都市開発ニュース
2026年6月13日(土)に新たな北改札・中央改札が使用開始される「モノレール浜松町駅」!!2030年頃の全面完成へ向けて進む大規模建替工事!!
茨城県つくば市・大和ハウス工業による570戸の大規模マンション等からなる複合開発「吾妻二丁目国家公務員宿舎跡地(70街区)」!!イオンの都市型商業施設「そよら」も出店へ!!
秋葉原エリアで計10棟・3.2万㎡の解体工事が始動した「TOPPAN台東地区」!!TOPPAN創業地で大規模な建替計画が進む!!
住友不動産が旧東京都知事公館跡地などで「(仮称)松濤マンション計画」に向けた解体工事に着手へ!!東急百貨店健康保険組合保健センター跡地も一体開発!!
品川駅西口の第一京浜で遂に工事が本格化した「東京メトロ南北線延伸(品川・白金高輪間)」!! 2030年代半ばの開業を目指して新たな地下鉄駅や駅前広場整備が進む!!
軌道第一次分割工事施行認可取得を受けて遂に工事着手を目指す「多摩都市モノレール延伸(上北台〜箱根ケ崎)事業」!!2030年代半ばの開業へ向け本格始動へ!!
2026年8月7日に博多駅前で開園する「明治公園」!!Park-PFIを活用した5つの広場と立体園路が生み出す未来志向の都市型公園!!
2027年度以降に工事着手を目指す「小田急電鉄総合車両所移転計画」!!伊勢原で進む次世代車両基地整備と新たな地域拠点形成!!
天神エリア近接地の那の津で建設が進む「ボートレース福岡パーク化事業」!!国内最大級の屋内スケートボードパークを整備へ!!
森ビルの虎ノ門ナンバービル群を一斉更新する大規模再開発「虎ノ門三丁目プロジェクト」!!事業区域が判明!?
西武新宿駅と新宿駅を結ぶ地下通路「新宿駅北東部地下通路線」が2027年度以降に事業着手へ!!新宿駅周辺の地下歩行者ネットワークが大幅に強化!!
エリア最大級の賃貸オフィスビルとして肥後大津駅前に建設される「(仮称)JR肥後大津ビル」!!TSMC進出で急成長する半導体都市を支える新たなビジネス拠点に!!
鉄骨建方が進む福岡空港直結の複合施設「福岡空港国内線複合施設及び既存ターミナルビル増改築工事」!!国内空港最大級の商業施設と空港直結ホテルが2027年夏開業!!
新秋津駅~秋津駅に全天候型乗換通路を整備へ!!JR東日本と西武鉄道が連絡線を活用した観光特急の直通運転を発表!!「パラレルワールド」の都市伝説で知られる乗換駅が大きく変わる!!
金沢・武蔵ヶ辻で複合施設への再開発構想が公表された「金沢スカイビル」!! 金沢エムザとANAホリデイ・イン金沢スカイが入る築50年超のランドマーク刷新へ!!
2028年まちびらきを目指して遂に造成工事に着手した「九州大学箱崎キャンパス跡地地区」!!日本最大級のスマートシティとして開発が進む!!
野村證券高輪研修センター跡地に約1.5haの大規模住宅開発始動!!2035年度竣工へ向けて進む高輪の新たな高級レジデンス計画「(仮称)高輪二丁目計画」!!
イオンレイクタウンに水辺の新名所誕生!!「レイクサイド ダイニング」「レイクサイド パーク」が2026年5月30日(土)開業へ!!
富士駅北口駅前広場整備の中核施設として整備される「(仮称)富士駅北口駅前公益施設」!!スタディ&ワークスペースやSTEAMラボ、富士山テラスを備える新たな市民活動拠点に!!
鉄骨建方が進み駅舎の全貌が見えてきたJR鹿児島本線「JR貝塚駅」!!2027年開業へ向けて橋上駅舎と自由通路が姿を現す!!

遂に始動した新金線の旅客化構想!!BRT導入で新小岩〜金町間を2030年代後半に開通へ!!

葛飾区は、新小岩と金町を結ぶ貨物支線「新金線」を活用した新たな地域交通として、BRT(バス高速輸送システム)を2030年代後半の段階的開通を目標に整備する方針を明らかにしました。令和7年12月15日に開催された地域交通政策推進特別委員会において、「新金線を活用した新たな交通システム整備構想(案)」が公表され、長年にわたり検討が続けられてきた新金線旅客化構想が、鉄軌道に限定しない現実的かつ早期実現を重視した新たなフェーズへと移行したことが示されました。

BRT化に伴い、金町から高砂、新小岩がシームレスにつながり、利用者数は約29,000~30,000人/日を想定、概算事業費は約320~560億円と、事業性はB/Cが1.1~1.7と1を上回る水準となっています。高齢社会の進展や脱炭素化への対応、南北交通の脆弱性といった地域課題を背景に、新金線の複線用地という既存ストックを活かしながら、新小岩・金町・高砂を結ぶ新たな基幹交通ネットワークの構築を目指します。

→葛飾区 新金線の旅客化検討
→葛飾区議会

新金線旅客化によるBRT整備構想の概要
  1. BRT導入を軸とした整備方針の明確化
     新金線を活用した新たな地域交通として、鉄軌道に限定しないBRT(バス高速輸送システム)中心の整備方針。
  2. 2030年代後半の段階的開通を目標とする事業推進
     事業化計画の策定を経た、2030年代後半頃の段階整備による開通目標。
  3. 長年の検討を踏まえた実現性重視の判断
     新金線旅客化検討委員会での議論や報告書を踏まえた、事業性および早期実現性を重視した方針決定。
  4. 新金線複線用地という既存インフラの有効活用
     既存の複線用地を最大限に活用し、新たな用地取得を抑えた交通ネットワーク整備。
  5. 金町・高砂・新小岩を結ぶ南北基幹交通の形成
     区内主要拠点を南北につなぐ、新たな基幹的地域交通ネットワークの構築。
  6. 課題区間に対応した段階的整備手法の採用
     金町駅周辺や国道6号交差部などの課題を踏まえた、一般道路活用を含む段階的整備。
  7. 持続可能な地域発展とまちづくりへの貢献
     高齢社会や脱炭素社会への対応を見据えた、沿線活性化と都市機能創出に資する交通基盤整備。

出典:葛飾区

新金線の旅客化について、葛飾区は長年にわたり多角的な検討を重ねてきました。令和4年8月には、区、鉄道事業者、学識経験者などで構成される「新金線旅客化検討委員会」を設置し、LRTや鉄道、専用道型交通など複数の整備手法を比較検討してきました。

令和7年1月にまとめられた検討委員会報告書では、定時性や速達性といった機能面では鉄軌道系の評価が高い一方、国道6号との平面交差、金町駅周辺での高架化、事業費の増大といった課題が顕在化しました。こうした結果を踏まえ、区は事業性や早期実現性を重視し、BRTを中心とした整備手法を軸に検討を進める方針を明確にしています。

出典∶葛飾区

今回示された整備構想では、新金線の複線用地を活用して鉄道施設から独立した専用道を整備し、BRTによる新たな交通システムを構築することが基本方針とされています。一方で、金町駅付近への接続や国道6号との交差といった課題を踏まえ、北側区間については一般道路を活用する段階的整備を優先的に検討し、早期開通を目指す考え方も示されました。この手法により、将来的な専用道整備による機能向上を見据えつつ、現実的な事業スケジュールのもとで段階的にネットワークを形成していくことが可能となります。

*金町駅前の様子。タワーマンションが建ち並び東京理科大学葛飾キャンパスなども立地する

新金線BRTは、単なる移動手段にとどまらず、南北を結ぶ新たな基幹交通としての役割が期待されています。需要に対応する輸送力を確保するため、連節車両の導入を想定し、ピーク時は1時間あたり10本、オフピーク時でも6本という高頻度運行を計画しています。

また、専用道整備による定時性・速達性の確保、駅施設での事前料金収受、複数ドアによるスムーズな乗降など、BRTならではの機能を最大限に活かす方針です。加えて、バリアフリーに配慮した駅施設、わかりやすい運行情報案内、他交通モードとの連携により、誰もが快適に利用できる地域交通ネットワークの構築を目指します。

*新小岩駅前の様子。駅周辺には商店街や繁華街が広がる商業地域が形成されている

整備・運行手法としては、葛飾区が専用道や駅、車両を整備・保有し、民間事業者または第三セクターが運行・管理を担う「公設型上下分離方式」の採用を前提に検討が進められます。今後は、令和7年度中に整備構想を策定し、令和8年度以降に事業化計画に向けた調査・検討を実施、令和10年度には事業化計画を取りまとめる予定です。

その後、段階的整備を進めながら、2030年代後半頃の開通を目標に事業を推進するとしています。区は今後も、関係機関や地域住民と連携しながら、新金線BRTを軸としたまちづくりと地域活性化を一体的に進めていく考えです。

最終更新日:2025年12月24日

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