福岡市中央区天神5丁目で進められている「福岡市拠点文化施設整備及び須崎公園再整備事業」は、老朽化した旧福岡市民会館の機能を継承する新たな文化施設「福岡市民ホール」と、都心の貴重な緑地である須崎公園を一体的に整備する大規模プロジェクトです。2025年3月には福岡市民ホールが開館し、須崎公園の一部も供用を開始しました。
これに伴い、1963年から福岡の文化を支えてきた旧福岡市民会館は2025年3月23日に閉館し、その後解体工事が進められ、跡地は更地となりました。今後はこの跡地も須崎公園の一部として再整備され、文化芸術と水辺、豊かな緑が融合した新たな都市空間へと生まれ変わります。福岡の歴史と文化を受け継ぎながら、市民だけでなく国内外から多くの人々を惹きつける新たなランドマークの形成が期待されています。
福岡市拠点文化施設整備及び須崎公園再整備事業の概要
1.福岡市拠点文化施設整備及び須崎公園再整備事業の概要
福岡市中央区天神5丁目で進められている、福岡市民ホールと須崎公園を一体的に整備する大規模プロジェクト。
文化芸術と豊かな緑、水辺空間が融合する新たな都心の交流拠点の創出。
2.PFI方式による事業推進
日本管財株式会社九州本部を代表企業とするグループによる、PFI(BTO)方式での設計・建設・運営。
民間のノウハウを活用し、2039年まで維持管理と運営を行う長期事業。
3.福岡市民ホールの整備
2025年3月28日に開館した、約2,000席の大ホールなどを備える新たな文化芸術拠点。
旧福岡市民会館の伝統を継承し、機能と快適性を大幅に向上させた次世代施設。
4.旧福岡市民会館の閉館と解体
1963年の開館以来、約60年にわたり福岡の文化芸術活動を支えてきた歴史的ホール。
2025年3月23日の閉館後に解体され、現在は跡地が更地となった状態。
5.旧福岡市民会館跡地の再整備
解体後の跡地を須崎公園の一部として再整備し、芝生広場や憩いの空間を創出。
文化施設と公園が連続する開放的な都市空間への転換。
6.須崎公園の再生
1951年開園の歴史ある公園を、水辺ゾーンやイベント広場などを備えた現代的な公園へ刷新。
ユニバーサルデザイン、防災機能、景観性を高めた都心のオープンスペース。
7.福岡都心の新たなランドマーク
福岡市民ホール、須崎公園、福岡県立美術館が一体となって形成する文化・交流拠点。
天神とウォーターフロントを結び、国内外から多くの人々を惹きつける新たな都市の象徴。

福岡市拠点文化施設整備及び須崎公園再整備事業は、建設から60年以上が経過した福岡市民会館の建て替えと、須崎公園の全面的な再整備を一体的に進める事業です。福岡市は古くからアジアとの交流を通じて独自の文化を育んできましたが、その文化的魅力を次の時代へ継承し、さらに発展させるための拠点づくりとして計画されました。新たな文化施設と公園を融合させることで、都心の中に緑あふれる文化芸術空間を創出し、市民の活動の場であるとともに、国内外から多くの人々が集う新たな交流拠点を目指しているとのことです。


福岡市拠点文化施設整備及び須崎公園再整備事業では、民間の資金やノウハウを活用するPFI(BTO)方式が採用されました。2019年4月に入札公告が行われ、2020年1月に日本管財株式会社九州本部を代表企業とするグループが落札者に決定しています。戸田建設やJTBコミュニケーションデザインなど多くの企業が参画し、設計、建設、維持管理、運営までを一体的に担います。事業期間は2039年3月末までとされており、長期にわたり質の高い施設運営が行われる計画です。

2025年3月28日に開館した福岡市民ホールは、旧福岡市民会館の役割を継承しながら、大幅に機能を充実させた新たな文化施設です。地上5階、地下1階建て、延床面積約20,000㎡の建物には、約2,000席の大ホール、約800席の中ホール、約150席の文化活動・交流ホール、リハーサル室、練習室などが整備されました。
音楽、演劇、舞踊から市民の発表会まで幅広い用途に対応し、公園と一体化した開放的なエントランスやロビーも特徴です。長年親しまれてきた「市民会館」の伝統を受け継ぎながら、より高機能で快適な文化芸術拠点として新たな歴史を刻み始めています。


1963年に開館した旧福岡市民会館は、1,770席の大ホールと354席の小ホールを備え、約60年にわたり福岡の文化芸術活動の中心として親しまれてきました。円形ワンフロア型の大ホールは舞台と客席の一体感に優れ、数多くのコンサートや演劇、公演の舞台となりました。
しかし、施設の老朽化により2025年3月23日に閉館し、その役割を福岡市民ホールへ引き継ぎました。閉館後は解体工事が進められ、建物は完全に撤去されて跡地は広大な更地となっています。この場所は今後、公園として再整備され、市民に開かれた新たなオープンスペースへと生まれ変わります。

須崎公園は1951年に開園した歴史ある都市公園で、野外音楽堂や噴水塔を備えた文化的な公園として長年親しまれてきました。再整備では、水辺ゾーン、芝生広場、桜並木、イベント広場などを整備し、那珂川や博多湾方面への眺望を活かした開放的な空間が創出されます。
また、ユニバーサルデザインの導入や防災機能の強化も図られ、誰もが快適に利用できる公園へと進化します。旧福岡市民会館の跡地も公園の一部となることで、福岡市民ホール、須崎公園、福岡県立美術館が一体となった文化・交流拠点が完成します。天神とウォーターフロントを結ぶ新たなランドマークとして、福岡の都市魅力を大きく高めることになりそうです。
出典:福岡市 福岡市拠点文化施設整備及び須崎公園再整備事業について
最終更新日:2026年5月12日

