株式会社静岡中央銀行は、2026年に迎える創立100周年を機に、現在の本店ビルおよび本部別館の建て替えを行うことを発表しました。新ビルは、持続可能な社会への貢献や防災機能の強化、業務環境の改善を目的としており、地域とともに歩む銀行としての新たな拠点づくりを目指します。本部別館は2025年8月に着工、2027年夏の完成予定、本店ビルは2030年度竣工を予定しています。
→株式会社静岡中央銀行 本社ビル(本部別館・本店ビル)の建替えについて
静岡中央銀行建替えの概要
- 建て替えの目的と背景
築51年を迎えた本店ビルの老朽化に対応し、創立100周年(2026年)を機に持続可能な成長と地域社会への貢献を目指して建て替えを決定。 - 2棟の建て替えスケジュール
本部別館:2025年8月着工、2027年夏竣工予定
本店ビル:本部別館の完成後に建て替え、2030年度竣工予定 - 所在地と規模
本部別館:沼津市上土町1丁目1番地(敷地約515㎡、延床約2,800㎡、地上8階)
本店ビル:沼津市大手町4丁目76番地(敷地約635㎡、延床約4,300㎡、地上8階・地下1階) - 設計・施工体制
設計・監理:株式会社大林組一級建築士事務所
施工:株式会社大林組
コンストラクションマネジメント:東洋不動産プロパティマネジメント株式会社 - サステナビリティへの配慮
木材の積極的活用や環境性能に優れた建築計画で、低炭素・循環型社会に貢献。「ZEB Ready」「CASBEE静岡Sランク」の取得を見込む。 - 防災機能の強化
南海トラフ地震などの大規模災害を想定し、建物の高い耐震性能と事業継続機能(BCP)を確保。 - 地域との共生とデザインコンセプト
沼津駅から続く「さんさん通り」に面し、地域に開かれたバルコニーなどを配置。まちのにぎわい創出とともに、地域と共に歩む象徴的なビルを目指す。

1974年に竣工した現本店ビルは築51年を迎え、老朽化が進んでいます。創立100周年を契機に、地域社会や取引先との持続的な成長を見据えたインフラ整備の一環として建て替えを決定。新ビルは、環境負荷の低減や地域との共生、さらには地震時の業務継続を可能とするBCP(事業継続計画)対応の機能強化が盛り込まれています。また、DX推進やペーパーレス化を通じた業務効率化とチーム力強化も目指しています。

建設予定地はいずれも沼津市中心部で、本部別館は上土町1丁目1番地に敷地面積約515㎡、延床面積約2,800㎡の8階建て。本店ビルは大手町4丁目76番地に敷地面積約635㎡、延床面積約4,300㎡の地下1階・地上8階建てを予定しています。設計・施工は株式会社大林組が担当し、2025年8月にまず本部別館の工事に着手、2027年夏に完成。続いて本店ビルは2030年度の竣工を目指します。

新たな本社ビルは「地域とともに歴史を積み重ねる」をコンセプトに、沼津駅前から続く「さんさん通り」に開かれたデザインを採用。地域の風景を取り込むバルコニーや木材を活用した低炭素設計により、まちの賑わいを創出し、持続可能な地域社会の実現に貢献します。環境性能としては「ZEB Ready」および「CASBEE静岡Sランク」の取得を見込んでおり、サステナビリティにも配慮された施設となる予定です。
静岡中央銀行は、1926年に伊豆無尽株式会社として創業し、現在は静岡県沼津市に本店を構える第二地方銀行です。静岡県内に27店舗、神奈川県に16店舗、東京都に1店舗を展開しており、地域密着型の金融サービスを提供しています。1989年に普通銀行へ転換して以降、地域経済の発展に寄与する金融機関としての役割を担い続けています。近年では、デジタル化や業務効率化にも積極的に取り組み、地域の企業や住民の信頼に応える体制を強化しています。
最終更新日:2025年5月21日

