(仮称)池谷家古民家周辺不動産活用プロジェクトは、東急新横浜線「新綱島」駅前で進む、歴史的建造物の保存・活用と商業機能の整備を組み合わせた複合開発です。2026年8月6日、東急株式会社より施設名称を「新綱島MICCA(シンツナシマ ミッカ)」に決定したことが発表されました。本施設は、1857年(安政4年)築の「池谷家住宅主屋」を改修した古民家と、これを囲む2棟の木造商業施設の計3棟で構成されます。古民家は横浜市認定歴史的建造物および横浜市特定景観形成歴史的建造物に指定され、歴史的価値を残しながら飲食店舗として活用されます。
「新綱島MICCA」には、「れきし」と「くらし」が重なり、愛着やつながりを育む「みんなの家」、そして「みんなでシェアする果実」となってほしいとの想いが込められています。ロゴマークには、池谷家が明治時代から栽培してきた「桃」を採用。木造商業施設には飲食店やサービス店舗など21テナントが出店予定で、第1弾として「flour+water」や「SMASH HOUSE by CRAFTROCK BREWING」、「Italian TOSCANA」、「沖縄テラス 南風花」などが発表されています。歴史的な古民家と多彩な店舗が共存する新綱島駅前の新たな商業・交流拠点として、2026年秋の開業が予定されています。
新綱島MICCAの概要
1.施設名称を「新綱島MICCA」に決定
「れきし」と「くらし」が重なり、愛着とつながりを育む「みんなの家」を目指す施設名称。
池谷家が栽培してきた桃をモチーフとしたロゴによる地域性の表現。
2.古民家と2棟の木造商業施設で構成
1857年築の池谷家住宅主屋と木造2階建て商業施設2棟による計3棟の施設構成。
古民家約348㎡、A棟約1,398㎡、B棟約1,203㎡による延床約2,900㎡規模の計画。
3.歴史的建造物の保存・活用
2024年に横浜市認定歴史的建造物、特定景観形成歴史的建造物に指定された池谷家住宅主屋。
伝統的な外観や真壁造り、間取りを継承しながら耐震性や設備を更新する再生計画。
4.古民家に「flour+water」が出店
池谷家の和の文化を残した空間でベーカリーカフェとイタリアンバルを展開するベーカリービストロ。
毎日焼き上げるパンやパスタ、ワインに合う旬の料理などを提供する飲食店舗。
5.木造商業施設に21テナントが出店
「SMASH HOUSE by CRAFTROCK BREWING」や「Italian TOSCANA」、「沖縄テラス 南風花」など多彩な店舗。
飲食店を中心に物販・サービスなど、日常利用から食事まで幅広く対応するテナント構成。
6.古民家と調和する木造建築
深い軒下空間や連続する木の柱、現しの構造柱など、古民家の意匠を継承した木造商業施設。
木材を多用した温かみのある外観と、店舗前の縁側のような半屋外空間による街並み形成。
7.2026年秋の開業を予定
2025年2月の古民家改修工事、同年5月の木造商業施設新築工事着手を経て進む開業準備。
歴史的資産の継承と地域のにぎわい創出を両立する新綱島駅前の新たな交流・商業拠点。

今回、施設名称が正式に「新綱島MICCA」に決定したことで、これまで「(仮称)池谷家古民家周辺不動産活用プロジェクト」として進められてきた計画が、いよいよ開業に向けた最終段階へと入ったことになります。
「MICCA」は、「みんなの家」「みんなでシェアする果実」というコンセプトを表現した名称です。施設のロゴマークには、池谷家が明治時代から栽培を続けてきた桃をモチーフとして採用しており、池谷家の歴史や地域とのつながりを象徴するデザインとなっています。

施設は新綱島駅前の約7,757㎡の敷地に整備され、中央に位置する古民家を囲むように2棟の木造商業施設を配置する特徴的な構成となっています。新綱島駅周辺で進む現代的な都市開発とは対照的に、低層の木造建築と歴史的建造物によって、綱島らしい街並みを形成する計画です。


本施設の最大の特徴となるのが、敷地中央に残る池谷家住宅主屋です。池谷家住宅主屋は1857年(安政4年)に建築された木造平屋建ての古民家で、かつて南綱島村の名主を務めた池谷家の住宅として長く利用されてきました。2024年1月には横浜市認定歴史的建造物に認定され、同年11月には横浜市特定景観形成歴史的建造物に指定されています。
2025年2月から改修工事が進められており、外観や伝統的な真壁造りの意匠、間取りなどを極力維持しながら、耐震性や設備などを更新。歴史的価値を残しながら、現代の利用者が安心して過ごせる飲食店舗へと再生されます。古民家部分には、今回第1弾テナントとして「flour+water」が出店することが決定しました。中目黒や横浜などで展開するベーカリービストロで、池谷家の和の文化を残した空間の中で、ベーカリーカフェとイタリアンバルを楽しめる店舗となる予定です。


古民家の周囲には、古民家とスケール感を合わせた木造2階建ての商業施設2棟が整備されます。(仮称)A棟の延床面積は約1,398㎡、B棟は約1,203㎡で、2棟合計で約2,600㎡規模となります。建物には木造軸組工法を採用し、深い軒下空間や連続する木の柱など、古民家と調和する伝統的な建築要素を取り入れています。
さらに、内外装に木材を多く使用するとともに、外部構造柱を現しとすることで、木の温かみを感じられるデザインを採用。店舗前には商品やベンチなどを配置できるスペースも設け、建物内部と外部が緩やかにつながる縁側のような空間を形成します。古民家と新築棟の間を自由に行き来できる動線も計画されており、単に店舗が並ぶ商業施設ではなく、施設内を歩きながら店舗や古民家、庭などを楽しめる回遊型の空間となることが期待されます。


今回の発表では、古民家および木造商業施設に出店する第1弾テナントが明らかになりました。古民家には「flour+water」が出店。毎日焼き上げるパンをはじめ、ワインに合う旬の食材を使ったパスタや名物料理などを提供するベーカリービストロとなります。
木造商業施設1階には、「串焼き こはる」「L’atelier de Antique – chocolat & gelato -」「SMASH HOUSE by CRAFTROCK BREWING」「綱島ジャッキー餃子楼」「洋食亭ブラームス」「中華そば みなと橋」「海鮮問屋 浜の玄太丸/魚の玄太丸」などが出店します。
2階には、「沖縄テラス 南風花(はいばな)」「Italian TOSCANA」「SUMURINA Spice&Café」などが進出。沖縄料理やイタリアン、スパイス料理など、多様なジャンルの飲食店が集積する計画となっています。これらに加えて、木造商業施設には飲食テナントやサービス業態など21テナントが出店予定とされており、今後さらなる店舗情報の発表も注目されます。

「新綱島MICCA」が計画されている新綱島駅周辺では、横浜市施行の新綱島駅周辺地区土地区画整理事業が進められています。約2.7haの区域を対象に、綱島街道をはじめとする道路・歩道の整備、バス・タクシー乗り場、公共駐輪場、交流を育む広場などの整備が進められており、2023年3月の東急新横浜線「新綱島」駅開業以降、駅周辺では都市機能の集積が進んでいます。
その中で「新綱島MICCA」は、駅前に残された歴史的建造物を単に保存するだけではなく、飲食店などとして実際に利用できる施設へと再生し、周囲に新たな木造商業施設を整備する点が大きな特徴です。歴史的な池谷家住宅主屋と現代的な商業機能を組み合わせることで、地域住民の日常利用から来街者の飲食・買い物まで幅広い需要を取り込み、新綱島駅周辺の回遊性や滞在時間の向上にもつながることが期待されます。

2025年2月に古民家改修工事、同年5月に木造商業施設の新築工事が始まり、現在は2026年秋の開業に向けて工事が進められています。駅前の大規模な都市開発が進む一方で、1857年から続く歴史的建造物をまちの新たな魅力として残し、その周囲に木造商業施設を組み合わせる「新綱島MICCA」。綱島の歴史を感じながら食事や買い物を楽しめる、新綱島駅前の新たなランドマークとして開業が期待されます。
出典:東急株式会社 「(仮称)池谷家古民家周辺不動産活用プロジェクト」新綱島駅前に2026年秋に開業予定の施設名称を「新綱島MICCA」に決定 ~出店テナントの第1弾を発表~
最終更新日:2026年8月7日