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阪急神戸線「武庫川新駅(仮称)」が武庫之荘~西宮北口間の武庫川上に建設!!事業が本格始動へ!!

阪急電鉄は、西宮市および尼崎市と連携し、阪急神戸線 武庫之荘駅~西宮北口駅間に新駅「武庫川新駅(仮称)」を設置する事業に本格的に着手しました。この新駅は、両駅間の中間に位置する武庫川橋梁の上に整備される予定で、橋梁をまたぐ形で西宮市と尼崎市にまたがるという全国的にも珍しい立地となります。かねてより周辺地域では交通アクセスの改善が求められており、今回の事業化によって長年の地域の願いが形になります。

開業は2031年度末を目標としており、事業の推進にあたっては阪急電鉄、西宮市、尼崎市の三者が連携して進めます。整備費は約86億円が見込まれており、各主体が1/3ずつを負担する形で資金分担が決定しています。また、西宮市と尼崎市の負担分については、国庫補助の活用も予定されています。今後は2025年度から詳細設計に入り、鉄道事業法に基づく各種手続きや調整を経て、2026年度より新駅の設置工事が本格的に開始される計画です。

新駅の設置により、両市の連携強化と都市機能の向上、沿線住民の利便性向上が期待されるとともに、周辺エリアのまちづくりの推進にも寄与する重要なプロジェクトとなっています。

→西宮市/尼崎市/阪急電気鉄道株式会社 阪急神戸線 武庫之荘駅~西宮北口駅間において2031年度末を開業目標として新駅設置事業に着手いたしました
→西宮市 阪急武庫川新駅に関する説明会
→尼崎市 (仮称)武庫川周辺阪急新駅について

武庫川新駅(仮称)の概要
  1. 設置場所
     阪急神戸線・武庫之荘駅~西宮北口駅間の武庫川橋梁上(尼崎市と西宮市の市境)に新駅を設置。
  2. 開業目標
     2031年度末の開業を予定。
  3. 駅施設の内容
     8両編成対応の上下線ホーム(2面2線)、西宮市側・尼崎市側それぞれに改札口を設置。
  4. 整備費用と負担割合
     総整備費は約86億円。阪急電鉄・西宮市・尼崎市がそれぞれ3分の1ずつ負担。両市の負担分は国の補助金を活用予定。
  5. 施行者
     阪急電鉄株式会社。
  6. 自転車駐車場等の整備
     駅周辺において、西宮市側・尼崎市側の両改札口付近に駐輪場などの付帯施設を整備予定。
  7. 今後のスケジュール
     2025年度から詳細設計・手続き開始、2026年度から本格的な工事に着手予定。

新駅の設置予定地は、阪急神戸線の武庫川橋梁上で、武庫之荘駅から約1.6km、西宮北口駅から約1.7kmの中間地点に位置します。周辺はかねてより交通利便性の向上が求められてきた地域であり、新駅の開業は地域の活性化や利便性の向上が期待されています。

出典:阪急電鉄株式会社

新駅は尼崎市と西宮市の市境に設けられ、市の垣根を越えた取り組みとして計画が進められています。設置にあたっては、阪急電鉄・西宮市・尼崎市の三者が2022年に基本合意書を締結し、協議や検討を重ねてきました。今回、新たに事業全体に関する基本協定書が締結されたことで、開業実現に向けた動きが本格化します。

出典:阪急電鉄株式会社
出典:阪急電鉄株式会社

新駅には、8両編成対応の上下ホーム2面と、それぞれ西宮市側・尼崎市側に設けられる改札口が整備されます。加えて、各改札口付近には駐輪場などの設備も新設される予定で、通勤・通学をはじめとする地域住民の利便性向上が図られます。


出典:西宮市

西宮市では、2031年度末に開業予定の阪急武庫川新駅の整備に合わせて、周辺地域の利便性向上と魅力あるまちづくりを進めています。これまで交通の便が悪く、高齢化や狭あい道路の多さ、鉄道による地域の分断などの課題がありましたが、新駅の設置を契機に、それらの解消を目指しています。

新駅は武庫川橋梁上に整備され、駅前空間や徒歩・自転車でのアクセスルート、さらに高架下を活用した駐輪場の設置が計画されています。あわせて、周辺の幹線道路や生活道路の整備も進められ、地域内の移動のしやすさと安全性の向上が図られます。将来的には鉄道高架化による道路整備も予定されており、地域の交流促進や防災力の強化にもつながる見込みです。

また、新駅周辺には歩行者にやさしい広場や緑地、多目的に利用できる公共空間が設けられ、快適で安心な都市空間が創出される予定です。西宮市は、新駅とともに地域の未来を支える新たな都市拠点づくりに取り組んでいます。

出典:尼崎市

尼崎市では、阪急武庫川新駅の整備を契機として、周辺エリアの課題解決と魅力向上を目指し、「まちづくりビジョン」を策定しました。人口構成では若者の流入がある一方、子育て世帯の転出が課題であり、交通面では通過交通の多さや公共交通の空白地帯の存在が指摘されています。生活利便施設や交流の場も不足しており、防災や自然環境の保全も重要な視点です。

市はこれらを踏まえ、住民との意見交換や勉強会を通じて、「憩い、豊かに暮らせるまちづくり~地域交流を促進し、人が“つどう”まち~」をビジョンに掲げました。エリアは都市計画上「生活拠点」として位置づけられ、「歩いて暮らせるゾーン」と「緑ある空間に囲まれて暮らせるゾーン」を活かし、誰もが外出しやすく安心して暮らせるまちを目指します。駅前や高架下の整備、交通・通学路の安全対策、緑地や公園の活用など、多角的な施策が今後展開される予定です。

最終更新日:2025年4月10日

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