都市開発ニュース
遂に現地に開発事業等計画公開板が設置されて2026年9月15日に着工する「日本製鋼所 中央研究所(仮称)」!!柏の葉イノベーションキャンパスエリアの136街区も開発が本格化へ!!
晴海三兄弟の北東側に広がる約1.9万㎡の空き地「晴海フラッグ販売センター跡地」が売却へ!!複合開発が想定され、晴海運河沿いにはプロムナードも整備か!?
千葉県袖ケ浦市・袖ケ浦駅近く約50haの開発構想「袖ケ浦駅西側地区」!!新たなまちづくり・産業基盤の形成を検討!!
新川崎で着工から13年が経過してもまだまだ建設が続く「クレストプライムレジデンス」!!2,500戸超の巨大マンション街で「プロムナード八番街」の建設が進む!!
現地に建築計画のお知らせ板が設置された「(仮称)神宮前六丁目八角館建替計画」!!妹島和世氏率いるSANAA設計で神宮前交差点に新たな商業施設誕生へ!!
東急新横浜線 新綱島駅前で建設が進む池谷家住宅主屋を活用した「新綱島MICCA」!!古民家+2棟の木造商業施設による新たな駅前拠点が2026年秋誕生へ!!
大阪城公園と大阪城東部地区を結ぶ新たな歩行者動線となる「大阪城公園接続デッキ」!!2028年春頃の開通を目指しデザインイメージを公表!!
つくばエクスプレス研究学園駅近くで2026年秋に開業する高架下商業施設「寿横丁」!!とりせん研究学園店跡地の開発計画や商業ビル建設進行などにより駅前商業地が形成へ!!
海老名駅間地区のViNA GARDENS(ビナ ガーデンズ)で建設中の「(仮称)ファミリー棟」と「(仮称)ホテル温浴棟」2026年夏時点建設状況!!天然温泉のほか子育て・ペット関連の複合施設の建設が進む!!
なんばのクボタ旧本社跡地に建設される約1万2,500人収容の多目的アリーナ「(仮称)Kubota LaLa arena」!!街区名称は「Kubota field(クボタフィールド)」に決定!!
長崎駅前の県営バスターミナル一帯で計画が進む「大黒町地区第一種市街地再開発事業」!!バスターミナルを核としたホテル・商業・オフィスを備える新たな交通・都市拠点を形成へ!!
2階中央改札口やホームドアが本格供用開始された「相鉄線海老名駅改良工事」!!駅機能強化で神奈川県央の交通拠点が進化!!
村岡・深沢地区エリアに開業するショッピングセンター「MCUD・HASEKO Retail鎌倉梶原」!!2026年8月28日にカインズ、9月1日にライフが開業へ!!
千葉ニュータウンで建設が進む延床約3万㎡の大型データセンター「(仮称)Inzai5新築工事」!!AI・DX時代を支える新たなデジタルインフラ整備が本格化!!
昭島駅北口で総延床面積83万㎡超の巨大複合開発が本格始動する「ALFALINK東京昭島」!!物流・データセンター・公園からなる巨大複合開発が着工!!
成田スカイアクセス線・北千葉道路沿いの約100haを開発する「印旛中央地区」!!印旛日本医大駅周辺で新たな都市拠点形成へ向け事業化を検討!!
港北ニュータウン・中川駅近くのハウスクエア横浜跡地で計画が進む「(仮称)横浜市都筑区中川一丁目計画」!!東急不動産と東急による地上11階建て、総戸数526戸の大規模マンション!!
八重洲の円筒形をした換気塔「鍛冶橋換気所」の解体工事が開始!!首都高再編によって整備される「新京橋連結路」の工事が本格始動へ!!
名鉄西尾線西尾駅前で複合開発計画が浮上した「西尾駅西B地区市有地活用事業」!!駅前活性化へ実施事業者募集開始!!
千葉県流山市・流鉄流山線の流山駅前で建設が進む「流山駅前複合施設開発計画」!!西日本鉄道とパナソニックホームズによるサンリヤン流山パークナードと大型商業施設から構成!!

JR神戸駅周辺で進む「JR神戸駅・ハーバーロード周辺のまちづくり構想」!!駅前広場再整備やウォーカブルな道路空間の構築へ!!

神戸の玄関口であるJR神戸駅およびハーバーロード周辺は、かねてより「まちづくり活動の空白地帯」とされてきました。こうした状況を受け、地域まちづくり組織「みなと元町タウン協議会」は、令和3年6月に活動エリアをJR神戸駅前まで拡大。以降、地域の現状分析や課題抽出、将来像の検討を重ね、令和5年6月に「JR神戸駅・ハーバーロード周辺のまちづくり構想案最終案」が正式に承認されました。

本構想では、都市の顔としてふさわしい景観づくりや歩行者にやさしい空間整備など、複数の方針が掲げられており、地域住民や企業、神戸市が協働しながらまちの魅力向上と活性化を図っていく方針です。

→みなと元町タウン協議会 JR神戸駅・ハーバーロード周辺のまちづくり構想
→神戸市 神戸駅前広場・周辺道路のデザイン

JR神戸駅・ハーバーロード周辺のまちづくり構想の概要
  1. 構想の背景と目的
    JR神戸駅およびハーバーロード周辺は長らくまちづくりの空白地帯だったが、「みなと元町タウン協議会」が活動エリアを拡大し、地域活性化を目的とする構想を策定・承認。
  2. 3つのまちづくり基本方針
    ① 景観とにぎわい空間の創出
    ② 元町商店街・ハーバーランドをつなぐ南北動線の強化
    ③ 緑と光にあふれた快適な歩行者空間の整備
  3. 交通・回遊性の向上
    バス停の復活や歩行者動線の明確化により、駅周辺から商店街・港湾部へのアクセス性と回遊性を向上。
  4. 土地利用と再整備の方針
    再開発候補地の明示、機能更新による複合利用の推進、街の一体感と賑わいを生む空間設計を構想。
  5. 「ネットワーク構想」による都市演出
    「緑・灯り・バナー」の3要素を組み合わせ、統一感と魅力ある都市空間を創出し、来訪者の滞在意欲を高める。
  6. 地域組織による継続的取り組み
    協議会が中心となり、企業・行政と連携して長年の課題解決に取り組み、構想実現に向けた地域主導の体制を強化。
  7. 駅前広場と道路空間の再整備
    駅前に新設される駐輪場・ロータリーにより交通利便性が向上し、駅前空間は人が集う賑わいの場として再生される。

出典:神戸市

JR神戸駅・ハーバーロード周辺のまちづくり構想は、都市の特性や地域資源を活かしつつ、以下の3つを柱とするまちづくり基本方針を掲げています。

1つ目は、「神戸の顔にふさわしい景観とにぎわい空間の創出」です。高経年で老朽化した建物や低層の小規模ビルが密集するエリア、十分に活用されていない空き地や公共空間について、建替えや再整備を促進。都市としての魅力と品格を兼ね備えた景観へと更新していきます。

2つ目は、「元町商店街・ハーバーランドへの回遊拠点となる南北動線の強化」です。神戸駅前から周辺施設へのアクセスを明確にし、誘導サインや照明、バナーなどの設置によって、訪れる人々が歩いて楽しめる環境を整えます。これにより、駅から商店街・ハーバーエリアへの人の流れを生み出し、周遊性を高めていきます。

3つ目は、「緑と光にあふれた歩道空間の整備」です。既存の民有地緑地や建物前の空間を活用し、グリーンマルシェやポケットパークとして開放。街路の明るさや植栽の充実も含め、人々が安全かつ快適に歩ける魅力的な都市空間を目指します。

出典:神戸市

地域のにぎわいを支えるには、回遊性の高い交通ネットワークの構築が不可欠です。その一環として、元町商店街西口にかつて存在したバス停留所を復活させることが検討されています。これにより、商店街との連携が強化され、駅周辺の人の流れが活性化される見込みです。

また、JR神戸駅から元町商店街およびハーバーロードまでの南北動線を明確化し、歩いて楽しい通りづくりを推進します。緑や花に彩られた歩行者空間の整備、イベント開催を想定した広場設計により、来訪者が行き交い、滞在したくなるような魅力ある都市環境を整備します。

出典:神戸市
出典:神戸市

構想では、望ましい土地利用と再整備の考え方を示した全体構想図を作成。再開発が想定されるエリア、緑化空間、交通拠点の候補地などを可視化しています。

具体的には、クリスタルタワーと神戸中央郵便局の間や、モトコー再開発エリアなどでの機能更新が想定され、住宅・商業が混在する多機能的なまちづくりが検討されています。また、元町商店街からハーバーランドへと続く動線を中心に、シンボリックな広場やモニュメントの設置を通じて「賑わいの溢れ出し」を演出するなど、街全体の一体感と個性を両立させる方策が取られています。

また、駅前広場の再整備では、バスロータリーやタクシーロータリーの再編、地下駐輪場の整備によって生まれた新たな空間を、人が集い、憩うための広場へと生まれ変わらせます。地下街の吹き抜け空間には、木材を用いた大屋根を設置し、温かみと落ち着きを感じられる雰囲気を創出。さらに、地域のシンボルである湊川神社や、1930年開業の歴史的なJR神戸駅舎(三代目)との調和を意識したデザインにより、「神戸」の名にふさわしい高質で風格ある駅前景観を形成します。

「灯り」「緑」「バナー」の3つの要素を用いて、統一感のある都市空間を形成する「ネットワーク構想」も本計画の大きな柱です。これらを通じて、訪れる人に安心感・快適さ・賑わいを同時に提供する環境整備を目指します。

緑のネットワークでは、街路樹・植込み・フラワーポットなどを戦略的に配置。灯りのネットワークでは、歩行者空間の明るさと安全性を向上させ、夜間も賑わいを保てるよう整備します。さらに、バナーによる視認性の向上で商業施設やイベント情報を発信し、都市全体のにぎわいに貢献します。

出典:神戸市

「みなと元町タウン協議会」は、平成3年の設立以来、地域の景観まちづくりや市民協定づくりを通じて、長年にわたり地域と行政をつなぐ架け橋として活動してきました。特に阪神・淡路大震災後には、景観形成市民協定を策定し、沿道景観の質を維持・向上させるために地道な取り組みを継続しています。

また、長年の課題であったJR神戸駅前の「三角ゾーン」では、地元企業の協力を得ながら清掃活動や意見交換を重ね、徐々にまちづくり機運を高めてきました。この流れを受け、エリアを正式に拡大し、ワーキンググループによる「まちづくり構想」の策定へとつながっています。今後は、構想実現に向けて住民・企業・行政の連携をさらに強化し、地域主導の取り組みを着実に進めていく予定です。

現地にて撮影/出典:神戸市
現地にて撮影/出典:神戸市

神戸市は、神戸駅前にふさわしい高質で風格ある空間づくりを目指し、駅前広場と周辺道路の基本計画をもとに再整備を進めています。主な取り組みとして、地下タワー式駐輪場(市内初)を設けることで自転車利用者の利便性を大幅に向上。加えて、バスロータリーの移設や一般車・身障者用ロータリーの新設により、公共交通と民間交通のスムーズな乗り換え環境が実現されます。

さらに、再編によって生まれた空間は「人のための空間」として整備され、賑わいと交流の場としての機能も期待されます。駅前広場が単なる通過点ではなく、人々が立ち寄り、集い、滞在したくなるような場所となることで、まちの顔としての神戸駅の価値が一層高まることが見込まれます。

最終更新日:2025年6月14日

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