Related CompaniesとOxford Properties Group、Wynn Resortsは、SOMが設計を行うハドソンヤードの第2フェーズに関するイメージパースを追加で公開しました。「Hudson Yards West」と呼ばれるこの再開発計画は、ニューヨーク市のミッドタウンウエストに位置し、ハドソンヤード西側一帯の未開発のウェスタンレイルヤードに、オフィスビルやタワーマンション、ホスピタリティ施設のほか、カジノやホテル、K-8学校も建設する計画です。
計画の概要
- プロジェクトの位置と目的
Hudson Yards Westは、ニューヨーク市ミッドタウンウエストのハドソンヤード地区西側に位置し、未開発のウェスタンレイルヤードを中心に、新たな多目的開発を行うことを目的としています。 - 開発計画の中心要素
プロジェクトには、オフィスビル、タワーマンション、ホテル、リゾート、カジノが含まれており、特にカジノの開設が重要な要素となっています。ニューヨーク州の3つのゲーミングライセンスのうち1つを取得することがカジノ設置の条件です。 - 超高層ビルの設計と特徴
計画には、高さ357mの高さに達するピラミッド型の超高層ビルを含む3つのタワーがあり、最も高いタワーは床から天井までガラス張りでルーバーに覆われたデザインです。 - 公共空間と緑地の整備
開発区域には、ハイラインと接続された約22,662平方メートル(5.6エーカー)の緑地が整備される予定で、公園や広場、表彰台の屋上緑地なども計画されています。 - 地域コミュニティへの配慮
オフィスタワーにはデイケアやコミュニティセンターが併設され、さらに住宅の約21%を手頃な価格のユニットとして提供し、地域住民向けのアメニティや住宅の確保を図ります。 - 開発スケジュールと承認プロセス
プロジェクトは土地利用や環境影響のレビューを経て、完工までに約60か月(5年)を予定しており、2030年の開業を目指しています。また、カジノライセンスの競争が続いており、その取得がカジノ設置の鍵となっています。
→Skidmore, Owings & Merrill Vision for Hudson Yards West Featured in The Architect’s Newspaper
計画は、カジノ付きリゾート、商業施設・オフィスビル、住宅タワーの3つの建築用地で構成され、12番街と11番街、30番街と33番街の間に広がっています。計画では、1,750室のホテル、250室の長期滞在室、会議スペースなどのほか、タワーマンションには1,507戸が設けられ、うち324戸が手頃な価格の住宅となります。
このプロジェクトには、最大高さ357メートルに達する可能性のある3棟の超高層ビルが含まれ、最も高いビルはピラミッド型でガラスにルーバーが施されています。また、建物の周囲にはウォーターフロントに広がる曲線的な公園も設置される予定です。
開発区域には、22,662平方メートル(約5.6エーカー)の一般公開用緑地が設けられ、基壇部の屋上にも緑豊かな風景が描かれます。オフィスタワーには、地域住民向けのデイケアやコミュニティセンターが併設され、住民にとっても利便性の高い施設となる計画です。この計画は、土地利用と環境影響評価を経た上で、60か月(約5年)の工期を予定しています。順調に計画が進んだ場合、2030年の施設開設を目指しているとのことです。
最終更新日:2024年11月4日