埼玉県上尾市愛宕・栄町エリアで、イオンモール上尾の目の前に位置する2つの大規模マンション計画が進められています。ひとつは旧「スーパーバリュー上尾愛宕店」跡地で計画されている総戸数700~800戸規模の大規模マンション、もうひとつは「戸田建設上尾寮」跡地で計画されている総戸数114戸の大規模マンションです。両計画とも地上15階建てで、施工は長谷工コーポレーションが担当します。周辺には2020年開業のイオンモール上尾や、2024年に竣工した大型物流施設GLP上尾も立地しており、商業・物流・住宅が集積する上尾市の新たな都市拠点として大きく変貌しようとしています。
上尾市愛宕・栄町大規模マンション計画の概要
1.イオンモール上尾前で進む大規模住宅開発
イオンモール上尾の目の前で、2つの大規模マンション計画が進行。
1,000戸近い供給が見込まれる上尾市東部の新たな住宅集積地の形成。
2.スーパーバリュー上尾愛宕店跡地の超大型マンション
愛宕三丁目の旧スーパーバリュー跡地で計画される地上15階建て共同住宅。
延床面積約6万㎡、総戸数700~800戸規模が見込まれる超大型開発。
3.戸田建設上尾寮跡地のマンション計画
栄町13番地では野村不動産による114戸の大規模マンションを建設。
地上15階建て、高さ44.5mのマンション計画の推進。
4.長谷工コーポレーションによる施工体制
両計画とも施工者は長谷工コーポレーションが担当。
大規模集合住宅の豊富な実績を活かした開発体制の構築。
5.生活利便性を支えるSC「イオンモール上尾」
約120店舗が集積する上尾市最大級の大型商業施設。
買い物や飲食、サービス機能が集約された生活利便拠点。
6.地域経済を支える先進物流施設「GLP上尾」
延床面積約10万5,000㎡を誇る大型マルチテナント型物流施設。
雇用創出や物流機能強化を担う地域経済の中核拠点。
7.住宅・商業・物流が融合する新たなまちづくり
大型マンション、商業施設、物流施設が集積する複合都市空間。
上尾駅市南東部の発展を牽引する新たな都市拠点の形成。

最も注目されるのは、イオンモール上尾の南西側に位置する旧スーパーバリュー上尾愛宕店跡地の大規模マンション計画です。現地標識によると、計画地は上尾市愛宕三丁目1番11・12・14で、敷地面積は26,759㎡、延床面積は60,486.08㎡に達します。建物は地上15階、高さ46.20mの共同住宅として整備される予定で、2026年8月17日に着工し、2030年3月31日の完成を目指しています。


建築主には西日本鉄道、九州旅客鉄道(JR九州)、京阪電鉄不動産、積水化学工業の4社が名を連ねており、首都圏でも実績豊富なデベロッパー連合による大型住宅開発となります。総戸数は2026年6月時点では正式公表されていませんが、延床面積約6万㎡という規模から700~800戸程度になるとみられ、上尾市内でも屈指の大規模マンションとなる可能性があります。撮影時には重機による整地工事が進められており、本格的な開発準備が始まっていました。

道路を挟んで隣接する栄町13番地では、戸田建設上尾寮跡地の開発計画も進んでいます。計画地は上尾市栄町13番1・3で、用途は共同住宅114戸。敷地面積は4,116.81㎡、延床面積は9,899.34㎡、規模は地上15階建て、高さ44.5mとなっています。建築主は野村不動産、施工者は長谷工コーポレーションです。2025年11月13日頃の着工、2028年1月20日頃の竣工が予定されています。


野村不動産といえば「プラウド」や「オハナ」ブランドで知られる国内有数の総合デベロッパーです。上尾市内では珍しい大手ブランドマンションとなる可能性が高く、イオンモール上尾至近という立地も相まって高い注目を集めそうです。撮影時には既存建築物が解体され、更地化が完了していました。

これら2つのマンション計画の背景には、イオンモール上尾の存在があります。イオンモール上尾は2020年12月に開業した上尾市最大級の商業施設で、敷地面積約68,000㎡、延床面積約50,000㎡、約120店舗が出店しています。コーセー上尾事業所跡地に整備され、上尾市だけでなく伊奈町やさいたま市北部も商圏に含む広域型ショッピングモールです。

館内にはイオンスタイルを核店舗として、ユニクロ、GU、無印良品、未来屋書店、ノジマ、セリア、メガスポーツなど生活利便性の高い店舗が集積しています。また、上尾駅と大宮駅を結ぶ路線バスが乗り入れる「イオンモール上尾」バス停が整備されており、平日は概ね1時間あたり5本前後が運行されています。上尾駅から徒歩では18~20分程度ですが、バス利用により交通利便性が大きく向上しています。
大型商業施設に隣接した住宅地は首都圏でも人気が高く、今回の2つのマンション計画もこうした生活利便性を背景としていると考えられます。

マンション計画地の近隣には、2024年3月に竣工した大型物流施設「GLP上尾」も立地しています。GLP上尾は旧横浜ゴム上尾配送センター跡地に建設された先進物流施設で、敷地面積約45,900㎡、延床面積約105,000㎡を誇ります。地上5階建ての大型マルチテナント型物流施設で、投資額は約230億円に上ります。


施設は圏央道桶川加納IC、東北道岩槻IC、首都高速与野ICの中間に位置し、関東一円から東北地方までをカバーできる物流拠点として高い評価を受けています。また、施設コンセプトとして「Co, Well-Being」を掲げ、バイオフィリックデザインや開放緑地、防災機能を導入するなど、地域との共生も重視しています。大規模な雇用創出効果も期待されており、イオンモール上尾とともに愛宕地区の発展を支える重要施設となっています。

今回の2つのマンション計画が実現すると、このエリアだけで1,000戸近い住宅供給が行われる見込みです。既にイオンモール上尾という大型商業施設があり、その東側には延床面積10万㎡超のGLP上尾が立地しています。さらに周辺では道路整備や宅地開発も進み、上尾駅東口エリアの都市機能は着実に強化されています。

従来、この一帯は工場や企業施設が多いエリアでしたが、コーセー工場跡地のイオンモール開業を契機として街の性格が大きく変化しました。今後は超大型マンション群の完成により人口集積が進み、商業・物流・住宅が一体となった新たな生活拠点として発展していくことになりそうです。特に旧スーパーバリュー上尾愛宕店跡地の超大型マンションは、上尾市内でも近年最大級の住宅開発となる可能性が高く、今後の計画詳細や正式な戸数発表に注目が集まります。
最終更新日:2026年6月9日