神奈川県鎌倉市梶原にて、三菱商事都市開発と長谷工コーポレーションを中心とする共同事業体による「(仮称)鎌倉梶原商業施設計画」が着工しました。本計画は、「(仮称)鎌倉市梶原計画」として、旧・中外製薬工場跡地を活用し、商業施設と共同住宅を一体的に整備するもので、2026年夏の完成を目指しています。
そのうちの商業施設部分となる「(仮称)鎌倉梶原商業施設計画」には、スーパーマーケットやホームセンターが出店予定で、周辺住民の生活利便性向上を図ります。一方、共同住宅は約665戸を擁し、保育施設や集会室などを備えた住環境の充実を図るとともに、敷地内には提供公園や道路が整備され、防災拠点としての機能も担います。本事業は、2032年に開業予定のJR東海道線「村岡新駅(仮称)」から約1km圏内に位置し、将来のまちびらきと連動した新たな地域活性化の核となることが期待されています。
→三菱商事都市開発株式会社/株式会社長谷工コーポレーション 「(仮称)鎌倉梶原商業施設計画」着工のお知らせ
→鎌倉市 届出された大規模開発事業 R5-2
(仮称)鎌倉梶原商業施設計画/(仮称)鎌倉市梶原計画の概要
- 事業内容
旧・中外製薬工場跡地を活用し、商業施設と共同住宅を一体的に整備する再開発事業。2025年4月に着工し、2026年夏の竣工を予定。 - 事業者
三菱商事都市開発、長谷工コーポレーションのほか、総合地所、西日本鉄道、JR西日本プロパティーズ、積水化学工業、神奈川中央交通の7社による共同事業。 - 立地・アクセス
湘南モノレール「湘南深沢」駅から徒歩7分、2032年開業予定のJR東海道線「村岡新駅(仮称)」から約1km圏内に位置。周辺では土地区画整理事業が進行中。 - 商業施設の概要
延床面積約12,000㎡、鉄骨造・地上2〜3階建て。スーパーマーケットやホームセンターなどを核テナントとし、地域住民の日常利便性を向上。 - 共同住宅の概要
RC造・地上7階建て、総戸数665戸の住宅棟に加え、保育施設や集会室、防災倉庫、駐輪・バイク置場など14棟の付属施設を備える。ファミリー層向けの定住型住宅を計画。 - 防災・環境への配慮
敷地東側に防災機能を備えた提供公園を整備。北側には新川沿いの緑地を活かした環境保全も図り、安心・安全で自然とふれあえる住環境を形成。 - 都市整備との連携
鎌倉市都市マスタープランにおける「産業地・産業複合地」への位置付けに基づき、産業と住宅・商業が調和した持続可能なまちづくりを推進。

計画地は、湘南モノレール「湘南深沢」駅から徒歩7分の距離にあり、閑静な住宅街と緑に囲まれた環境に位置します。北側では土地区画整理事業も進行中で、周辺一帯が新たな都市空間として生まれ変わろうとしています。

(仮称)鎌倉市梶原計画は、将来の「村岡新駅(仮称)」からも徒歩圏内にあり、交通利便性の向上が見込まれます。広域からのアクセス性と地元の暮らしを支える拠点としての役割を兼ね備えた立地です。

計画では、商業施設1棟(鉄骨造地上2〜3階建)と共同住宅1棟(RC造地上7階建)、さらに14棟の付属施設から構成されます。住宅・商業・公共の各機能が敷地内でバランスよく配置されており、防災倉庫や提供公園、保育施設なども備える計画です。

模型からは、周囲の景観と調和する街並みと、建物が低層でゆとりある配置となっている様子がうかがえます。敷地内には歩行者の動線が重視され、子育て世代から高齢者まで、多様な人々が安心して暮らせる設計が随所に施されています。
最終更新日:2025年4月17日