帯広市の新たなランドマークとなる「(仮称)帯広駅南口再開発プロジェクト」は、JR帯広駅南口・旧長崎屋帯広店跡地(約2万5,000㎡)を舞台に、高層分譲マンション、ホテル、商業施設などを整備する大規模複合開発です。
事業主は登寿ホールディングス、住宅街区の事業主にはフージャースコーポレーション・エスコン・JR北海道の3社が参画。設計・監理は久米設計およびドルフ企画設計が担当し、施工は宮坂建設工業と川田工業が予定されています。地域とともに歩みながら、にぎわいと居心地を両立する新たな「まちなか拠点」の誕生を目指し、2028年春の開業を予定しています。
→株式会社フージャースコーポレーション/株式会社エスコン/北海道旅客鉄道株式会社 (仮称)帯広駅南口再開発プロジェクト、2028年春に開業予定。
(仮称)帯広駅南口再開発プロジェクトの概要
1.帯広駅南口に誕生する複合開発
帯広駅前の旧長崎屋跡地に整備される大規模複合プロジェクト。
住宅・ホテル・商業施設が一体となる新たな都市拠点。
2.地域活性化を目的とした再生事業
中心市街地のにぎわい回復と暮らしの質向上を目指す再開発。
地域企業・行政・市民が連携する帯広の新たな挑戦。
3.多様な機能が融合する街区構成
約2万5,000㎡の敷地に住宅、ホテル、商業棟、駐車場を配置。
中央広場を軸に人と活動が交差する開放的な空間構成。
4.デザイン監修と空間プロデュース
久米設計とドルフ企画設計による建築設計・監理。
スマイルズが手がける「日常と非日常の融合」デザイン。
5.ホテル・商業施設の特徴
地域素材とアートを活かした温かみある宿泊空間。
飲食・物販・広場が連携する賑わいと憩いの場。
6.JR帯広駅前マンションプロジェクト
フージャース・エスコン・JR北海道の3社による共同開発。
全185戸の高層分譲住宅として誕生する新たなランドマーク。
7.開業時期と都市への波及効果
2028年春開業を目指す帯広駅前再生の中核事業。
十勝エリアの経済・文化を牽引する新たな都市拠点。

(仮称)帯広駅南口再開発プロジェクトは、長年課題とされてきた帯広中心市街地の活性化を目的に構想されたものです。大型商業施設の閉店が相次いだ帯広駅前エリアにおいて、「生活者それぞれの居場所を生み出す街区」をテーマに開発が進められています。2024年に閉館した旧長崎屋帯広店の跡地を活用し、地域の企業・行政・市民が協働して新たな都市空間を創出。防災・雇用・地域インフラの整備にも寄与し、十勝から「明るさの発信」を行うプロジェクトとして期待が寄せられています。

約2万5,000㎡の広大な敷地には、14階建ての高層分譲マンション、ホテル、3棟構成の商業施設、自走式駐車場(513台収容)などが新築されます。街区中央には、地域住民や来訪者が気軽に立ち寄れる広場を整備。平日は日常の憩いの場、週末はイベントやマルシェが開かれる賑わい空間として機能します。企画・プロデュースを担うのは株式会社スマイルズ。日常と非日常が交差する場づくりを通じて、人々の“居場所”を育むデザインが特徴です。

「ホテル」は鉄骨造9階建て・延床約8,949㎡。十勝の自然や文化を感じられる空間として、地元素材を活かした内装やアート、自然と調和するサウナなどを設け、アウトドアとラグジュアリーが融合した滞在体験を提供します。「商業施設」は、飲食店や小売店を中心に、地域の生活ニーズに応える構成。広場と一体化した開放的なパブリックスペースも計画され、地域交流の拠点となります。
「自走式駐車場」は鉄骨造3階建て・延床約9,343㎡で、月極および時間貸し利用に対応。「マンション」は鉄筋コンクリート造14階建て・全185戸(2LDK~4LDK中心)で、十勝エリア最大規模の新築分譲住宅となります。

マンション棟は「(仮称)JR帯広駅前マンションプロジェクト」として開発され、フージャースコーポレーション・エスコン・JR北海道の3社が共同で推進します。設計・監理はドルフ企画設計、施工は川田工業が担当。2026年1月にマンションギャラリーがオープン予定で、同年2月中旬に販売開始を予定しています。専有面積は約59㎡~220㎡、2LDK~5LDKの多彩なプランを用意し、快適な都市生活を提案します。本計画は「ホテル・商業・住宅・公園が一体となった帯広駅前初の複合開発」として、暮らしと交流が響き合う新しい都心像を描きます。
最終更新日:2025年11月4日