名古屋駅の南東側へ延びる1963年9月開業の地下街「ミヤコ地下街」で、新たな再開発プロジェクトが浮上しました。この地下街は、近鉄グループが運営する名古屋都ホテルとの連絡通路として開業しました。名前の由来も都ホテルにちなんでおり、開業当初から名古屋駅周辺のにぎわいを支える存在でした。
しかし、2000年に都ホテルが撤退すると、地下街の運営は変化の時を迎え、2003年に三井不動産へ売却。その後、名古屋鉄道子会社の名鉄産業が管理を引き継ぎ、現在に至ります。地下街は、錦通の地下に広がり、地下鉄東山線と隣接する便利な立地が特徴です。また、西端ではサンロードや新名フード地下街など他の地下街と接続しており、東端ではセンチュリー豊田ビルに繋がる広がりを見せています。
→中部経済新聞 名鉄、「ミヤコ地下街」再開発 名駅のにぎわい創出へ
計画の概要
- ミヤコ地下街の歴史と誕生背景
ミヤコ地下街は1963年、近鉄グループが運営する名古屋都ホテルとの連絡通路として開業し、ホテルにちなんで命名されました。 - 運営主体の変遷
2000年の名古屋都ホテル撤退後、地下街の運営は近鉄グループから三井不動産へ、さらに名古屋鉄道子会社の名鉄産業へと移行しました。 - 地下街の立地と構造
名古屋駅東側、錦通地下に広がり、地下鉄東山線と隣接。サンロードや新名フード地下街などと接続し、センチュリー豊田ビルまで延びています。 - 現在の再開発計画
名古屋鉄道は地下街を新たな商業エリアとして再開発中で、共用部改修やテナント誘致が進行中です。 - 地上との連動した開発計画
名鉄名古屋駅地区再開発と連携し、地上・地下街一体で名駅エリアの活性化を目指しています。 - 地下街の将来像
買い物や飲食だけでなく、地域の交流やにぎわいを生み出す新たな拠点としての進化が期待されています。
名古屋鉄道は現在、ミヤコ地下街を新たな商業エリアとして位置づけ、再開発に着手しています。すでに物件取得を完了し、共用部の改修を進めるとともに、魅力的なテナントの誘致を計画しています。これにより、ミヤコ地下街は地上の再開発計画「名鉄名古屋駅地区再開発」と連動し、名古屋駅周辺エリア全体のさらなる活性化を目指します。
地下街は、ショッピングや飲食の場としてだけでなく、人々が集まり交流する拠点として、新たな価値を生み出すことが期待されています。
ミヤコ地下街の「ミヤコ1出入口」です。愛知県名古屋市中村区名駅4丁目に建つ地上16階、地下2階、高さ79.00mの超高層ビル「エニシオ名駅」にも直結しています。
ミヤコ地下街からセンチュリー豊田ビル、シンフォニー豊田ビル、名古屋クロスコートタワー、ミッドランドスクエアを経由し、名駅の南側エリアを一周できる「地下環状ネットワーク」が2016年に整備されています。
ミヤコ地下街は名古屋駅エリアの過去と未来をつなぐ重要な存在です。これからの再開発がどのような新しい魅力を生み出すのか、地元住民や訪問者にとって目が離せないプロジェクトといえるでしょう。
最終更新日:2024年11月20日