東急電鉄は、神奈川県川崎市宮前区に位置する田園都市線宮崎台駅において、2025年1月からリニューアル工事を進めています。今回の工事では、ホームやコンコースの内外装をはじめ、駅前広場も改修し、駅と周辺のまちが一体となった「まちのリビング」のような駅空間を目指しています。
ホームの外壁にはガラス材を採用し、駅前から電車やホームの様子を感じられる開放的な空間を整備するほか、コンコースには木製天井などを取り入れ、周辺の並木道を思わせる心地よい雰囲気を演出します。駅前広場では植栽帯やベンチなどを整備し、地域の人々が憩える場所へと生まれ変わる計画です。2026年夏時点では、現地に工事のお知らせが設置され、仮囲いや足場、シートに覆われながら工事が進められています。
東急田園都市線 宮崎台駅リニューアル工事の概要
1.「まちのリビング」を目指す宮崎台駅のリニューアル
東急田園都市線宮崎台駅で2025年1月からリニューアル工事を開始
駅とまちがつながる「まちのリビング」のような駅空間の実現
2.ホームの外壁・屋根を改修
ホーム外壁にガラス材を採用し、駅周辺の風景とのつながりを感じられる開放的な空間
駅前広場からもホームや電車の動きが見える、まちに開かれた駅の形成
3.木質感を取り入れたコンコース
コンコースの一部に木製天井を設置し、周辺の並木道を感じさせる温かみのある駅空間
駅構内でも緑豊かなまちの心地よさを感じられる仕上げ材の採用
4.駅前広場を憩いの空間へ
植栽帯の整備やベンチなどの休憩スペースを増設し、ゆとりある駅前広場を形成
地域住民や駅利用者が気軽に過ごせる「まちのリビング」のような空間づくり
5.並木道と一体となった駅づくり
木陰や清涼な空気を届ける宮崎台駅周辺の緑豊かな並木道とのつながりを重視
駅からまちへ自然に開かれ、地域とのつながりを感じられる駅空間への転換
6.「電車とバスの博物館」が駅前に立地
宮崎台駅の高架下に、東急の鉄道・バスの歴史を紹介する「電車とバスの博物館」が立地
実物車両や運転シミュレータなどを備え、駅と一体となった地域の特徴的な施設
7.2028年度の完成に向け工事が進行
2026年夏時点では仮囲いや足場、シートに覆われ、ホームやコンコースなどの改修工事が進行
仮囲いには子どもたちが描いた「50年後の未来の駅」の作品も掲示され、完成に向けた工事の進展

宮崎台駅は、川崎市宮前区宮崎二丁目に位置する東急田園都市線の駅で、駅番号はDT12です。1966年4月に開業し、現在は相対式ホーム2面2線を備えた地上駅となっています。駅周辺には緑豊かな並木道が形成されており、木陰や涼しげな空気を感じられる環境が特徴です。

今回のリニューアルでは、こうした周辺環境とのつながりを駅空間にも取り込み、「まちへ開いた駅」を実現することが大きなテーマとなっています。単なる駅施設の更新ではなく、駅そのものを地域の人々が身近に感じられる「まちのリビング」のような場所へ変えていく計画です。


ホームでは、外壁や屋根の改修が行われます。特にホームの外壁面にはガラス材を使用する計画となっており、ホーム上にいながら駅周辺の風景とのつながりを感じられる開放的な空間がつくられます。
さらに、駅前広場側からもホーム上の人や電車の動きが見えるようになることで、駅とまちの視覚的なつながりを強化します。2026年夏時点では、ホーム周辺が足場やシートなどで覆われ、外壁や屋根の改修工事が進められている状況となっていました。


コンコースについても内装を中心としたリニューアルが実施されます。駅構内の一部には木製天井を設置するほか、周辺の並木道をイメージした仕上げ材を採用し、駅の中でも木々に囲まれたような心地よさを感じられる空間を目指しすものとしています。

完成イメージでは、コンコースに木質感のある天井や落ち着いた色調の仕上げが取り入れられ、現在よりも温かみのある駅空間となる姿が描かれています。駅を単なる通過点ではなく、利用者が快適に過ごせる場所へと変えていくことが今回の改修の特徴です。


駅前広場では、植栽帯の整備やベンチなどの休憩スペースの増設が予定されています。宮崎台駅周辺の並木道が持つ緑豊かな環境を駅前にも取り込み、駅を訪れる人や地域住民が気軽に過ごせる場所へと整備されます。


完成イメージでは、駅舎と駅前広場の間にゆとりのある歩行者空間が設けられ、植栽やベンチが配置された開放的な駅前空間が描かれています。駅からまちへ自然につながる動線をつくることで、「まちのリビング」という今回のコンセプトを象徴する場所となりそうです。

宮崎台駅の大きな特徴の一つが、駅前の田園都市線高架下に東急電鉄が運営する「電車とバスの博物館」が立地していることです。博物館は1982年に高津駅の高架下で開館した後、2003年3月に現在地へ移転。東急の鉄道・バスの歴史を紹介する施設として、実物車両や運転シミュレータ、模型などを展示しています。

宮崎台駅は「電車とバスの博物館」という特徴的な施設を駅前に持つ一方、周辺には並木道や商業施設、住宅地などが広がる地域の拠点でもあります。今回のリニューアルでは、駅そのものの快適性を高めながら、こうした周辺環境とのつながりを強めることが期待されます。工事は2025年1月に着手し、2028年度の竣工を予定しており、2026年夏時点では仮囲いに「50年後の未来の駅」をテーマとした子どもたちの絵も掲示されるなど、工事が本格的に進行しています。
出典:東急電鉄株式会社 田園都市線宮崎台駅は「まちのリビング」のような駅を目指し2025年1月からリニューアル工事を開始します!
最終更新日:2026年8月17日