株式会社大丸松坂屋百貨店、株式会社パルコ、J.フロント都市開発株式会社から構成されるJ.フロント リテイリンググループは、名古屋市中区錦三丁目で建設が進む超高層複合ビル「ザ・ランドマーク名古屋栄」の地下2階から地上4階にかけて、新たな商業施設「HAERA(ハエラ)」を2026年初夏に開業します。
同施設は、ファッション・カルチャー・ラグジュアリーの要素を融合させた全く新しいタイプの都市型モールであり、「栄える(はえる)+era(時代)」を組み合わせた造語“HAERA”の名が示す通り、次の時代の名古屋・栄を象徴する存在を目指しています。グループ各社の強みを活かした共同開発により、感性と文化が交差するラグジュアリーモールとして、エリアの新しい賑わいを創出していく方針です。
→J.フロント リテイリング株式会社/株式会社 大丸松坂屋百貨店/株式会社パルコ/J.フロント都市開発株式会社 2026年初夏、名古屋 栄に商業施設「HAERA」開業
HAERA(ハエラ)の概要
1.名古屋・栄に誕生する新拠点
J.フロント リテイリンググループ(大丸松坂屋百貨店・パルコ・J.フロント都市開発)による新商業施設「HAERA(ハエラ)」の開業。名古屋市中区錦三丁目の超高層複合ビル「ザ・ランドマーク名古屋栄」地下2階~地上4階に位置し、開業時期は2026年初夏予定。
2.名称の由来と理念
「栄える」と「era(時代)」を組み合わせた造語による施設名称。次の時代を栄えさせる象徴として、名古屋・栄の新たな賑わい創出を目指す拠点。
3.グループ連携による開発体制
パルコ・大丸松坂屋百貨店・J.フロント都市開発の三社連携による開発体制。ファッション・ラグジュアリー・都市開発の各分野の強みを融合し、三菱地所などと協働した都市型複合施設の創出。
4.施設コンセプト「PUBLIC MUSEUM」
訪れる人の感性によって完成する“ミュージアムのような商業空間”を理念とする施設コンセプト。アート・ファッション・グルメを中心に約65店舗で構成する感性体験型の空間。
5.デザインと空間構成
建築設計事務所「NOIZ」による環境デザイン。デジタル技術を駆使し、各階を一つのギャラリーと見立てた立体的構成。床・天井・柱などの要素を一体化させた流動的デザイン。
6.ロゴデザインとブランドアイデンティティ
デザインスタジオ「Ordinary People」によるロゴ制作。“栄”の漢字をモチーフに、伝統とモダンを融合させた造形。ブランドの進化と成長を象徴するビジュアルアイデンティティ。
7.栄エリアへの波及効果
J.フロント リテイリンググループによる地域共栄の推進。松坂屋名古屋店、名古屋PARCO、BINO栄、名古屋ZERO GATEとの連携強化による回遊性向上。栄エリア全体の再活性化と都市魅力の向上。

「HAERA」は、J.フロント リテイリンググループが総力を挙げて取り組む名古屋・栄の新拠点です。開業地となる「ザ・ランドマーク名古屋栄」は、地上41階・高さ約211mの超高層複合ビルで、栄エリアでは初めて高さ200mを超えるランドマークタワーとして注目されています。
施設はその地下2階から地上4階に位置し、延床面積は約18,776㎡。地下鉄東山線・名城線「栄」駅に直結し、アクセス利便性にも優れます。建物の高層部にはホテル「コンラッド名古屋」やオフィス、シネマコンプレックス「TOHOシネマズ」などが入居予定で、名古屋の新しい複合都市空間の中核を担う存在となります。
「HAERA」は2026年初夏に開業予定で、テナント構成などの詳細は2026年春頃に発表される予定です。

「HAERA」が掲げる施設コンセプトは“PUBLIC MUSEUM(パブリックミュージアム)”。
これは、感性が交わり、訪れる人それぞれが自らの視点で空間を完成させる“ミュージアム”のような場所を意味しています。単なる商業施設ではなく、「感性に響かせる」体験を提供することを目指しており、館内には約65店舗が出店予定です。
ラグジュアリーファッションをはじめ、アートやクラフト、さらには多彩な飲食空間を融合。日常の延長にありながらも、非日常的な発見やインスピレーションが得られるよう設計されています。訪れるたびに新しい発見がある“都市型ミュージアム”として、国内外の来街者を惹きつける拠点となる見込みです。


「HAERA」の環境デザインは、東京と台北を拠点に活動する建築設計事務所「NOIZ」が担当しています。
デジタル技術を活用した空間デザインを得意とする同事務所は、「大阪・関西万博」のシグネチャーパビリオン「null²」などを手がけたことで知られています。本施設では、“PUBLIC MUSEUM”というコンセプトを建築的に体現。各階を一つのテーマを持つギャラリーと見立て、素材や構造の選定、空間構成を通してキュレーションされたような体験を演出します。
床や天井のパターン、幾何学的な家具、素材感の強い柱などが織りなす空間は、来訪者が自由に歩き、見て、感じることができる“流れるような展示空間”。商業施設でありながら、美術館のように感性を刺激する場所を目指しているとのことです。

施設名「HAERA(ハエラ)」には、「次の栄える(はえる)時代をつくる」という強いメッセージが込められています。名称は「栄える」と「era(時代)」を掛け合わせた造語であり、街の新しい活力を生み出す起点となることを意図しています。
ロゴデザインは、韓国・ソウルとニューヨークを拠点に活動するデザインスタジオ「Ordinary People」が担当。“栄”という漢字をモチーフに、伝統的な形を残しながらもモダンな感性で再構築しました。
静と動、新旧の融合を表現したデザインは、HAERAの持つ「進化」と「変容」の象徴です。ロゴを通して、施設全体が持つブランドストーリーと成長のビジョンが明確に伝わる仕上がりとなっています。

HAERAは、久屋大通・大津通に面した絶好の立地を生かし、世界的ラグジュアリーブランドの旗艦店が大型メゾネット形式で出店するなど、名古屋を代表する新たなショッピングエリアを形成します。
また、ニュークラシックなファッションやライフスタイルを提案する店舗、洗練されたレストラン、スイーツショップなどが集結。ハイグレードからカジュアルシーンまでを幅広くカバーし、買い物と食の両面から楽しめる複合的な空間を提供します。
「買う」「味わう」「感じる」を一体化させた体験設計により、訪れる人々に心地よい時間と感動を届け、栄エリアに新しい街歩きの魅力をもたらします。

J.フロント リテイリンググループは、リテール事業を核に「価値共創リテーラーグループ」として地域との共栄を掲げています。名古屋栄はその中でも特に重要な戦略拠点であり、「HAERA」の開業を契機に、既存施設とのネットワークをさらに強化します。
松坂屋名古屋店、名古屋PARCO、BINO栄、名古屋ZERO GATE、そしてJFRカードなどとの連携により、グループ全体で街の回遊性を高める取り組みを推進。また、地域の他施設や行政とも協働し、エリア全体のブランド価値向上と観光・経済の活性化に寄与します。
「HAERA」は単なる商業施設ではなく、栄の未来を形づくる新時代の象徴として、街の文化・経済の両面で新たな可能性を切り拓く存在となるでしょう。
最終更新日:2025年10月14日

