都市開発ニュース
住友不動産が旧東京都知事公館跡地などで「(仮称)松濤マンション計画」に向けた解体工事に着手へ!!東急百貨店健康保険組合保健センター跡地も一体開発!!
品川駅西口の第一京浜で遂に工事が本格化した「東京メトロ南北線延伸(品川・白金高輪間)」!! 2030年代半ばの開業を目指して新たな地下鉄駅や駅前広場整備が進む!!
軌道第一次分割工事施行認可取得を受けて遂に工事着手を目指す「多摩都市モノレール延伸(上北台〜箱根ケ崎)事業」!!2030年代半ばの開業へ向け本格始動へ!!
2026年8月7日に博多駅前で開園する「明治公園」!!Park-PFIを活用した5つの広場と立体園路が生み出す未来志向の都市型公園!!
2027年度以降に工事着手を目指す「小田急電鉄総合車両所移転計画」!!伊勢原で進む次世代車両基地整備と新たな地域拠点形成!!
天神エリア近接地の那の津で建設が進む「ボートレース福岡パーク化事業」!!国内最大級の屋内スケートボードパークを整備へ!!
森ビルの虎ノ門ナンバービル群を一斉更新する大規模再開発「虎ノ門三丁目プロジェクト」!!事業区域が判明!?
西武新宿駅と新宿駅を結ぶ地下通路「新宿駅北東部地下通路線」が2027年度以降に事業着手へ!!新宿駅周辺の地下歩行者ネットワークが大幅に強化!!
エリア最大級の賃貸オフィスビルとして肥後大津駅前に建設される「(仮称)JR肥後大津ビル」!!TSMC進出で急成長する半導体都市を支える新たなビジネス拠点に!!
鉄骨建方が進む福岡空港直結の複合施設「福岡空港国内線複合施設及び既存ターミナルビル増改築工事」!!国内空港最大級の商業施設と空港直結ホテルが2027年夏開業!!
新秋津駅~秋津駅に全天候型乗換通路を整備へ!!JR東日本と西武鉄道が連絡線を活用した観光特急の直通運転を発表!!「パラレルワールド」の都市伝説で知られる乗換駅が大きく変わる!!
金沢・武蔵ヶ辻で複合施設への再開発構想が公表された「金沢スカイビル」!! 金沢エムザとANAホリデイ・イン金沢スカイが入る築50年超のランドマーク刷新へ!!
2028年まちびらきを目指して遂に造成工事に着手した「九州大学箱崎キャンパス跡地地区」!!日本最大級のスマートシティとして開発が進む!!
野村證券高輪研修センター跡地に約1.5haの大規模住宅開発始動!!2035年度竣工へ向けて進む高輪の新たな高級レジデンス計画「(仮称)高輪二丁目計画」!!
イオンレイクタウンに水辺の新名所誕生!!「レイクサイド ダイニング」「レイクサイド パーク」が2026年5月30日(土)開業へ!!
富士駅北口駅前広場整備の中核施設として整備される「(仮称)富士駅北口駅前公益施設」!!スタディ&ワークスペースやSTEAMラボ、富士山テラスを備える新たな市民活動拠点に!!
鉄骨建方が進み駅舎の全貌が見えてきたJR鹿児島本線「JR貝塚駅」!!2027年開業へ向けて橋上駅舎と自由通路が姿を現す!!
名鉄岐阜駅の旧商業施設「ect(イクト)」をリニューアル!! 再開発計画を見直し、2027年度に新たな商業施設として開業へ!!
新綱島駅前に歴史的建造物を活用した新たな木造商業拠点が誕生へ「(仮称)池谷家古民家周辺不動産活用プロジェクト」!!2026年秋開業予定!!
首都圏北東部に新たな鉄道路線構想「東京直結鉄道」!!東京メトロ有楽町線延伸で野田市・茨城県西南部へ広がる都心直結構想!!

上野公園南側一帯で計画が進む再開発事業や道路整備などのまちづくりを行う「湯島三丁目北東地区」!!事業協力者には三井不動産レジデンシャルが参画!!

湯島三丁目北東地区は、上野恩賜公園の南側に位置し、台東区との区境にあたる場所に広がっています。周辺には湯島天満宮や旧岩崎邸庭園といった歴史的資源が存在し、文化と伝統を感じさせる環境が形成されています。文京区では令和6年度から、この地区を対象に「湯島三丁目北東地区まちづくり基本方針」の策定に向けた検討を開始しました。目指すのは、地域の魅力を活かしながら、住民や来訪者が昼夜を問わず安心して過ごせる「粋なまち」の実現です。

2025年時点では、再開発準備組合が2023年12月に設立されており、事業協力者には三井不動産レジデンシャルが参画しています。現在のまちは細街路や老朽建築物が多く、防災面の不安が残されている一方、交通利便性の高さや商業のにぎわい、文化資源の豊かさといった強みも兼ね備えています。これらを融合させることで、今後は多様な世代が交流し、新しい価値を生み出す都市拠点の形成が期待されています。

→文京区  湯島三丁目地区

湯島三丁目北東地区再開発の概要
  1. 立地と環境
     湯島三丁目北東地区は、上野恩賜公園の南側に位置し、台東区との区境にあたる場所に広がる。周辺には湯島天満宮や旧岩崎邸庭園といった文化的・歴史的資源が集積している。
  2. 歴史と文化資源
     地域の特性として、学問の神様を祀る湯島天満宮や近代建築の名作である旧岩崎邸庭園など、伝統や文化を体感できる環境が備わっている。
  3. 交通利便性
     東京メトロ湯島駅やJR御徒町駅など複数路線の駅が徒歩圏内にあり、都心部の他地域からのアクセスに優れている。
  4. 現状の課題
     地区内には幅員の狭い道路や老朽化した建物が多く、防災面での不安がある。また、居住人口が少なく、昼間の人通りやにぎわいが不足している。
  5. 地域の強み
     交通利便性に加え、商業のにぎわいと豊かな文化資源をあわせ持っており、観光や交流を促すポテンシャルが高い。
  6. 検討の背景
     文京区は令和6年度から「湯島三丁目北東地区まちづくり基本方針」の策定に向けた検討を開始。住民や地権者と協力しながら将来像の共有を進めている。
  7. 目指す将来像
     住民や来訪者が昼夜を問わず安心して過ごせる「粋なまち」の実現を目指し、多様な世代が集い交流できる都市拠点の形成を図る。

*御徒町駅側から見た湯島三丁目北東地区の様子

湯島三丁目北東地区は、東京メトロ千代田線湯島駅をはじめ、JR御徒町駅や東京メトロ銀座線上野広小路駅など、複数の駅から徒歩圏内にあり、都心部ならではの交通利便性を誇ります。エリアの北側には上野恩賜公園、南には文京区の文化的拠点が広がり、湯島天満宮や旧岩崎邸庭園といった歴史的建造物が点在することで、観光と生活が交錯する独特の都市環境が形づくられています。

一方で、地区内の居住人口は約140人と少なく、宿泊施設や遊興施設が目立つため、日中は人通りが少なく静かな印象を与えます。夜には飲食や観光で一定のにぎわいが生まれますが、昼間と夜間の活動に偏りが見られることが、この地域特有の課題となっています。

出典∶文京区

文京区は令和3年度にこの地区の基礎調査を行い、その成果を踏まえて「湯島三丁目北東地区まちづくり基本方針」の策定を目指す取り組みを本格化しました。地域住民や地権者の意見を反映させるため、全5回にわたる検討会が計画され、その中でまちの課題や将来像が丁寧に議論されています。

*東京メトロ千代田線湯島駅が位置している

第2回検討会では「まちの将来像」をテーマに、住民から「安心して過ごせる場所を望む」「昼のにぎわいを創出したい」「地域の暮らしを犠牲にせず観光客とも共生できるまちに」といった多様な意見が出されました。これらの声を基に、第3回検討会では「基本方針(たたき台)」が示され、さらに具体的な方向性について議論が深められています。こうした段階的な合意形成のプロセスが、今後のまちづくりの基盤となります。

*南西側から見た湯島三丁目北東地区の北側エリアの様子
*北西側から見た湯島三丁目北東地区の南側エリアの様子

この地区には、いくつかの大きな課題が存在します。まず、幅員4メートル未満の細街路が多く、木造建築物が密集しているため、火災時の延焼や避難経路の確保といった防災面のリスクが懸念されます。また、昼間は人通りが少なく、空き店舗や活用されていない空間も見られるため、地域のにぎわい不足も指摘されています。

その一方で、駅や商業地が近く、歴史的な文化資源や緑豊かな空間に恵まれていることは大きな強みです。こうした強みを最大限に生かしながら、将来的には「昼夜を通じて活気があり、かつ防災性・居住性に優れた都市拠点」へと進化させることが求められています。基本方針の柱として掲げられているのは、①地域の魅力を生かしたにぎわいづくり、②誰もが歩きやすく快適に過ごせる環境整備、③周辺景観と調和したまち並み形成、④災害に強い安心安全な都市づくり、の4点です。

*北東側から見た湯島三丁目北東地区の南側エリアの様子
*南東側から見た湯島三丁目北東地区の北側エリアの様子

地区は大きく北側と南側に分けて検討が進められています。北側エリアは春日通りの拡幅や市街地再開発準備組合の活動が進行しており、将来的にはまちの顔として新しいにぎわいを担うことが期待されています。しかし現状では居酒屋や飲食店が中心で、昼間の人出が少なく、昼夜のにぎわいのバランスが課題です。今後は文化資源や交通利便性を活かしながら、観光客と地域住民の双方にとって魅力的なエリアに変えていくことが重要です。

*北側の仲町通りの様子
*南側の学問のみちの様子

一方、南側エリアは宿泊施設や商業施設、住宅が混在しており、さまざまな用途が入り組んでいます。そのため、防災拠点となるオープンスペースの確保や避難路の整備、歩行者が安心して通行できる道路環境づくりが課題です。用途の多様性を活かしつつ、安全性と快適性を高めることが、今後のまちづくりにおける大きなテーマとなります。

*再開発区域北側には上野公園や不忍池が位置している

検討会は全5回を予定しており、令和7年度に最終的な確認を経て「湯島三丁目北東地区まちづくり基本方針」が正式に策定される見込みです。行政だけでなく、地域住民や権利者、地元事業者が主体的に関わることが重視されており、パネル型説明会やニュースレターの発行など、情報共有や意見交換の仕組みも整えられています。

今後は、伝統や文化を大切にしながら、新たなにぎわいや人の流れを育み、安心して暮らせる環境を備えた都市空間の形成が目指されます。こうした取り組みにより、湯島三丁目北東地区は文京区東部の玄関口として、観光・商業・居住が調和する新しい都市拠点へと進化していくことが期待されています。

最終更新日:2025年11月15日

タイトルとURLをコピーしました