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着工した千葉県船橋市に新設される東葉高速鉄道「海老川新駅(仮称)」!!2029年3月末開業予定!!

千葉県船橋市に新たに誕生する「海老川新駅(仮称)」が、ついに2025年5月23日に起工式を迎え、整備工事の本格的なスタートを切りました。この駅は、船橋市が推進する「ふなばしメディカルタウン構想」の中核として計画されており、医療・健康をテーマとした新たな都市空間の形成に寄与する重要な交通インフラです。

新駅は東葉高速線の東海神駅と飯山満駅の中間に設置され、まちづくりと連動した利便性の高い交通拠点として期待が寄せられています。設計は中央復建コンサルタンツ、施工は大林組が担い、2029年3月末の開業を目指して段階的に工事が進められる予定です。

→東葉高速鉄道株式会社 海老川新駅(仮称)の整備工事着手について
→船橋市 東葉高速線の新駅整備について(海老川上流地区)
→東葉高速鉄道 「海老川新駅(仮称)整備についての説明会」の開催について

海老川新駅(仮称)の概要
  1. 起工式と工事着手
     東葉高速線に新設される「海老川新駅(仮称)」の整備工事が、2025年5月23日に起工式を迎え、本格的に始動した。
  2. 駅の設置場所
     新駅は、東海神駅と飯山満駅の中間、いずれからも約2kmの地点に位置する。
  3. まちづくりとの連携
     船橋市が推進する「ふなばしメディカルタウン構想」の中核施設。医療・健康をテーマとするまちづくりとの一体的な整備。
  4. 駅の役割と期待
     地域の利便性を向上させる交通拠点として、新たな住環境や商業エリアの形成を促進。地域活性化への寄与が期待されている。
  5. 構造と機能
     高架構造。2面2線の相対式ホーム(10両対応)を備え、バリアフリー、可動式ホーム柵、南北自由通路などを整備予定。
  6. 工期とスケジュール
     整備期間は2025年度から2029年3月末まで。段階的な工事の進行を予定。
  7. 事業主体と施工体制
     設計は中央復建コンサルタンツ、施工は大林組。施行主体は東葉高速鉄道で、事業費は船橋市が全額負担。

出典:東葉高速鉄道株式会社

海老川新駅(仮称)の整備は、船橋市が構想する「ふなばしメディカルタウン」事業の一環として位置づけられています。医療・健康を中心テーマとした都市機能の集約を図る同構想において、地域住民の移動利便性を大きく高める新駅は、まちのシンボルとなる存在です。特に高齢化社会が進行する中で、誰もが安心して医療サービスを受けられる環境づくりが求められており、新駅の設置によって医療拠点へのアクセスが格段に向上することが期待されております。また、駅を中心とした都市整備により、住環境や商業機能の充実も図られるため、地域全体の魅力向上にも寄与すると考えられています。

出典:東葉高速鉄道株式会社
出典:東葉高速鉄道株式会社

新駅は、東葉高速線の東海神駅と飯山満駅のちょうど中間に位置し、両駅からほぼ等距離の約2.0キロメートルに設置されます。駅舎は高架構造で、1階が改札階、2階がホーム階という相対式構成が採用されます。ホームは2面2線で10両編成に対応しており、安全性を考慮して可動式ホーム柵が導入される予定です。駅構内にはバリアフリー対応のエレベーターやエスカレーター、待合室、トイレ、店舗スペースのほか、南北を自由に行き来できる自由通路も整備される計画です。周囲には医療施設や住宅、商業エリアなどが整備されるため、多様なニーズに対応した使い勝手の良い駅となるよう設計されています。

出典:東葉高速鉄道株式会社
出典:東葉高速鉄道株式会社

整備工事は2025年2月に準備段階に入り、同年5月23日に起工式が執り行われたことで、本格的な建設工程へと移行しました。今後、駅舎の基礎工事から躯体構築、ホームの架設、内外装工事などが段階的に進められ、2029年3月末の開業を目指して工事が進捗していく予定です。このスケジュールは、都市計画や鉄道事業の認可、設計の調整を経て定められたものであり、関係機関との連携のもと、安全かつ着実に進められます。各段階では住民や関係者への情報提供や説明会が実施され、地域の理解と協力を得ながら進められることが重視されています。

*2025年6月撮影時点の海老川新駅(仮称)建設地

海老川新駅の整備にあたっては、2024年4月8日に船橋市と東葉高速鉄道株式会社の間で基本協定が締結されました。この協定に基づき、整備事業の施行主体は東葉高速鉄道が担い、その費用は船橋市が負担する仕組みとなっております。

工事費の概算総額は約71億4,334万円にのぼり、年度ごとの協定に基づいて分割して実施される予定です。工事期間は2024年から2029年3月末までの5年間であり、期間中に工事内容や費用、スケジュールに変更が生じた場合には、都度協定の見直しがなされる方針です。官民が連携してまちづくりを推進する好例として、他地域からも注目が集まっています。

新駅の整備には都市計画の変更とその認可が不可欠であり、2024年9月には千葉県知事から都市計画法に基づく認可を受けています。これにより、事業地内では土地の利用や建物の建築に制限がかかり、場合によっては土地収用法の適用も認められるようになりました。

船橋市役所では、事業期間中に関係図書の縦覧を行っており、市民に対して透明性の高い情報公開が図られていました。今後は、駅整備に連動して周辺の市街地整備やインフラ更新も進む見通しであり、地域全体の都市機能の向上が期待されます。医療と交通が一体化した新しいまちの姿が、2029年春の新駅開業とともに現実のものとなる日が近づいています。

関連記事→東葉高速鉄道の新駅「海老川新駅(仮称)整備」が着工へ!!周辺では「海老川上流地区のまちづくり」も進行中!!

最終更新日:2025年6月6日

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