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遂に両渡り線の分岐器が設置!!岡山電気軌道の路面電車を約100m延伸して新たな停留場の整備を行う「岡山駅前広場への路面電車乗り入れ整備事業」!!

岡山市では、公共交通を軸とした持続可能な都市づくりを推進する取り組みの一環として、「岡山駅前広場への路面電車乗り入れ整備事業」を進めています。JR在来線や新幹線、路面電車、バス、タクシーが集中する岡山駅は、市内公共交通ネットワークの中核を担う存在であり、その交通結節機能の強化は長年の課題でした。

本事業では、岡山電気軌道の路面電車を岡山駅前広場内へ直接乗り入れさせるため、約100メートルの軌道延伸と新たな停留場の整備を行うとともに、駅前広場全体の再編と高度化を図っています。2026年1月時点では、駅前広場内において折り返し運行を可能とする両渡り線の分岐器が設置され、路面電車乗り入れ完成に向けた重要な工程が進展した段階にあります。

→岡山市 岡山駅前広場への路面電車乗り入れ整備事業について
→岡山電気軌道株式会社 岡山駅乗り入れプロジェクトに関して

岡山駅前広場への路面電車乗り入れ整備事業の概要

1.事業の位置づけ
岡山駅を核とする公共交通ネットワーク強化を目的とした基幹事業。
公共交通を軸とする持続可能な都市構造への転換。

2.路面電車の駅前広場乗り入れ
岡山電気軌道による駅前広場内への直接乗り入れ整備。
約100メートルの軌道延伸と新停留場の新設。

3.折り返し運行を可能とする軌道構造
駅前広場内に整備された両渡り線と分岐器。
2026年1月時点で確認された折り返し分岐器の設置段階。

4.駅前広場の再編と段階的整備
タクシー・一般車・公共交通のゾーニング再構築。
利用を継続しながら進められる段階的な広場更新。

5.利便性と安全性の向上効果
JRと路面電車の乗り換え距離短縮と時間削減。
横断動線解消による安全性およびバリアフリー性の向上。

6.利用者目線の空間整備
長庇や公共交通案内所による快適な移動環境整備。
雨天対応や分かりやすさを重視した駅前空間形成。

7.都心活性化への波及効果
回遊性向上による中心市街地への人流創出。
公共交通を基軸としたコンパクトな都心形成。

*2026年1月時点では旧乗車ホーム跡地に両渡り線の分岐器が設置されていた

岡山市では、人口減少や高齢化の進行を背景に、自家用車中心の移動から公共交通を基軸とした都市構造への転換が重要な政策課題となっています。なかでも岡山駅周辺は、市内外から多くの人が集まる都市の玄関口であり、交通結節機能の強化と移動環境の質的向上が強く求められてきました。

従来の岡山駅前電停は駅舎から一定の距離があり、地下道や横断歩道を経由する必要があったため、初めて訪れる人にとって分かりにくく、バリアフリーの観点からも課題を抱えていました。本事業は、こうした問題を解消し、乗り換えの円滑化と安全性の向上を図ることで、都心部の回遊性を高め、岡山中心市街地の活性化につなげることを目的としています。

*岡山駅前広場への路面電車乗り入れ整備事業の完成イメージ/出典∶岡山市
*現在の岡山駅前電停は旧降車ホームを利用したものとなっている

路面電車の岡山駅前広場への乗り入れにあたっては、駅前広場内に軌道を延伸し、新たな停留場を設ける計画が進められています。延伸距離は約100メートルで、限られた駅前空間の中に軌道や電停、歩行者動線を配置するため、慎重な設計と段階的な施工が行われています。

2026年1月時点では、軌道敷設が進み、旧乗車ホーム跡地に路面電車の折り返し運行を可能とする両渡り線の敷設が行われ、分岐器が設置されました。これにより、岡山駅を起点とした路面電車の運行に柔軟性が生まれ、将来的には東山本線や清輝橋線の運用効率向上や、ダイヤ調整の自由度拡大が期待されています。

*岡山駅前広場全体の再整備も進められているほか、駅前では再開発も進む
*岡山駅東口駅前広場交通案内所の新築工事も進んでいた

本事業では、路面電車の乗り入れ整備と並行して、岡山駅前広場全体の再整備が段階的に進められています。駅前広場では、タクシー、一般車、バス、路面電車といった交通機能を整理し、歩行者空間との明確な分離を図ることで、利用しやすく安全な空間構成を目指しているとのことです。

これまでに、2023年12月にはタクシーゾーンの整備が完了し、続いて2025年2月には一般車ゾーンの再編が完了しました。現在は、駅前広場中央部において地下街直上部の補強工事を行いながら、軌道工事や交差点改良工事が進められており、駅前広場を利用しながら整備を進めるという難易度の高い工程が続いています。

*岡山駅前広場への路面電車乗り入れ整備事業の完成イメージ/出典∶岡山市

路面電車が岡山駅前広場に直接乗り入れることで、JR岡山駅と路面電車電停との距離は大幅に短縮されます。これにより、乗り換えに要する時間は従来より約1分30秒から3分程度短縮される見込みで、地下道や横断歩道を通過する必要もなくなるため、安全性の向上にもつながります。

さらに、今後整備される長庇や公共交通案内所により、雨天時でも濡れずに移動できる環境が整い、視認性の高い案内機能によって初めて訪れる利用者にも分かりやすい駅前空間が実現されます。高齢者や観光客、車椅子利用者など、多様な利用者に配慮したバリアフリー動線の確保は、岡山駅前の利便性を大きく高める要素となります。

*軌道の敷設・延伸工事が着々と進み、岡山駅も目前に

2025年度から2026年度にかけては、路面電車の軌道工事を中心に、交差点改良や公共交通案内所、長庇、修景ゾーンなどの整備が順次進められる予定です。路面電車の岡山駅前広場への乗り入れは2026年度末の完成が見込まれており、その後も駅前広場全体の整備は継続して行われる計画となっています。

本事業は、単なる交通インフラの更新にとどまらず、駅前の回遊性向上や観光動線の強化、都心部のにぎわい創出に寄与するプロジェクトです。岡山城や後楽園方面へのアクセス性向上とあわせ、公共交通を基軸としたコンパクトな都心形成を進めるうえで、岡山市の将来像を象徴する重要な取り組みといえます。

過去の記事→岡山駅前広場へ路面電車を約100m延伸させ、乗り入れを行う「岡山駅前広場への路面電車乗り入れ整備事業」!!

最終更新日:2026年1月3日

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