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特定建築者が東急不動産に決定した芦屋駅前の再開発「JR芦屋駅南地区第二種市街地再開発事業」

JR芦屋駅南地区第二種市街地再開発事業の特定建築者候補に東急不動産株式会社が選ばれ、10月に芦屋市と特定建築者としての業務基本協定を締結しました。この再開発は、駅周辺の交通機能を高めつつ「芦屋らしい南玄関口」を目指す計画で、駅直結の住宅や商業施設の入るビルを整備する予定です。

計画の概要

  1. 事業の概要
    JR芦屋駅南地区における再開発事業は、芦屋市の中心である駅周辺の利便性を高め、住宅・商業・公益施設を含む再開発ビルを建設するものです。本プロジェクトの特定建築者には、東急不動産株式会社が選定されました。
  2. 事業の経緯
    1998年に地元主導でまちづくり構想が発足し、その後再開発計画が進められましたが、2001年に芦屋市の財政悪化で一度中断しました。2011年に再開が決定され、芦屋駅南地区のまちづくり基本計画が策定されました。
  3. 駅前整備の内容
    バスやタクシーの乗降場の拡充や歩行者デッキの設置により、公共交通の利便性を向上させる計画です。自動車と歩行者の分離により、安全で円滑な交通環境の提供を目指します。
  4. 建物の構造・規模
    再開発ビルは、地上11階、地下2階、高さ約45mで、住宅や商業施設が入る計画です。敷地面積約2,749㎡、延べ床面積約16,080㎡となります。
  5. 環境・防災対応
    環境面では、家庭用燃料電池など省エネ設備の採用や緑化に配慮した計画がされています。防災面では、災害時の避難拠点として利用できるスペースを設けるとともに、防水対策も行われます。
  6. 景観への配慮
    地域特性に合わせた外観デザインを取り入れ、六甲山系の景観と調和する外装や緑化を進めます。歩行者目線で緑景を取り入れるなど、街並みの美化にも配慮しています。
  7. 住民との共生
    「Circular Ent」というコンセプトのもと、周辺エリアと共存・共生し、賑わいや利便性の向上を目指します。また、地域のブランド価値向上にも寄与する計画です。
  8. 施工計画・安全対策
    工期短縮や安全確保を図りつつ、再開発ビルと公共施設を同時に施工することで、効率的に進められます。施工時には周辺道路や歩行者の安全に十分配慮し、工事に伴う影響を抑制する対策が取られます。

→東急不動産株式会社 阪神間都市計画事業JR芦屋駅南地区第二種市街地再開発事業 特定建築者の業務等に関する基本協定書を締結


出典:東急不動産株式会社

JR芦屋駅南地区再開発では、広場やデッキ、バス乗降場、一般車両乗降場などを整備して利便性を高めるとともに、道路の拡幅や自転車駐輪場の集約も図ります。また、ペデストリアンデッキを設置し、安全に歩行者と車両の分離が可能な設計です。

出典:芦屋市

東急不動産は、持続可能な街づくりのため「Circular Ent」をコンセプトに、景観や環境に配慮した建物の設計や災害対策を検討しています。駅南地域の賑わい創出を図り、周辺地域と調和したランドマークを目指すとともに、エリアのブランド化や防災拠点としての機能強化も進めていきます。

出典:芦屋市

「位置図」です。

最終更新日:2024年11月3日

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