最新の都市開発ニュース
愛知県長久手市・旧し尿処理施設「香流苑」跡地に総戸数256戸の大規模マンション「市有地(上川原地内)活用」!!藤が丘駅徒歩圏に2030年3月完成へ!!
静岡市のJR清水駅前で計画が進む高層複合庁舎「新清水庁舎建設基本計画」!!PPP手法を採用して行政機能のみならずホテルやオフィス、商業施設も整備へ!!
遂に公式サイトも公開されて着工した(仮称)村岡新駅近くで建設が進む総戸数645戸の大規模マンション「ルネ鎌倉深沢」!!隣接地に「(仮称)鎌倉梶原商業施設」の建設も進む!!
JR東静岡駅北口市有地に建設される約1万席規模のアリーナ「静岡市アリーナ整備・運営事業」!!NTTドコモを代表とするグループが落札し、2030年4月の供用開始を目指す!!
流山おおたかの森駅前の流山おおたかの森S・Cを増築する「流山おおたかの森S・C増築計画」!!2027年完成へ向け商業機能をさらに拡充、森のタウンセンターが新たな進化へ!!
松山駅周辺交通結節点整備としてバスタプロジェクトも進む松山駅周辺約16.7haの大規模開発「松山駅周辺土地区画整理事業」!!西口ではマンション計画も浮上し、路面電車の延伸計画も!!
千住大橋駅前に賃貸住宅と商業施設の複合ビルを建設する「千住大橋駅前用地活用事業」!!大和ハウス工業などにより建設が進められ、2029年4月頃の竣工を目指す!!
JR松山駅南西側の車両基地跡地に5,000席以上アリーナを建設する「松山市車両基地跡地広域交流拠点施設」!!スポーツ・文化・防災を結節する新たな複合都市拠点構想が本格始動!!
愛知県知多市・名鉄常滑線朝倉駅西口一帯を3街区に分けて大規模に更新する「朝倉駅周辺整備事業」!!新市庁舎やホテル、図書館などを集積した新たな都市拠点に!!
竹ノ塚駅東口のURの団地や竹ノ塚T BOX一帯を大規模に再開発する「竹ノ塚駅東口地区再開発」!!令和8年度以降の都市計画決定を見据えて検討が進む!!
遂に日本一高いスタバが記録更新へ!!東京スカイツリーイーストタワー30階に「スターバックス リザーブ® カフェ東京スカイツリータウン30F店」が2026年3月10日(火)オープン!!
松山市中心市街地・大街道に建つ伊予鉄会館を建て替える「(仮称)伊予鉄一番町センタービル新築計画」!!2026年春に既存建物の解体工事に着手して2028年末の竣工へ!!
香川県丸亀市・丸亀城北側一帯に都市拠点を形成する「丸亀市大手町地区4街区南街区再編整備」!!新市民会館のTHEATRE MAdo(シアターマド)も令和8年9月6日に開館へ!!
東京都東村山市・興和 東京創薬研究所跡地で建設が進む複合開発「(仮称)東村山市野口町計画新築工事」!!ベイシアを核としたSCと大規模マンション建設へ!!
名鉄名古屋本線の名鉄岐阜駅~岐南駅間を高架化する「名鉄名古屋本線加納駅・茶所駅付近連続立体交差事業」!!加納駅と茶所駅は廃止され統合駅を新設へ!!
東武アーバンパークライン・大和田駅周辺約50.6haで進められている「大和田特定土地区画整理事業」!!令和8年4月には区域内に大和田小学校が開校へ!!
愛知県が中部国際空港(セントレア)の空港島東側約50haに統合型リゾート(IR)の誘致検討を再開!!大規模MICEや宿泊施設、商業・エンタメ、カジノなどを含む一体整備構想!!
「成田スカイアクセス線」鎌ヶ谷駅~印旛日本医大駅間を複々線化する構想が浮上!!旧成田新幹線計画跡地を活用し、都心~成田空港間の速達性と沿線利便性を大幅強化か!?
大阪府吹田市・万博記念公園駅前の約16.9haで計画が進む「(仮称)万博記念公園駅前周辺地区活性化事業」!!約1.8万人収容のアリーナを中心としたスポーツ・文化・商業・住宅が融合する複合都市拠点形成へ!!
デザインアンケートが実施されている東武アーバンパークライン・大和田駅「大和田駅の橋上駅舎化および南北自由通路の設置」!!橋上駅舎化のほか駅前広場整備も計画中!!

福岡県福岡市東区で進む約56ヘクタールの大規模都市開発「九州大学箱崎キャンパス跡地地区」!!2028年度に第1期まちびらき、2036年度までにまちの概成へ!!

福岡県福岡市東区の九州大学箱崎キャンパス跡地地区では、2028年度に第1期のまちびらきが予定されており、2036年度までにまちの概成を目指した大規模な再開発事業が進められています。本事業は、約100年にわたり九州大学が立地してきた歴史を受け継ぎつつ、箱崎が有する千年以上の文化的背景と融合した新たな都市拠点を創出するものです。

福岡市、九州大学、UR都市機構、そして住友商事を代表とする民間事業者グループが連携する官・学・民一体のプロジェクトとして、総面積約56ヘクタール(区画整理区域約23.4ヘクタール、南エリア事業企画提案区域約28.5ヘクタール)で「FUKUOKA Smart East」の実現に向けた先導的なまちづくりが展開されます。

→住友商事九州株式会社 九州大学箱崎キャンパス跡地に国内最大級のスマートシティ開発
→福岡市 九州大学箱崎キャンパス跡地のまちづくり
→福岡市 令和7年 福祉都市委員会 第5回定例会 九州大学箱崎キャンパス跡地の事業基本計画(案)の概要について
→福岡市 令和7年 福祉都市委員会 第5回定例会 九州大学箱崎キャンパス跡地の事業基本計画(案)の概要について2
→国立大学法人九州大学 第1回 九州大学箱崎キャンパス跡地地区における事業基本計画書に係る審議委員会

九州大学箱崎キャンパス跡地地区の概要

1.再開発事業の位置づけ
九州大学箱崎キャンパス跡地を活用した官・学・民連携の大規模再開発事業。
2028年度まちびらき、2036年度まち概成を目指す次世代都市拠点の形成。

2.計画理念と将来像
百年にわたる九州大学の知的蓄積と箱崎千年の歴史文化を継承するまちづくり。
イノベーション創出と高質なライフスタイルが共存する都市モデルの構築。

3.FUKUOKA Smart Eastの先導地区
最先端技術とデータ活用による持続可能な都市運営の実証フィールド。
箱崎から市全体、さらに広域展開を見据えたスマートシティ構想。

4.多様な都市機能の集積
業務・研究、交流・にぎわい、生活支援、医療・福祉、教育、居住の複合配置。
イノベーション拠点や食の交流拠点を核とした都市機能の高度化。

5.段階的整備と住宅供給
第1期まちびらきを皮切りとした段階的な施設整備と街区形成。
多世代・多様なライフスタイルに対応する住宅ストックの計画的供給。

6.みどりと歩行者重視の都市空間
歩行者ネットワーク「歩の軸」と広場を中心とした回遊性の高い都市構造。
緑化率約40%、1万本超の樹木による記憶と景観を継承する街並み形成。

7.スマートサービスとまちづくりマネジメント
共通IDとデータ連携基盤による一人ひとりに最適化された都市サービス。
エリアマネジメントとイノベーション支援を担う持続的運営体制の構築。


出典:福岡市/国立大学法人九州大学/住友商事株式会社/独立行政法人都市再生機構

箱崎キャンパス跡地の活用検討は、2010年に周辺4校区から跡地利用の提案が行われたことから本格化しました。2013年には跡地利用将来ビジョンが提言され、2015年に跡地利用計画が策定されています。

その後、地域代表、学識経験者、経済界などの意見を反映しながら検討が進められ、2018年にはまちづくりの基本方針となるグランドデザインが策定されました。用途地域の見直しや区画整理、公園整備などの都市基盤整備も段階的に実施され、2023年には土地利用事業者の公募が開始されました。
2024年4月には、住友商事株式会社を代表とする企業グループが優先交渉権者に選定され、現在は事業基本計画(案)の具体化と都市計画手続きが進められています。

出典:福岡市
出典:福岡市

グランドデザインでは、九州大学が百年にわたり存在した地としてのブランド力や、広大な敷地、JR新駅設置などの交通利便性といった強みを最大限に生かすことが掲げられています。働く人、学ぶ人、住む人、訪れる人が交差し、イノベーションを生み出す新たな拠点の創出が基本理念です。

また、箱崎の歴史や文化を大切にしながら、高質で快適なライフスタイルと都市空間を実現し、未来に誇れるまちを創造していくことが目標とされています。これらを具現化するコンセプトが「FUKUOKA Smart East」であり、箱崎地区での取り組みを先駆けとして、市全体、さらには市域を超えた展開を目指しています。

出典:福岡市/国立大学法人九州大学/住友商事株式会社/独立行政法人都市再生機構

事業基本計画(案)では、「業務・研究」「交流・にぎわい」「生活支援」「医療・福祉」「教育」「居住」といった多様な都市機能を、平面・立体・複合的につなぐ形で配置する方針が示されています。

業務・研究機能としては、次世代通信技術を活用したIOWN構想研究拠点を核とするイノベーション拠点「BOX FUKUOKA」が整備され、研究機関や企業が集積する知的創造の場が形成されます。
交流・にぎわい機能では、日本最大級の食のエンターテインメント拠点「フクオカサステナブルフードパーク」が計画され、国内外から人を惹きつける新たな交流の核となります。

出典:福岡市/国立大学法人九州大学/住友商事株式会社/独立行政法人都市再生機構
出典:福岡市/国立大学法人九州大学/住友商事株式会社/独立行政法人都市再生機構

まちづくりは段階的に進められ、2028年度の第1期まちびらきでは、イノベーション拠点やフードパークなど、まちの中心となる施設が先行して開業する予定です。その後も各種施設の整備が順次進められ、2036年度にはまちの概成が見込まれています。

住宅については、ファミリー向け分譲住宅をはじめ、単身者向け賃貸住宅、学生寮、企業寮、高齢者向け住宅など、多様な住まいが供給される計画です。多世代が共に暮らし、交流できる都市構造が形成されます。特にファミリー向け共同住宅に関しては、2028年度以降、南エリアから年度ごとに約250戸ずつ供給され、最終的には合計2,000戸規模となる見込みです。規模としては、地上5階程度の中層から地上18階、高さ60m程度の高層まで板状の大規模マンションが数十棟規模で建ち並びます。

出典:福岡市/国立大学法人九州大学/住友商事株式会社/独立行政法人都市再生機構

都市空間の整備では、歩行者動線と広場、みどり空間の確保が重視されています。まちの骨格となる歩行者ネットワーク「歩の軸」を中心に、周辺地域とつながる街角広場や、交流・発信・実証の場となる広場が整備されます。敷地全体では緑化率約40%を目標とし、1万本以上の樹木を確保する計画です。九州大学時代の歴史的資源や既存樹木を生かした景観形成により、記憶を継承する街並みが創出されます。

出典:福岡市/国立大学法人九州大学/住友商事株式会社/独立行政法人都市再生機構
出典:福岡市/国立大学法人九州大学/住友商事株式会社/独立行政法人都市再生機構

環境面では、建築物のZEB・ZEH化や再生可能エネルギーの活用、水素利活用などを通じて、カーボンニュートラルの実現を目指します。エネルギーマネジメントにより、電力使用量やCO₂削減効果を可視化し、効率的な運用が図られます。防災面では、防災活動拠点や一時滞在施設、非常用エネルギーの確保などにより、災害時にも地域を支える拠点としての機能を担います。平常時と非常時の両面で安全・安心を支える都市づくりが進められます。

本地区では、共通IDとデータ連携基盤を活用したスマートサービスが導入されます。健康、移動、防災、買物などの分野において、利用者一人ひとりに最適化されたサービスの提供が可能となり、利便性と生活の質が向上します。

また、まちびらきにあわせて設立される「箱崎まちづくりマネジメント組織」が、エリアマネジメント、スマートサービスの運営、イノベーション導入支援を担い、地域と連携しながら持続的なまちの発展を支えていきます。九州大学箱崎キャンパス跡地地区は、福岡市東部の将来像を示す象徴的なプロジェクトとして、今後も高い注目を集めることになりそうです。

最終更新日:2025年12月19日

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