都市開発ニュース
瀬戸市が推進する地域共創型まちづくり「旧深川小学校跡地や宮前公園で交流拠点の形成」!!多世代交流と新たな賑わい創出へ!!
開業1周年目前で存在感高まる「JR青森駅東口ビル」!!コンパクトシティの先駆け・青森に賑わい創出の新拠点!!
赤池駅・日進駅・米野木駅周辺のまちづくりが本格始動「日進市におけるまちづくりに関する包括連携協定」!!PLTグループにより地域経済活性化と持続可能な都市形成へ!!
兵庫県庁建替と都市再編が本格化「兵庫県新庁舎等整備プロジェクト」!!モトキタエリアの未来像が動き出す!!
大分駅周辺の未来像を描く民間提案が集結「大分駅東大規模公有地(22街区・54街区)」!!超高層や低層建築など様々な形態の提案概要が公表!!
開業から1年を迎えたTXつくば駅直結の新拠点「d_ll TSUKUBA(ディールつくば)」・「大和ハウスつくば駅前ビル」!!駅前の賑わいと環境配慮を両立する複合開発!!
みらい平とみどりのの間で整備が進む約70.3haの大規模工業団地「圏央道インターパークつくばみらい」!!造成が完了して遂に産業系施設建設へ!!
JR和歌山駅西側で大規模再開発計画「和歌山駅前友田町3丁目地区市街地再開発事業」!!タカラレーベンによる複合開発に!!
秋葉原エリアにも木造ハイブリッド構造オフィスビルが誕生!!「KiGi AKIHABARA」の外観が遂に姿を現す!!
東武野田線(東武アーバンパークライン)の清水公園駅〜梅郷駅間を高架化した「東武野田線(野田市)連続立体交差事業」!!2026年度に完成へ!!
豊かな自然に囲まれた600~700戸規模の新たな街づくり「(仮称)みらい平東地区土地区画整理事業」!!戸建住宅中心の良好な住環境に!!
モニュメント・飛翔跡地を含む名古屋駅桜通口の広場を再整備する「名古屋駅東側駅前広場デザイン計画」!!人中心の交流拠点へ転換し“名古屋らしさ”を体現!!
新宿駅と西新宿の超高層ビル群を結ぶ都市軸を再編する「西新宿グランドモール(4号街路)デザインコンセプト」!!人中心のウォーカブルな都市空間に!!
1931年竣工の被爆建物として知られる歴史的建築物「広島大学旧理学部1号館」の保存・活用!!完成は2034年度へ延長、平和に関する知の拠点として再生へ!!
東武野田線野田市駅西側一帯で進む市街地再編「野田市駅西土地区画整理事業」!!都市機能と伝統の醤油産業が共存する新たな玄関口に!!
遂に始動!?秋田駅前一帯の「秋田駅前北第二地区第一種市街地再開発事業」!!緑屋ビル建替えで再始動!!
トフロム ヤエスの地下に誕生した「バスターミナル東京八重洲第2期エリア(地下A)」が開業!!将来は第3期含め20バースの国内最大級高速バスターミナルへ進化!!
ボーリング調査が着手された日本最大級の創薬研究拠点の増築計画「湘南ヘルスイノベーションパーク 新棟増築プロジェクト」!!村岡新駅(仮称)の駅前に一大研究拠点形成へ!!
大分県と愛媛県を結ぶ巨大構想「豊予海峡ルート」がついに始動か!?長大道路海底トンネルの検討結果を公表!!
広島三越・天満屋一帯を再開発して大規模複合施設を建設する「中区胡町5番地区再開発事業」!!事業協力者決定で実現へ一歩前進!!

遂に始動した新金線の旅客化構想!!BRT導入で新小岩〜金町間を2030年代後半に開通へ!!

葛飾区は、新小岩と金町を結ぶ貨物支線「新金線」を活用した新たな地域交通として、BRT(バス高速輸送システム)を2030年代後半の段階的開通を目標に整備する方針を明らかにしました。令和7年12月15日に開催された地域交通政策推進特別委員会において、「新金線を活用した新たな交通システム整備構想(案)」が公表され、長年にわたり検討が続けられてきた新金線旅客化構想が、鉄軌道に限定しない現実的かつ早期実現を重視した新たなフェーズへと移行したことが示されました。

BRT化に伴い、金町から高砂、新小岩がシームレスにつながり、利用者数は約29,000~30,000人/日を想定、概算事業費は約320~560億円と、事業性はB/Cが1.1~1.7と1を上回る水準となっています。高齢社会の進展や脱炭素化への対応、南北交通の脆弱性といった地域課題を背景に、新金線の複線用地という既存ストックを活かしながら、新小岩・金町・高砂を結ぶ新たな基幹交通ネットワークの構築を目指します。

→葛飾区 新金線の旅客化検討
→葛飾区議会

新金線旅客化によるBRT整備構想の概要
  1. BRT導入を軸とした整備方針の明確化
     新金線を活用した新たな地域交通として、鉄軌道に限定しないBRT(バス高速輸送システム)中心の整備方針。
  2. 2030年代後半の段階的開通を目標とする事業推進
     事業化計画の策定を経た、2030年代後半頃の段階整備による開通目標。
  3. 長年の検討を踏まえた実現性重視の判断
     新金線旅客化検討委員会での議論や報告書を踏まえた、事業性および早期実現性を重視した方針決定。
  4. 新金線複線用地という既存インフラの有効活用
     既存の複線用地を最大限に活用し、新たな用地取得を抑えた交通ネットワーク整備。
  5. 金町・高砂・新小岩を結ぶ南北基幹交通の形成
     区内主要拠点を南北につなぐ、新たな基幹的地域交通ネットワークの構築。
  6. 課題区間に対応した段階的整備手法の採用
     金町駅周辺や国道6号交差部などの課題を踏まえた、一般道路活用を含む段階的整備。
  7. 持続可能な地域発展とまちづくりへの貢献
     高齢社会や脱炭素社会への対応を見据えた、沿線活性化と都市機能創出に資する交通基盤整備。

出典:葛飾区

新金線の旅客化について、葛飾区は長年にわたり多角的な検討を重ねてきました。令和4年8月には、区、鉄道事業者、学識経験者などで構成される「新金線旅客化検討委員会」を設置し、LRTや鉄道、専用道型交通など複数の整備手法を比較検討してきました。

令和7年1月にまとめられた検討委員会報告書では、定時性や速達性といった機能面では鉄軌道系の評価が高い一方、国道6号との平面交差、金町駅周辺での高架化、事業費の増大といった課題が顕在化しました。こうした結果を踏まえ、区は事業性や早期実現性を重視し、BRTを中心とした整備手法を軸に検討を進める方針を明確にしています。

出典∶葛飾区

今回示された整備構想では、新金線の複線用地を活用して鉄道施設から独立した専用道を整備し、BRTによる新たな交通システムを構築することが基本方針とされています。一方で、金町駅付近への接続や国道6号との交差といった課題を踏まえ、北側区間については一般道路を活用する段階的整備を優先的に検討し、早期開通を目指す考え方も示されました。この手法により、将来的な専用道整備による機能向上を見据えつつ、現実的な事業スケジュールのもとで段階的にネットワークを形成していくことが可能となります。

*金町駅前の様子。タワーマンションが建ち並び東京理科大学葛飾キャンパスなども立地する

新金線BRTは、単なる移動手段にとどまらず、南北を結ぶ新たな基幹交通としての役割が期待されています。需要に対応する輸送力を確保するため、連節車両の導入を想定し、ピーク時は1時間あたり10本、オフピーク時でも6本という高頻度運行を計画しています。

また、専用道整備による定時性・速達性の確保、駅施設での事前料金収受、複数ドアによるスムーズな乗降など、BRTならではの機能を最大限に活かす方針です。加えて、バリアフリーに配慮した駅施設、わかりやすい運行情報案内、他交通モードとの連携により、誰もが快適に利用できる地域交通ネットワークの構築を目指します。

*新小岩駅前の様子。駅周辺には商店街や繁華街が広がる商業地域が形成されている

整備・運行手法としては、葛飾区が専用道や駅、車両を整備・保有し、民間事業者または第三セクターが運行・管理を担う「公設型上下分離方式」の採用を前提に検討が進められます。今後は、令和7年度中に整備構想を策定し、令和8年度以降に事業化計画に向けた調査・検討を実施、令和10年度には事業化計画を取りまとめる予定です。

その後、段階的整備を進めながら、2030年代後半頃の開通を目標に事業を推進するとしています。区は今後も、関係機関や地域住民と連携しながら、新金線BRTを軸としたまちづくりと地域活性化を一体的に進めていく考えです。

最終更新日:2025年12月24日

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