物流不動産大手のプロロジスは、愛知県東海市にて計画中のマルチテナント型物流施設「プロロジスパーク東海1」について、2025年9月の着工、2027年5月の竣工を予定していると発表しました。本施設は、名鉄常滑線「太田川駅」近くの「東海太田川駅西土地区画整理事業」区域内に立地し、広域配送の利便性と地域との共生を兼ね備えた開発が進められます。併せて、隣接するBTS型施設「プロロジスパーク東海2」の計画も進行中で、両施設を通じたエリアの産業活性化が期待されています。
→プロロジス 愛知県東海市で計画中のマルチテナント型物流施設「プロロジスパーク東海1」を9月に着工
プロロジスパーク東海1の概要
1. プロジェクトの概要
プロロジスは愛知県東海市において、マルチテナント型物流施設「プロロジスパーク東海1」の開発を進めており、2025年9月に着工、2027年5月の竣工を予定している。本施設は、隣接して開発予定の「プロロジスパーク東海2」とともに、地域の産業物流の中核を担う拠点となる。
2. 立地と交通アクセス
名鉄常滑線「太田川駅」から徒歩約8分の立地にあり、伊勢湾岸道路や名古屋高速に近接。西知多道路の整備や仮称「大田IC」の新設により、中部国際空港へ約20分でアクセス可能な物流適地である。
3. 土地区画整理事業との連携
開発地は「東海太田川駅西土地区画整理事業」区域内に位置し、総面積約34.4haの再開発エリアには、商業施設や大学キャンパス、住宅、ホテルなどが計画されている。新たな交流・雇用の拠点として期待されるエリアである。
4. 施設の仕様と特徴
敷地面積約72,800㎡、延床面積約160,000㎡、地上4階建ての施設として開発され、ダブルランプウェイを備えた設計により大型車両の全階アクセスが可能。最小800坪からの分割対応も可能で、柔軟なテナント受け入れが可能。
5. 隣接施設との相互活用
隣接する「プロロジスパーク東海2」は、延床面積約63,700㎡のBTS型物流施設として開発予定で、冷凍・冷蔵設備や重量物対応といった特殊仕様にも対応。両施設ともに現在入居企業を募集している。
6. 地域貢献とまちづくり
敷地内には地域住民が利用できる広場の整備が予定されており、周辺企業との連携によって地域に活気をもたらす取り組みを進めている。物流施設としての機能に加え、地域社会との共生を重視した開発が特徴である。
7. 安全・環境への配慮
事業継続性と快適性を重視し、防災センターや非常用電源、衛星電話、緊急地震速報などを備えるほか、カフェテリアや喫煙室の整備、太陽光発電やセンサー照明の導入など、持続可能な施設運営に配慮した設計となっている。

「プロロジスパーク東海1」は、名古屋市中心部から約15km、名古屋高速を利用して約30分とアクセス性に優れ、東海JCTを起点に伊勢湾岸道・新東名・新名神高速道路に直結するなど、東西への広域配送を支える戦略的な立地にあります。西知多産業道路の全線開通により、中部国際空港へは約20分でアクセス可能になる見通しで、今後の物流効率化に大きく寄与することが見込まれます。また、将来的には新設予定の「大田IC」により、さらなる輸送利便性の向上が期待されます。

開発地面積は約72,800㎡、延床面積は約16万㎡におよぶ「プロロジスパーク東海1」は、4階建て構造で、ダブルランプウェイにより大型車両が全階層にアクセス可能です。最大で1フロア約10,000坪、最小で800坪の区画にも対応する柔軟な設計となっており、多様な物流ニーズに応えます。さらに、施設内には非常用電源、衛星電話、緊急地震速報などの防災設備を備えるほか、カフェテリアや喫煙室、太陽光発電システムなど、働く人々の快適性や環境負荷軽減にも配慮しています。

「プロロジスパーク東海1」は、約34.4haの区域を対象とする土地区画整理事業の一環として開発され、物流機能にとどまらないまちづくりの核としての役割も担います。周辺にはカインズの大型店舗やショッピングモール、日本福祉大学の新キャンパス、住宅やホテルなども計画されており、住・商・学・産が融合した新たな都市空間の創出が進められています。プロロジスは敷地内に地域住民が利用可能な広場も整備予定で、地域との共生を重視した開発姿勢が評価されています。
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最終更新日:2025年5月30日