資本を活用しながら、水辺空間の魅力を引き出す取り組みです。

2025年度中の施設オープンを目指し、現在では水上デッキの鉄骨が組み上がるなど、整備工事が着実に進行しています。水上デッキや桟橋、商業空間、アクティビティ拠点といったハード面の整備に加え、水上イベントや地域連携型のソフト事業も計画されており、「越谷レイクタウン」らしい“次世代型水郷都市”の象徴となる空間の創出が期待されています。

→越谷市 大相模調節池の水辺活用について

水辺deベンチャーチャレンジ

1. プロジェクトの名称と目的
「水辺deベンチャーチャレンジ」は越谷市の大相模調節池を活用した官民連携の地域活性化事業であり、水辺空間の有効利用と新たなにぎわい創出を目的。

2. 主体と関係者
埼玉県の提唱する制度を活用し越谷市が主体となりイオンモール株式会社を中心とした民間事業者との連携。

3. 開業目標と進捗状況
令和7年度中の開業を目標とし水上デッキの鉄骨組立など整備工事の進行。

4. 施設内容の概要
水上デッキや桟橋、商業施設、レジャー空間の整備とカフェや物販店、アクティビティ拠点の設置。

5. ソフト事業の展開
水上イベントやアクティビティ、地域連携型プログラムの実施による多世代交流の促進。

6. 都市ブランドの構築
越谷レイクタウンの次世代型水郷都市としての価値向上と市民のシビックプライド醸成。

7. 今後の展望
新たなランドマークとしての地域魅力発信と持続可能なまちづくりのモデルケースとしての期待。


*2025年7月時点の越谷レイクタウン大相模調整池

大相模調節池の湖面にせり出すかたちで、水上デッキと一体となった商業施設の整備が進められています。このデッキは、幅約16メートル、延長約180メートルにわたって整備され、カフェや物販店舗など、計5店舗程度の出店が予定されています。設計にあたっては、水辺との親和性や眺望の良さ、風景の変化に対応した空間づくりが重視され、植栽やベンチなどのファニチャーも設置される予定です。

出典:越谷市
出典:越谷市

また、店舗の建物については、自然環境との調和を意識した意匠や照明計画、車いすやベビーカーにも対応可能なユニバーサルデザインが導入されるなど、多様な来訪者が快適に過ごせる空間を目指しています。地域からも要望の高かったカフェなど、ゆったりとした滞在型のテナントの誘致が進められています。

*2025年夏時点の水上デッキ建設状況

新たに整備される桟橋を拠点に、カヌーやボート、SUP(スタンドアップパドルボード)など、幅広い水上アクティビティが楽しめる環境の整備も計画されています。これらのアクティビティは、既存のレクリエーション要素を活かしつつ、日常的に市民が気軽に水辺に親しめるような体験として提供される予定です。また、地域のアウトドア関連企業などとの連携により、季節ごとに変化する自然を楽しみながら、健康的で持続可能なライフスタイルの実現を促すことも目指されています。貸出設備や安全管理体制の整備も同時に検討されており、水辺空間に新たな日常を取り込む取り組みが進められています。

「水辺deベンチャーチャレンジ」では、単なる物理的整備だけでなく、水辺を活かした各種イベントも重視されています。浮遊ステージを活用した音楽イベント、夜間のイルミネーションやウォーターファンタジアといった演出、さらにはカヌー大会や水上ツアーなど、多彩な企画が構想されています。特に、夜空や夕景、水辺の生きものなど自然の要素と連動させた教育的・体験的なイベントは、ファミリー層や子どもたちにも人気を呼ぶことが期待されています。こうしたイベントを通じて、「訪れて楽しい」「また来たくなる」水辺のブランディングが図られています。

水辺空間の整備は、単なる観光やレジャーにとどまらず、地域交流のハブとしての役割も担います。芝生広場や拠点施設の整備を通じて、地元住民や事業者、訪問者が自然体でつながる空間が形成される予定です。こうした施設では、地域の食材や工芸品を使ったオリジナル商品の開発・販売も計画されており、地域内経済の循環を促す仕組みも導入されます。市内の企業・団体との協働を前提とした運営体制が検討されており、地元の魅力を再発見・再発信する拠点としての価値が高まっています。

このプロジェクト全体を通じて目指されているのは、「次世代型の水郷こしがや」という都市ビジョンの具現化です。単なる大型商業施設の隣接空間ではなく、「健康」と「エコ」、「くつろぎ」と「体験」を融合させた持続可能な都市空間をつくるというコンセプトのもと、地域住民のシビックプライド(都市への愛着)の醸成も狙いとされています。イオンモールによるブランディングや発信力を活かし、「越谷スタンダード」とも呼べるような、まちづくりの新基準を提示する場となることが期待されています。

整備スケジュールは、令和5年度から7年度にかけて段階的に進められています。水上デッキや桟橋の設計・施工は埼玉県が主体となり、越谷市が周辺環境の整備を担い、イオンモールが商業施設の設計・運営・リーシングを担当するという三位一体の体制で取り組まれています。

現在は、水上デッキの鉄骨が立ち上がり、構造物の外観が姿を現し始めた段階です。今後は内装や店舗誘致、アクティビティ運営体制の整備などが本格化していく予定で、令和7年度中のグランドオープンに向けて準備が加速しています。地域住民の期待も高まるなか、越谷レイクタウンの価値をさらに引き上げる新たなランドマークとしての完成が待たれます。

越谷レイクタウン特定土地区画整理事業

越谷レイクタウン特定土地区画整理事業は、埼玉県越谷市南東部の約225.6ヘクタールにわたる大規模ニュータウン開発プロジェクトです。2008年に街開きされ、計画人口は約22,400人とされていました。開発主体は独立行政法人都市再生機構(UR)で、旧東町地区の治水対策と新市街地整備を一体的に進めた全国初の事例です。

この地域は元荒川・中川・綾瀬川の低湿地帯で洪水リスクが高かったため、総合治水対策として39.5ヘクタールの大相模調節池を造成し、水害を防止。調節池周辺には親水公園や遊歩道が整備され、市民の憩いの場となっています。2015年の関東・東北豪雨時も、この調節池の効果でレイクタウンは浸水を免れました。

主要施設には日本最大級のショッピングセンター「イオンレイクタウン」があり、「kaze」「mori」「レイクタウンアウトレット」の3つのモールで構成。商業・住宅・公園が融合し、環境共生と低炭素社会の実現を目指した街づくりが進められました。市民参加のコミュニティ活動も盛んで、「水辺のまちづくり館」などを拠点に多様な交流や環境保全活動が行われています。

出典:越谷市

越谷レイクタウンは、洪水調整機能と快適な都市空間の両立を目指し、URが2014年に事業完了を迎えた後、調節池の管理は埼玉県に引き継がれています。持続可能なまちづくりのモデルケースとして高く評価され、2009年には国連環境計画承認の国際的なまちづくり賞「リブコムアワード金賞」を受賞しました。

*開発前の越谷レイクタウン
*開発途中の越谷レイクタウン
*開発が完了した越谷レイクタウン

交通面では、JR武蔵野線の越谷レイクタウン駅や東埼玉道路、複数の路線バスが整備され、利便性も確保されています。歴史的には、旧東方村の名主の家屋である「旧東方村中村家」など地域の文化遺産も保存されています。

全体として、越谷レイクタウンは治水対策と都市開発を両立させた先進的なニュータウンであり、市民参加型の環境共生都市として成長を続けています。

最終更新日:2025年8月7日

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